三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 日本文学B
にほんぶんがくびー
Japanese Literature B
授業テーマ 忍者像の形成と変遷
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-JLIT1112-001
開放科目 非開放科目    
分野 歴史・文化
分類・領域

教養統合科目・地域理解・日本理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 吉丸雄哉(人文学部)

YOSHIMARU,Katsuya

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 忍者・忍術学の授業です。文学作品の読解を通じて、日本文化を代表する忍者と忍術についてその特徴を学びます。
学修の目的 私たちが現在イメージするような忍者、たとえば黒装束で手裏剣を投げるといった忍者像は、文学・芸能の中で作られていったものです。忍者像の大部分が形作られた江戸時代の忍者作品を具体的に辿ることで、忍者像の形成と変遷を明らかにしていきます。
学修の到達目標 事実だと思われていた忍者の姿がフィクションの作品の影響をいかに得ているかを知り、一次史料にもどづき歴史的事実を見分けることの重要性を学びます。また、人間の想像力がいかに面白い忍者作品を作りだしたか。それぞれの作品を鑑賞します。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 吉丸雄哉『忍者の文学史』(角川選書、2022)
参考書 吉丸雄哉・山田雄司・尾西康充編『忍者文芸研究読本』笠間書院、2014。山田雄司『忍者の歴史』角川書店、2016。吉丸雄哉・山田雄司編『忍者の誕生』勉誠出版、2017年、笠間書院。平山優『戦国の忍び』角川新書、2020。山田雄司編『忍者学大全』東京大学出版会、2023。
オフィスアワー 火曜日の昼休み。長時間の相談が必要な場合はメールで事前予約のこと。
受講要件 日本古典文法の知識を有すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 山田雄司「日本史B」(教養基礎科目)、高尾善希『特殊講義 忍者の歴史』(人文学部)
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=15925
キーワード 忍者 忍術 忍び
Key Word(s) Ninja, Ninjyutu, Shinobi
学修内容 1 ガイダンス 三重大学の忍者研究
2 総説 忍者像の形成と変容 
3  「飛加藤」について ―忍者ができるまで 『伽婢子』「飛加藤」
4  「飛加藤」について ―忍者ができるまで 「飛加藤」と「崑崙奴」
5 「飛加藤」について ―忍者ができるまで 『伽婢子』「窃の術」
6  「飛加藤」について ―忍者ができるまで 「窃の術」と「田膨郎」
7 「飛加藤」について ―忍者ができるまで 『北越軍談』『風流軍配団』『絵本烈戦功記』
8 忍者のさまざま 『聚楽物語』『新可笑記』
9  忍者のさまざま 『本朝諸士百家記』
10 忍者の技芸伝達 『其磧置土産』
11 軍記の中の忍び 忍びの風魔と忍者の風魔
12 忍者の表象 黒装束・覆面・手裏剣・忍者の印
13 忍術と妖術 
14 立川文庫『猿飛佐助』と忍者像の転換
15 メディアの変遷でたどる忍者作品史

都合につき順序を入れ替える可能性もあるが、内容はおおむね上の通り。
事前・事後学修の内容 授業に関係した内容が教科書・参考文献にあるのでそれを読んで予習復習してもらいます。
事前学修の時間:140分/回    事後学修の時間:100分/回

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