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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科
老年看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 老年看護学実習
ろうねんかんごがくじっしゅう
Clinical Practice in Gerontological Nursing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-GERO-3241-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 実習施設(実習要項参照)

担当教員 〇磯和勅子(医学部看護学科)、平松万由子(医学部看護学科)、北川亜希子(医学部看護学科)

ISOWA,Tokiko HIRAMATU,Mayuko KITAGAWA,Akiko

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 高齢者の全人的理解を基に、介護老人保健施設で生活する高齢者に看護過程を展開しながら、日常生活の場での看護、安全面に配慮した高齢者の自立支援、QOL向上に向けたケアを実施する。
学修の目的 1. 施設で生活する高齢者の健康状態や、社会的背景を総合的にとらえた上で看護展開をしながら実践を通して学ぶ
2. 施設で生活する高齢者の看護に必要な知識・技術・態度について実践を通して学ぶ
3. 認知機能の低下した高齢者の看護について実践を通して学ぶ
4. 施設で生活する高齢者の家族への支援について、入所生活や通所リハビリテーションでの援助を通して学ぶ
5. 施設で生活する高齢者を支えるチームケアと看護職としての役割、多職種との連携の在り方について実践を通して学ぶ
6. 施設で生活する高齢者を支えるケアシステム、社会資源の活用について実践を通して学ぶ
7. 高齢者のリスクマネジメントおよび倫理的配慮について実践を通じて学ぶ
学修の到達目標 1. 施設で生活する高齢者の健康状態や、社会的背景を総合的にとらえた上で看護展開をしながら実践を通して学ぶことができる
2. 施設で生活する高齢者の看護に必要な知識・技術・態度について実践を通して学ぶことができる
3. 認知機能の低下した高齢者の看護について実践を通して学ぶことができる
4. 施設で生活する高齢者の家族への支援について、入所生活や通所リハビリテーションでの援助を通して学ぶことができる
5. 施設で生活する高齢者を支えるチームケアと看護職としての役割、多職種との連携の在り方について実践を通して学ぶことができる
6. 施設で生活する高齢者を支えるケアシステム、社会資源の活用について実践を通して学ぶことができる
7. 高齢者のリスクマネジメントおよび倫理的配慮について実践を通じて学ぶことができる
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実習内容80%(事前学習含む)、実習態度(カンファレンス等でのディスカッションへの参加度)20%で評価する
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生が老年看護の実践力を効果的に修得できるために、臨地実習において学生への個別指導をきめ細かく実施する。強化する内容は、高齢者のヘルスアセスメント、生活機能の評価、看護上の判断力、的確な看護技術、対象とのコミュニケーション力、対象への倫理的配慮などである。
教科書
参考書 生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図 医学書院
カラー写真で学ぶ 高齢者の看護技術 医歯薬出版株式会社
オフィスアワー 木曜日 11:00~12:00  
受講要件 1.老年看護学Ⅰ、老年看護学Ⅱ、認知症と看護を履修済みであること。
2.臨地実習であり、事故などの危険が伴うので、学生総合共済・学生賠償責任保険、看護学生総合補償制度に加入すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 老年・在宅看護学実習、看護学統合実習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 高齢者看護の実践、看護過程の展開、高齢者の全人的理解、ヘルスアセスメント、高齢者の生活機能評価、高齢者のリハビリテーション、施設における看護職の機能、リスクマネジメント、他職種との連携、介護保険、高齢者通所サービス(デイケア)、保健医療福祉の連携
Key Word(s) Clinical Practice in Gerontological Nursing
学修内容 1.加齢および老化とそれにともなう健康上の課題を持ちながら生活している対象を全人的に把握する
2.高齢者の生活場面に沿って、自立支援を目指した個別性の高い看護の必要性を理解する
3.認知症高齢者の持てる能力に応じたコミュニケーション技術について学ぶ
4.認知症高齢者に見られる特徴が日常生活に及ぼす影響を理解し、それを援助するための看護計画を立案する
5.高齢者の日常生活から安全安楽、リスクマネジメントを考慮した、個別性の高い看護計画を立案する
6.高齢者の生活場面で、計画した看護について安全安楽の視点を持って実施、評価、修正し、次回の看護に発展させる
7.在宅高齢者通所サービスセンターの活動に参加し、高齢者の在宅支援の方法や家族の負担軽減および看護の役割について考える
8.高齢者ケアの場における保健・医療・福祉職員との連携や協働の必要性を理解する
9.施設で生活する高齢者およびその家族を支える社会制度とケアシステム、社会資源を理解する
10.高齢者のリスクマネジメントおよび倫理的配慮の視点を考慮した看護展開を実施する
事前・事後学修の内容 1.復習課題
老年看護学の授業内容を復習し、老年看護学の知識・技術を十分に持って実習に臨むこと。

2.事前提出課題
1)高齢者の特徴(身体的、心理・精神的、スピリチュアル、社会的)、高齢者に特有な疾患・症候(老年看護学Ⅱで学んだ内容)・薬物動態と薬物療法、うつ・認知症、高齢者とのコミュニケーション、フィジカルアセスメント、ヘルスアセスメント、生活機能評価、日常生活援助と健康、高齢者の健康と環境
2)認知症高齢者に対する非薬物療法
3)保健医療福祉システム(介護保険制度、高齢者医療確保法、高齢者虐待防止法、成年後見制度等)
4)基礎的看護技術 日常生活援助技術(摂食・嚥下、口腔ケア、清潔・整容、陰部・臀部洗浄、手浴、足浴、排泄、移乗・移動、握力測定等)および身体ケア技術(バイタルサイン測定、聴診)

※事前課題は項目ごとに講義資料やテキスト、文献などを用いて、実習において活用できるよう具体的・詳細にまとめる。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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