三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 データベース(2018年度以前入学:データベース論)
でーたべーす
Database
単位数 2 単位
ナンバリングコード
engr-engr-INFO-2634
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 時間割表を参照してください。オンライン情報については、moodle上の「情報工オンライン掲示板」などに掲載予定です。

担当教員 太田 義勝(非常勤講師)

OHTA, Yoshikatsu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 DBは、銀行のオンラインシステム、皆さんの成績処理システム等を初めとして、社会や企業の様々な場所において、構築・利用されている。したがって、DBの仕組みを理解することは、情報処理技術者において、必修の素養と考えられる。このことは、情報処理技術者の試験において、DBに関する出題が、大きな部分を占めていること等からも、裏付けられる。この講義では、DBMS(Data Base Management System)の簡単な仕組みや、DBの設計の概要等について講義を行う。なお、現状では、関係型データベース(RDB)が、最も良く使用されている実状に鑑み、この授業においても、RDBを中心に講義を行う。
学修の目的
学修の到達目標 「ソフトウェアの設計」が、どんな業務になるかを、具体的な問題を解くことにより、体得する。
(他学科の場合は、工場見学等で、実際の現場を見学することによって、就職時の仕事のイメージを高めていくこともできる。しかし、ソフトウェア作成現場を見学しても、パソコンと机が並んでいるだけで、その仕事の中身は理解しにくい。そのため、通信販売システム、業務管理システム、航空券販売システム等のデータベース設計の模擬問題を解くことにより、ソフトウェア設計の具体的な意味が理解できる)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 情報工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【技術者倫理】
 情報工学科に関連する様々な分野に関心をもち、未知分野を理解するために、自主的、継続的に学習できる。【自主的継続的学習】
 世界に多様な考え方があることを学び、様々な立場の考えや意見を尊重し、多面的に物事を考えることができる。【多面的な思考能力】
 情報工学に関連する課題に対して、与えられた条件や期限を熟慮し、計画的に作業を進め、報告できる。【計画的な活動】
 専門分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる.また、学習や実験で得た知見を、論理的に記述し、的確に発表し、討議できる。【コミュニケーション能力】
 自然科学と情報技術に関する十分な知識を修得し、それらの知識を応用できる。【知識の修得と応用】
 与えられた問題に対し、修得した知識や技術を利用して、関連情報を収集し、解決手法を提案し、実現できる。【問題解決能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 評価は、期末試験(合計100点)で行い、成績6以上(60点以上)を合格とする。全ての試験は、教科書ノート等の持ち込み不可で行う。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 教科書や問題集に載っている具体的事例は、各種の業界における企業内で構築されているシステムも多い.こうした事例には、学生自身に企業内での実務経験が無いことにより、理解しにくい事例も、一部、含まれる。こうした事例を、なるべく避け、文教システムの事例を可能な範囲で多くする工夫をしつつある。
教科書 教科書:徹底攻略、データベーススペシャリスト教科書、インプレス社、瀬戸美月
参考書 参考書:以下のいずれの本も、図書館に1冊あります。本の題名等の後に、{ }で、各本のコメントを記載。
データベーススペシャリスト合格教本、技術評論社、金子則彦(著者は年度により異なる)約3400円(原則として当該年度の版を購入。H31年度開講時はH31年版)
データベーススペシャリスト完全教本、日本経済新聞出版社、金子則彦(著者は年度により異なる){2年生の時に不合格の人が、過去問をやる時には最適の本、数年間分がある。3年次に合格をめざすなら、全年度、必ずやるべし!。2015年度より、休刊}
IT text データベース、速水治夫、宮崎収兄、山崎晴明(情報処理学会編集)、オーム社、2500円
リレーショナルデータベース入門「新訂版」、増永良文、サイエンス社、2600円{DBの理論的な側面に興味が強い人向け}
初歩のデータベースー「表のサイエンス」入門、村井哲也、昭こう堂{RDBの表の正規化の部分に絞って、丁寧に書かれている。通常の教科書では、正規化が理解できない人向け。但し、理解した後に、他の参考書(上記の日経新聞社等)で、実践的な練習問題をたくさん解かないと真の実力はつかない}
オフィスアワー 授業実施日の授業終了以降に、授業を実施した教室にて対応。事務的な話であれば、電子メールによる受け付け可(E-mail:ohta@net.info.mie-u.ac.jp)。
受講要件
予め履修が望ましい科目 離散数学、プログラミング基礎および演習、計算機ハードウェアなどを、履修済みの方がかなり望ましいが、必修条件ではない。また、長い文書からなるソフトウェア仕様書(DB設計書)を正確に理解するためには、現代国語(論説文)の能力も必要となる。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード
Key Word(s)
学修内容 第1回 実社会におけるDBの重要性、情報システムの発展とDB
第2回 データベースモデルの概要(階層型、ネットワーク型、関係型(RDB)、オブジェクト指向型)
第3回 RDBの正規化(正規化の目的や必要性、非正規形、第1正規形、関数従属、候補キー)
第4回 RDBの正規化(第2正規形、第3正規形、演習問題)
第5回 RDBでの関係演算(合併、共通部分、差、直積)、関係演算(選択、射影、結合、除算)
第6回 DBの設計手順、実体関連モデル(ER図)
第7回 DBMS使用の目的、RDBの概要
第8回 データベース用のプログラミング言語:SQL(DDL、DML、DCL)
     SQLと他のプログラミング言語(C言語等)との関係
第9回 DBMSの概要
第10回 DBMSの制御機能(排他制御、デッドロック)
第11回 DBMSの障害制御(ロールバック、ロールフォワード)
第12回 概念設計、論理設計・物理設計
第13回 セキュリティ
第14回 最新データベース技術
第15回 まとめ
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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