三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 数理科学H
すうりかがくえいち
Mathematical Science H
授業テーマ やさしい統計学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-MASC1318-002
開放科目 非開放科目    
分野 環境・科学, 教育・公共, 社会・経済
分類・領域

教養統合科目・現代科学理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 岩本 隆宏(非常勤講師)

IWAMOTO, Takahiro

実務経験のある教員 【教員名】岩本隆宏
【実務経験の内容】高校教員、日本数学コンクール作成委員
【授業内容との関連性】高大の接続のスムーズに対応できます。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 統計的な思考がますます重要となる時代の流れを受けて、高校における統計教材がますます充実し、その分、タイムラグのある大学生の未学習部分(外れ値、相関と因果、二項分布と正規分布、統計的な推測)が増えてきました。それをカバーすることから始めます。授業では統計検定3級から2級の内容を丁寧に説明します。
学修の目的 統計的なものの考え方や「統計的手法の基礎を学ぶことを通して、統計的問題解決能力を身につける。
学修の到達目標 データの特徴をつかむこと、少ないサンプルから全体像をつかむこと、2つのグループの差をつかむことなどが出来るようになる。具体的にはサンプルの標準偏差から母集団の標準偏差を推定できること、複数の集団の違いを統計的に判断できること。具体的には、統計検定2級の資格取得を目指す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎回、内容の理解度のために3問の簡単な小テスト(40%)と、授業の興味度と理解度のアンケートを実施します。アンケート結果を次回の授業に反映させます。またいい質問には加点があります。最終試験(60%)は小テストの問題から各回1問程度を出題し、総合力の定着を図ります。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 毎回目標を明示したパワポ資料を提示し(PLAN)、講義では応答しながら(DO)、小テストには授業アンケートを含みます(CHECK)。興味関心・理解度を測りながら、要望にも応えて双方向の講義に心がけます(ACTION)。
教科書 授業前にパワポ資料、授業後には解説プリントを配布します。45問の小テストの問題を解くことで着実に理解が深まります。
参考書 ①確率・統計入門(小針あき宏・岩波書店) ②日本統計学会公式認定統計検定2級対応 統計学基礎、同3級対応 データの分析(東京図書)
オフィスアワー 必要に応じ、水曜の授業後。なお、連絡の窓口係は教育学部 玉城政和教授です。
受講要件 高校の必修科目(数学Ⅰのデータの分析)を復習しながら使います。
予め履修が望ましい科目 高校の数学A(確率)、数学Ⅱ(微分積分)を一部、ていねいに説明しながら使います。
発展科目 心理学、経済学、医学、工学、農学の統計学
その他 高校での数学Bの教科書も参考になります。エクセルやフリーソフトRも使えると理解が深まります。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 5数要約、分散と標準偏差、相関と回帰、二項分布、正規分布、標本分布、推定と検定、カイ二乗分布、t分布、F分布
Key Word(s) 5-number summary,variance&standard deviation,corelation&regression,binomial distribution,Poisson distribution,normal distribution,sampling distribution,estimation&test,Chi-square distribution ,t-distribution,F-distribution
学修内容 第1回(平均・分散):浅い川でおぼれる
第2回(標準化と確率変数):宝くじは夢を買う
第3回(連続と同時):いきなり当確の謎
第4回(回帰直線):地球を測る
第5回(二項分布):降水確率とは
第6回(幾何分布):悪魔のゲーム
第7回(ポアソン分布):墜落は続く
第8回(正規分布):誤差はつきもの
第9回(標本分布):スープの味見
第10回(推定):ブザーは鳴るか
第11回(検定):超能力きてます
第12回(カイ2乗検定):違いの分かる人
第13回(F検定):同じクジラなのか
第14回(回帰分析):ワインの方程式
第15回(まとめ):統計検定2級過去問                  
事前・事後学修の内容 事前に、授業のパワーポイント資料(テキストになります)等を配信しますので、予習等に活用ください。事後は、授業のテキストの理解不十分な部分の復習や、疑問点を明確にし質問を行ってください。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

Copyright (c) Mie University