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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 医学部看護学科 ・成人看護学 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 学科必修 |
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授業科目名 | 成人看護学Ⅱ | |
せいじんかんごがくⅡ | ||
Adult Nursing Ⅱ | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | medc-nurs-ADLT-2231-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 3, 4時限; 金曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 火曜日:看護棟第3講義室、金曜日:看護棟第1講義室 | |
担当教員 | 竹内佐智恵, 船尾浩貴 | |
TAKEUCHI Sachie, FUNAO Hiroki | ||
実務経験のある教員 | 科目担当の竹内は内科外科系、がん看護、集中ケア等の臨床看護経験を有します.船尾は心臓血管外科、呼吸器外科・内科系での臨床看護経験を有します.その他,臨床での専門/認定看護師をゲストスピーカーとして招聘します. | |
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 【授業の主題】 侵襲的な治療に関連する患者の身体的変化,心理状況,家族の思いを理解するために,周術期を中心として基礎的な知識を習得し,手術見学において知識を具体的に認識し,事例を通して系統的に思考することを目指す. 【カリキュラムにおける位置づけ】 成人看護学実習Ⅱにおいて,周術期/急性期という病期にある患者を受け持ち看護を実践する機会がある.成人看護学Ⅱは,成人看護学Ⅰ,成人看護学Ⅲと連動しながら,臨床において患者に対応する能力と責任ある態度を養うための基盤的科目である. ※臨地実習がゴールではないですが,看護の力を培うためには1段1段体験を積み上げることが重要です.そこで成人看護学では基盤科目で習得したことを臨地実習で統合させることを重視しています. 【教材】 周術期の臨床判断を磨くI 第2版: 手術侵襲と生体反応から導く看護 (2023),鎌倉やよい他.を中心とし,適宜moodleに資料を掲載する. ※成人看護学Ⅱでは侵襲を受けた生体を生理学,解剖学的な知識をもとに理解することを重視しています.関連する手持ちの書籍を有効活用してもらいたいと思いますが,周術期に関して系統的にまとめた書籍を思考の指標として活用することを期待し,提示します. |
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学修の目的 | 【この科目を学修することの必要性、学修した内容の社会的ニーズへの還元】 看護者は健康に課題を抱える人々に対応し,診療の補助,日常生活の援助に関わる. 健康課題は,それ自体が侵襲となり,時として治療が新たな侵襲となることがあるため,看護者は侵襲に対する見識をもち,個々の状況に適した対応をする力が求められる. 成人看護学Ⅱでは,見解の基礎的な知識を習得し,見学や演習を通して定型的なケアをまねるから始める. 続いて,徐々に個別的な状況判断と個別的なケアの工夫ができるよう力を深化させる. |
学修の到達目標 | 【知識】 1.患者に関する情報を基に侵襲を伴う治療における麻酔,身体への損傷を伴う処置の生理的な影響を述べる 2.手術によって起こる解剖学的な変化がもたらす,身体機能への影響を述べる 3.侵襲的治療に伴う,可能性のある合併症を予防する方法とその根拠を述べる 4.周術期に予測される合併症や心理的な課題の予防法について述べ,「この患者」に実施する上での留意点,配慮することを述べる 【態度】 1.事前学習で作成した自身の成果物について,どのような意図で示したか,どの点をメンバーに質問したいかを説明し,グループでの話し合いに寄与する 2.メンバーからの説明や質問に対して,傾聴的に受け止めたうえで,自身の考えを示す 3.初作の成果物は不足,不備があることを自覚し,グループワークや教員からの解説から得た学びで補完,修正し,その足跡を残し,自己の思考や感性の発展を客観的に捉える 【技能】 1. 周術期の4つの回復過程の特性を説明することができる 2. 周術期の看護問題に関連する統括的なアセスメントを⾏い、看護過程を展開することができる 3. ⼿術前のアセスメントに基づき、看護問題の抽出・統合のための術後関連図を描くことができる 4. ⼿術を受ける患者に必要な退院⽀援を述べることができる 5.演習を通して、術後の全⾝管理や、患者⽀援に必要な対策の⽅法や配慮点を述べることができる 6. 周術期から退院⽀援までに必要なチームワークの重要性とメンバーシップを述べることができる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 小テスト20%、課題20%、定期テスト60%,計100% |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
実地体験型PBL Moodleを活用する授業 eポートフォリオを活用する授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 受講後に提出してもらうレスポンスカードに書かれた感想・意見をもとに、必要に応じてフィードバックし対応します. |
教科書 | 周術期の臨床判断を磨くⅠ 第2版手術侵襲と生体反応から導く看護(2023),鎌倉やよい他 |
参考書 | |
オフィスアワー | メールで問合せてください.必要に応じて面談を設定して対応します. |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 成人看護学Ⅰ |
発展科目 | 成人看護学Ⅲ、地域完結型実習、成熟期看護学実習 |
その他 |
1.moodleのコースに登録してください. 2.レスポンスカード(授業後にmoodleに入力)に記載された質問やコメントのうち,共有が望ましい場合には,当人の了解をえたうえで公表し,質問に対する解説をmoodle上で示す.この解説は授業で示した内容の更なる解説である場合もあれば,新たな情報である場合もある.解説を公表する場合にはアナウンスで通知するので,確認してほしい. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 急性期看護,周術期看護,重症ケア看護,継続看護,チームナーシング |
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Key Word(s) | Acute care Nursing, Perioperative Nursing, Critical care Nursing, Continuing Nursing, Team Nursing |
学修内容 | 1 侵襲とは 2 周術期の全体の流れ・イメージ 3 侵襲と回復過程① 4 侵襲と回復過程② 5 トピックス:疼痛,せん妄,意識障害 6 トピックス:化学療法,放射線療法 7 トピックス:透析,HOT 8 トピックス:周術期の多様なリハビリ 9 事例を用いた3-7の統合(標準的な回復) 考 10,11 事例を用いた3-7の統合(複合治療の影響) 12,13 事例を用いた3-7の統合(補助療法を受ける人と合併症のリスク) 14,15 事例を用いた3-7の統合(術後の身体機能の変化) 16,17 術直後の対応① ESに関連する観察,測定法の演習,チームプレイ,報告の演習 18,19 術後回復期の対応② 動機付けモデルに基づく演習 20 サマリーの作成 21 手術室見学 22 ICU(HCU)見学 23 見学の振り返りによる学びの深化 24 テスト ※ スケジュールは変更になることがあります. |
事前・事後学修の内容 | ・各講義内容に相当する解剖学・生理学について予習・復習しておくこと。 ・事前学習をして講義に臨むこと。小テストあり。 ・看護過程演習はグループメンバー全員がフリーの時間も活用して参加すること。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |