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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 小児看護学Ⅰ
しょうにかんごがくⅠ
Pediatric Nursing Ⅰ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-PEDI-1251-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6, 7, 8時限
原則として、5・6時限で開講します。一部、7・8時限を使用することがあります。詳細は、別途案内します。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 看護学科棟3階第3講義室

担当教員 ○松岡真里(医学系研究科看護学専攻),村端真由美(医学系研究科看護学専攻),南部美智子医学系研究科看護学専攻)

〇MATSUOKA Mari, MURABATA Mayumi, NAMBU Michiko

実務経験のある教員 松岡真里:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する検査・処置、基礎看護技術の知識・技術を有している。
村端真由美:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する検査・処置、基礎看護技術の知識・技術を有している。
南部美智子:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する検査・処置、基礎看護技術の知識・技術を有している。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 こども観や小児看護の歴史的変遷、小児看護の機能と役割の理解をふまえて、こどもと家族の健康を維持するための理論、小児保健行政の動向と対策、小児保健活動の実際について学ぶ。
学修の目的 1.こどもの成長発達について、各発達段階における形態的成長、機能的発達、認知・運動・言語機能等の発達の視点から理解するとともに、成長発達に関連する代表的な理論を学び、成長発達過程にあるこどもの身体的・心理・社会的特性を理解する。
2.健康なこども、健康問題や障害をもつこどもとその家族が健やかに成長発達できることを支えるための、法律、保健・医療・福祉制度について理解する。
3.現在のこどもと家族を取り巻く環境や、健康問題や障害がこどもとその家族に及ぼす影響について理解し、小児看護に求められる役割と基本的な技術を修得する。
学修の到達目標 1.小児看護の理念・目的・目標と役割について説明することができる。
2.小児の保健衛生統計、小児保健行政の動向と対策、小児保健活動の実際について説明することができる。
3.小児の保健、医療、福祉に関する法律や制度について説明することができる。
4.こどもの権利について理解し、小児医療における倫理的課題や権利擁護における保育の役割を説明することができる。
5.小児各期の成長と発達および発達課題を理解し、発達段階に応じた生活の援助について説明することができる。
6.こどもを取り巻く環境とこどもの安全を守る方法を説明することができる。
7.健康障害がこどもと家族に及ぼす影響を説明することができる。
8.虐待等特別な状況にあるこどもについて、家族や社会の特徴を理解し、こどもの医療や福祉に携わる専門職の役割を説明することができる。
9.小児看護を実践するときに用いる基礎看護技術の基本を理解し、実施することができる。
10.小児看護の現場における保育の実践について考察する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
○国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 定期試験90%;学修も到達目標に示した内容について、基本的な事項が理解できているかを問う。
レポート内容10%;授業内に示した資料をもとに、こどもの健康、健康をまもるための小児看護の役割について自身の考えが論じられることについて、評価基準(ルーブリック)を元に評価する。
授業の方法 講義 演習 実技

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 「早めにレポート課題の提出期限を教えてほしい」という昨年度の授業改善のアンケート結果を受け、初回ガイダンスのときに授業スケジュールや課題を伝える。また、今年度も、毎回の授業ごとに、授業の感想・疑問等を教員にフィードバックし、その内容を元に改善点を検討する。前授業終了時、授業評価アンケートを行い、学生の意見を反映し、修正・改善点を検討する。
教科書 奈良間美保:専門分野 小児看護学概論 小児臨床看護総論 小児看護学1 医学書院 2023年版
参考書
オフィスアワー 金曜日12時~13時。その他、随時
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 小児看護学Ⅱ、小児看護学Ⅲ、小児看護学実習、看護マネジメント実習(小児看護)、看護学統合実習(小児看護)
その他 授業についての質問・感想・評価を求めるので、積極的な参加を期待している。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19215
キーワード こども,小児看護,成長発達,小児保健
Key Word(s) Child, Pediatric nursing, Growth and development, Child health
学修内容 1.小児看護の理念:こども・家族主体のケアの理念
2.こどもの権利と小児看護における看護倫理
3.こどもを取り巻く現状と課題:母子保健・諸法律や制度
4.こどもの成長・発達(概論)
5.乳幼児期にあるこどもの発達とケア①
6.乳幼児期にあるこどもの発達とケア②
7.学童期・思春期にあるこどもの発達とケア
8.こどものアセスメント
9.小児看護における技術*
10.こどもの安全
11.気になるこどものアセスメント:こどもの虐待と看護
12.健康問題のあるこどもと家族の看護
13.障害のあるこどもと家族の看護
14.検査・処置を受けるこどもと家族の看護
15.こどもの健康と小児看護の役割
16.定期テスト

*技術演習は、4グループに分けて 5/31、6/7、6/21、7/5の4限(7・8時限)に行います。詳細は別途お知らせします。
事前・事後学修の内容 授業予定を参考に、相応する教科書箇所を熟読し、その他関連する資料等を自身で調べ、授業に臨む。

事前・事後学修の内容
授業予定を参考に、相応する教科書箇所を熟読し、その他関連する資料等を自身で調べ、授業に臨む。
1.小児医療の特徴、小児看護の目標、こどもと家族主体の医療
2.こどもの権利条約、倫理原則、看護師・看護職の倫理綱領、小児看護・医療領域において留意すべきこどもの
3.こども、子育て家庭を取り巻く現代社会の特徴、こども、子育て家庭に関連する法律や制度
4.こどもの発達に関連する理論
5・6.乳児期の成長・発達、原始反射
7.学童期・思春期の成長・発達
8.こどものフィジカルアセスメント、
9.バイタル測定、乳児の身体計測
10.こどもに生じやすい事故と発達の関連
11.児童虐待防止法、児童虐待防止における小児看護・保育の役割
12.健康問題がこどもの成長発達・生活、家族の役割・生活に及ぼす影響
13.小児期の障害の特性、ICF(国際生活機能分類)
14.小児期の検査や処置の特徴、プレパレーション
15.こどもの健康と小児看護・保育の役割
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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