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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・音楽
科目名 器楽
きがく
Instrumental
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 2年次
75 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 器楽研究(日本音楽)
きがくけんきゅう(にほんおんがく)
Instrumental Music (Japanese music)
単位数 1 単位
ナンバリングコード
educ-comn-MUSI2022-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

例年2月中旬の連続4日間に開講していますが、掲示等をよく確認して下さい。

開講時間
詳細が決まり次第、掲示等で連絡します。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 教育学部音楽棟2階合唱室

担当教員 中村 享(教育学部非常勤講師)

NAKAMURA, Michi

実務経験のある教員 筝曲教室及び筝曲サークルにて、筝曲演奏家としての技術や知識を伝授している。
三重県文化振興財団の生涯教育体験プログラムで小学校へ箏の授業を行っている。
沢井筝曲院(師範)、三重県三曲協会会員として、県内を中心に各種行事やイベントに参加し、演奏活動を通じて邦楽を伝える活動と共に後進の指導にも力を注いでいる。この経験をもとに教育現場での授業に活かされるように学生に対応したい。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本の伝統音楽(筝曲)の構造を知り、知識を広げる。
古典筝曲「六段の調べ」を演奏し、日本音楽の精神、美学を体感する。
学修の目的 実際に箏を演奏し、音の変化や違いなどの様々な気付きにより、伝統音楽(筝曲)の魅力を認識する。
日本音楽の知識を深めることで、音楽の表現の幅を広げることができる。
義務教育の中での、日本音楽(邦楽)授業に対応することができるようになる。
学修の到達目標 箏の演奏能力を得ることができる。
箏を体感したことにより、日本音楽を身近に感じ、教育の現場で活かすことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
○教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席・参加態度・・・60%(集中講義であり実技演習が最も時間を費やすため)
発表・・・20%
トークディスカッション(レポート含む)・・・20%
計 100%
授業の方法 実技

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 「六段の調べ」(八橋検校) その他箏曲関連楽譜
参考書
オフィスアワー 毎週水曜日10:30~12:30、場所:作曲・音楽理論研究室
受講要件 「器楽研究Ⅰ」を履修済みであること。
「器楽研究Ⅱ」を履修済み、または履修中であることが望ましい。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 本授業は連絡用等にMoodleを使用するが受講生の登録は原則、窓口の専任教員が行う。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 実際に楽器(箏)に触れることによって体感する日本音楽の面白さ美しさ
体験から学ぶ驚きや感動から、箏で表現できる音楽の多様さと、いろいろな奏法による表現の幅を知る
Key Word(s) learning how to play the Koto(Japanese strings instrument)and the width of the expression by various
performance techniques from the experience
学修内容 1. ガイダンス
2. 準備①爪の作成、楽器の説明、楽器の準備
3. 準備②調弦、音作りの第一歩、箏柱のセッティングから体験する。
4. 「さくら」実際に楽器に触れて、演奏法の学習。五音音階を体感する。
5. 「六段の調べ」譜読みをして指使いをいろんな音型パターンを用いて習得する。
6. 「六段の調べ」全曲①演奏して日本音楽の構造、美学を体感する。
7. 「六段の調べ」全曲②グループ分けをしてリズム遊びなど取り入れることで練習を長続きさせる。
8. 「六段の調べ」全曲③映像を鑑賞して曲への関心をより一層深めてもらう。
9. 「花筏」少しだけ習得したテクニックで箏の現代曲を演奏してみる。
10. 「さくら」等 身近な曲を演奏し、弾き歌に挑戦してもらう。(さくらは伴奏をつけて合奏曲にしたもの、五線譜を用いる場合もある。)
11. 「バッハ インベンション」等 五線譜を使用。洋楽との関わりを、箏を通して身近に感じてもらう。
12. 「音遊び、即興」 平調子(五音音階)を使い、色々な演奏法を駆使して短いフレーズを創作してみる。
(グループに分かれ、協力して作曲をする。)
*作曲することにより、想像力を養い能動的な音楽の勉強をしてもらう。
13. 「六段の調べ」全曲の録音
14. 「花筏」の合奏、創作曲の発表
15. まとめ及びレポート提出

講座内容
さくらから始まり、六段や上記の演習曲を体感し、それぞれの気付き、驚きを導き出し、ディスカッションしながらすすめる。
演習曲のすすみ具合で音遊び、創作曲へと順をおっていく。
事前・事後学修の内容 参加(実技体験)を重視する講義なので、集中して講義に参加すること。
その都度出される課題に取り組む姿勢・・・練習。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:90分/回

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