三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次
工学部電気電子工学科2018年4月以前入学生及び2020年4月以前編入学生向け再履修者の開講科目です。
選択・必修 必修
授業科目名 基礎電磁気学及び演習(2018年以前入学生用)
きそでんじきがくおよびえんしゅう
Elementary Electromagnetism and Exercise (for students enrolled before 2018)
単位数 1.5 単位
ナンバリングコード
LIPHYS1
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 9, 10時限
木曜9・10限に共通教育科目の基礎物理学Ⅱと同じ教室で同時に開講します。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 元垣内 敦司(工学部)

MOTOGAITO, Atsushi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 電磁気学は,電気・電子工学を学ぶ上で最も基礎となる科目の一つである。ここでは,電磁気学の体系を概観することを目的とし,静電界,静磁界の基本法則について学習する。また,時間的に変動する電磁界,すなわち電磁波の基礎事項について学ぶ。さらに, 演習問題を解くことにより,電磁気学の基本的な考え方についての理解を深める。
学修の目的 ・電気電子工学において必要となる電磁気学の基本事項について理解する。
・電磁気学の諸法則が、最終的にマックスウェルの方程式という形で整理されることを理解する。
学修の到達目標 以下の知識,能力を身につけることを目的とする。

「基礎知識と専門知識」
 ・静電界,静磁界の基本法則を理解し,さらに時間変動する電界,磁界の基本法則について理解できる。
 ・電磁気学に関する基本的な演習問題を解くことが出来る。
「自主的継続的学習能力」
 ・与えられたレポート課題について、自主的に資料収集を行い、整理してレポートとしてまとめることができる。
 ・授業内容およびレポートなどの自主学習を通し、電磁気学現象は自然界に満ちあふれている現象であり、またこれらが工学のさまざまな場面で応用されていることが理解できる。
「制約下での仕事」
 ・与えられたレポート課題について、限られた期日までに限られた量の文章、数式および図を用いてまとめ、提出することができる。

講義およびレポートにより,学習・教育目標:「基礎知識と専門知識」、「自主的継続的学習能力」および「制約下での仕事」に関する能力を向上させる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
 基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

電気電子技術者として必須とされる、電磁気学の基礎を習得することを目標とします。
ここで習得した知識が、今後学習するさまざまな専門科目と深くつながっていることを理解してください。そして電磁気学が先端科学技術の基礎となる学問であることを理解し、技術者となった時に直面するさまざまな問題解決に生かせるようにしてください。

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 定期試験90%、レポート10%、計100%=100点とし,総計点/10を四捨五入して最終成績とし,6以上を合格とする。レポートは休講や冬休みなど間が空く時に実施する。
原則として,授業(試験を含む)を5回以上欠席した場合は不合格とする。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 式の暗記にならないよう、具体的な電磁気現象に関する物理的なイメージの定着を最優先とした授業を行います。
Moodleに解答例をアップし、自己採点したレポートを提出して返却することで、学生自身が理解度を把握できるようにしました。
学生の授業評価アンケートの結果を参考に,次期の授業内容の改善を行う。
教科書 「ライブラリ 物理学グラフィック講義=3 グラフィック講義 電磁気学の基礎」(和田純夫, サイエンス社)
参考書 「新装版 電磁気学」-その物理像と詳論― (小塚洋司,森北出版)
「電気・電子工学ライブラリ 電気磁気学の基礎」(湯本雅恵,数理工学社)
「要点がわかる電磁気学」(石井望, コロナ社)
「新装 電磁気学の基礎」(斉藤幸喜,宮代彰一,高橋清,森北出版)
「電気磁気学」(石井良博,コロナ社)
「図解入門 よくわかる電磁気学の基本と仕組み」(潮秀樹,秀和システム)
「ライブラリ物理学・工学系物理学講義ノート5 電磁気学講義ノート」(市田正夫, サイエンス社)
オフィスアワー オフィスアワー:毎週水曜日16:30~18:00
教員室:電気電子棟1階1116室
連絡方法:電子メールmotogaito@elec.mie-u.ac.jp(訪問予定をE-mailで尋ねてください。)
なお,その他の日時についても可能であれば受け付けるので,希望があればmotogaito@elec.mie-u.ac.jpまで問い合わせて下さい。
受講要件
予め履修が望ましい科目 高等学校の物理、基礎物理学Ⅰ、基礎電気回路論Ⅰ
発展科目 本科目は電気・電子工学に関する全ての科目の基礎であるが,特に2年次以降に電気電子工学科の専門教育科目で開講される「電磁気学I及び演習」,「電磁気学II及び演習」の基礎となる科目である。
その他 2年次以降に電気電子工学科の専門教育科目で開講される「電磁気学I及び演習」,「電磁気学II及び演習」は、本講義の内容を理解していることを前提に進められます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 電荷,電界,電流,磁界,電磁誘導,電磁波
Key Word(s) Electric Charge, Electric Field, Current, Magnetic Field, Electromagnetic Induction, Electromagnetic Wave
学修内容 第1回 ガイダンス(電磁気学の位置づけ)、第1章 電気入門 電荷・電流・電池
第2回 第1章 電気入門 電気エネルギー・オームの法則
第3回 第2章 電場と電位 クーロンの法則・電場
第4回 第2章 電場と電位 ガウスの法則
第5回 第2章 電場と電位 電気エネルギーと電位
第6回 第2章 電場と電位 コンデンサー・導体の性質、第3章 直流回路 導線内の電場とオームの法則
第7回 第4章 磁気現象の基本 磁気力と磁場
第8回 第4章 磁気現象の基本 磁場と磁気力の大きさ・アンペールの法則
第9回 第4章 磁気現象の基本 ローレンツ力・磁気力を利用した発電
第10回 第5章 電磁誘導と交流回路 電磁誘導・自己誘導
第11回 第6章 物質の電気的・磁気的性質 誘電分極・誘電率
第12回 第6章 物質の電気的・磁気的性質 磁性体・磁化電流
第13回 第6章 物質の電気的・磁気的性質 強磁性体・相互インダクタンス
第14回 第7章 マクスウェル方程式と電磁波 波の形・電磁波の例
第15回 第7章 マクスウェル方程式と電磁波 電場・磁場の4法則・電磁波の存在
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 講義中に演習の時間を頻繁に設けます。また,休講や冬休みなど間が空く時にレポート課題を課すことがあります。授業を受けたら,授業の内容を必ず復習するようにしてください。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University