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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 共通教育・教養基礎科目 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 物理学1 | |
ぶつりがくいち | ||
Physics 1 | ||
授業テーマ | 金属の科学と歴史 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | gedu-libr-PHYS1112-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 歴史・文化, 環境・科学, 教育・公共 | |
分類・領域 |
教養統合科目・現代科学理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象) |
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開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 5, 6時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 竹田 真帆人(非常勤講師) | |
TAKEDA, Mahoto | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 地球誕生と同時にもたらされた金属・合金が人類社会の中で活用されるようになった歴史的 淵源は紀元前2000年以前に遡るとされ、極めて早い.金属元素種は化学周期律表の約2/3から 3/4を占め、その多様性から分かるように、現代においてもその主要基盤材料の地位は揺らぐ 事がない.本講義では、金属が持つ種々の物性や特徴に注目し、それらの特徴を科学的 観点からどのように理解するかについて、素粒子・原子物理学、量子力学、化学結合論、 熱・統計力学、電磁気学、固体物理学等の概念を利用しながら階層的に学ぶ. 本講義では、化学結合の視点と化学変化の速度論的取り扱いの重要性についても述べる. |
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学修の目的 | ・日常的に利用される金属・合金の諸物性には大きな幅が見られる.このような違いが 元素の関わりにおいてどのような特徴を持つかを知る. ・金属が示す諸特性の違いを量子力学、熱・統計力学、固体物理学等、科学的観点から 多面的に学ぶ. ・これによって地球規模のエネルギー削減や安全性・信頼性を考慮した実用的 使用法、素材としての循環的利用のための基礎知識を獲得する. |
学修の到達目標 | ・金属・合金と言う素材の由来、利用の歴史的な重要性を認識する. ・金属・合金特有の存在様式や生産過程、用途が理解する. ・化学周期律表における金属元素の配置や物性的特徴を理解する. ・金属・合金の特性に対する科学的理解がどのように変遷し、現代に至ったか認識する. ・金属・合金研究の現状、将来的展望の概容を把握する. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 演習問題30%、期末試験70%。欠席は5回以内であること。 成績は提出レポートと期末試験の評点、出席状況等を総合して最終評価とする. |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 授業内容の理解を確認するため、授業や演習問題のレポート提出を課す. |
教科書 | |
参考書 | ボーム「量子論」(みすず書房) 山本 悟「デモクリトスの原子論と材料学」(昭和堂) 竹田、田邊、塙、山本「合金論の歴史と論理」(ミューズコーポレーション) S.Yamamoto:「Reaction Kinetics Based on Time-Energy Uncertainty Principle」(Springer) |
オフィスアワー | 担当教員に確認すること。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 物理化学、量子力学、熱・統計力学、固体物理学 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 金属と合金、化学結合、反応速度 |
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Key Word(s) | Metal and Alloys、 Chemical bonds、Reaction kinetics |
学修内容 | 第1回 宇宙の創成と素粒子 第2回 原子の形成と核反応 第3回 原子モデルの歴史的発展 第4回 化学元素と周期律表 第5回 量子力学の誕生と量子力学的規則 第6回 化学結合の様式と化学周期律表の関係 第7回 原子と固体形成 第8回 結晶の対称性 第9回 結晶における計量性 第10回 合金における固体拡散 第11回 金属元素と合金化 第12回 合金の熱的安定性と自由エネルギー 第13回 合金における幾つかの固相相変態 第14回 新しい機能を付加された合金の実例 第15回 反応速度論・・・従来の考え方と新しい試み 第16回 期末試験 |
事前・事後学修の内容 | 参考書欄で紹介した書籍は比較的読みやすく分かりやすく書かれているので、できるだけ多く目を通しておくのが望ましい。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:60分/回 |