三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択推奨科目(森林コース)
授業科目名 森林生態学
しんりんせいたいがく
Forest Ecology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-3241-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 鳥丸猛(生物資源学部資源循環学科)

TORIMARU, Takeshi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 陸上植物が作り出したひとつの大きな生態系である森林生態系を維持しているしくみを理解させるために,森林を構成する樹木の生活史,自然環境・生物的環境と樹木との相互関係を中心に講義する.
学修の目的 国内に分布するさまざまな代表的樹種の生態に関する知識ならびに自然撹乱の重要性に関する知識を得て,それらが森林の成立過程に対して果たす役割を理解できるようになる。
学修の到達目標 樹木の種名を覚えているだけでなく,それぞれの樹種の生活史を詳しく知ることができる.さらに,樹木の生活史特性を通じ、森林全体を構成するための必然的要因と偶然的要因を意識することで,自然界における生物群集のバランスの重要性を理解することができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

「感じる力」=20%、「考える力」=50%、「コミュニケーション力」=20%、「生きる力」=10%

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 レポート40%,中間試験30%,期末試験30%,計100%.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 適宜、講義資料を配布しますので教科書は指定しませんが、深く学びたい人は参考書を手に取ってください。
参考書 中静透,森のスケッチ.東海大学出版会
菊澤喜八郎,森林の生態学.共立出版
堤利夫,森林生態学.朝倉書店
河田弘,森林土壌学概論.博友社
オフィスアワー torimaru@bio
受講要件 植物学を履修済であること.この科目を履修していなければ,数多くの樹木名が登場するため,講義を理解することは困難。
予め履修が望ましい科目 森林育成学
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 森林生態系,生態系保全,樹木の生活史,森林動態,個体群,生物群集
Key Word(s) forest ecosystem, ecosystem conservation, tree life history, forest dynamics, population, community
学修内容 1.世界の森林帯と樹木
2.日本の森林帯と樹木
3.環境傾度
4.遷移系列・群集集合
5.物質生産
6.物質循環
7.生育段階・生活史戦略
8.中間試験,種子サイズ
9.種子散布
10.実生の生残過程
11.繁殖-結実豊凶
12.繁殖-送粉系,交配システム
13.生物間相互作用
14.撹乱体制
15.総括(樹木の繁殖・更新様式と森林の成り立ち)
16.試験
事前・事後学修の内容 1.予習と復習:世界の森林帯と樹木(4時間)
2 .予習と復習:日本の森林帯と樹木(4時間)
3.予習と復習:緯度や標高の上昇にともなう環境および植生の変化(4時間)
4.予習と復習:時間経過にともなう植生の変化パターンに影響を与える必然的・偶発的な要因(4時間)
5.予習と復習:一斉同齢林の林分発達過程(4時間)
6.予習と復習:森林における化学成分の収支(4時間)
7.予習と復習:個体群と適応度(4時間)
8.予習と復習:種子サイズの違いがもつ適応的意義(4時間)
9.予習と復習:種子散布の適応的意義(4時間)
10.予習と復習:実生期の死亡要因と個体群存続のための生存戦略(4時間)
11.予習と復習:一斉開花・結実の適応的意義(4時間)
12.予習と復習:次世代への遺伝子伝達パターンと近交弱勢の回避メカニズム(4時間)
13.予習と復習:昆虫と樹木の生物間相互作用(4時間)
14.予習と復習:台風や土砂崩れなどの自然撹乱の強さや規模が生物群集に及ぼす影響(4時間)
15.予習と復習:樹木の繁殖様式と自然攪乱後の更新から森林の成り立ちを学ぶ(4時間)
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

Copyright (c) Mie University