三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 倫理学B
りんりがくびー
Ethics B
授業テーマ 「情」と「理」
単位数 2 単位
ナンバリングコード
gedu-libr-ETHI1121-001
開放科目 非開放科目    
分野 歴史・文化
分類・領域

教養統合科目・地域理解・日本理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 火曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 遠山 敦(人文学部)

THOYAMA Atsushi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本近世の思想動向は、中国朱子学の「理」的世界観・人間把握の受容とそれに対する様々な変容や批判によって彩られている。本講では、そうした朱子学の理解の上に、伊藤仁斎や荻生徂徠といった古学派と、賀茂真淵や三重松阪の人である本居宣長を中心とする国学の思想運動とに焦点を当て、彼らが人間の「情」的側面を「理」に対してどのように対置しようとしたのかを明らかにする。
学修の目的 儒教と国学について、基本的な理解を得るとともに、そこでは「情」が「理」との関係でどのように考えられていたのかを理解することができる。またそれを通じて、人間の道徳的な本性に関して、考える力を養うことができる。
学修の到達目標 儒教及び国学について基本的な知識をえることができる。また現代では「感性」という範疇で考えられる「情」について、それが倫理とどのような関わりを持つのかについて、理解し考える力を養うことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 筆記試験80%、授業時に課すコメント用紙の内容20%で評価する。筆記試験については、近世日本の思想家たちが、人間の道徳性をどのように理解したかについて基本的な理解を問う。コメント用紙については、授業の内容について自ら問いかける姿勢を評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生から提出されたリポートや質問票の内容について授業中にコメントすることで、より主体的な学習へと導く。
教科書 授業中にプリント資料を配付する。
参考書 フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける』(講談社学術文庫)
オフィスアワー 毎週金曜日14:30~16:10 遠山研究室(共通教育2号館2階)
受講要件 特に無し。
予め履修が望ましい科目 特に無し。
発展科目 哲学、倫理学、宗教学
その他 毎時間の終了時に、授業に関する簡単なコメントを求めるとともに、疑問点を質問票に記入することを求める。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 儒教、国学、理、情
Key Word(s) Confucianism, Study of Japanese classical culture, reason, emotion
学修内容 第1回:導入~倫理とは~
第2回:問題提起~「良心」について~
第3回:問題提起・続~「四端の心」と「憐れみ」~
第4回:朱子学の概要(1)
第5回: 〃      (2)
第6回:日本近世前期の朱子学受容~羅山、闇斎、藤樹~
第7回:伊藤仁斎の古義学(1)
第8回: 〃          (2)
第9回: 〃          (3)
第10回:荻生徂徠の古文辞学(1)
第11回: 〃           (2)
第12回:本居宣長の国学思想(1)
第13回: 〃           (2)
第14回: 〃           (3)
第15回:まとめ
事前・事後学修の内容 【事前学習】授業はプリント資料の読解を中心に進められるため、予め配布された次回分資料の読解を行う。
【事後学習】授業内容の論点を整理し、授業中指示した点に関してコメントの提出を求める。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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