三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 物理学1
ぶつりがくいち
Physics 1
授業テーマ 金属の科学と歴史
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-PHYS1311-002
開放科目 非開放科目    
分野 歴史・文化, 環境・科学, 教育・公共
分類・領域

教養統合科目・現代科学理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 竹田 真帆人(非常勤講師)

TAKEDA, Mahoto

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地球誕生と同時にもたらされた金属元素及びその合金が人類の社会活動の中で積極活用された時期は早い.歴史学の中で石器時代に続く青銅時代、鉄器時代と
歴史区分を表す用語となっていることからも生産手段として高い利用価値を有していた事が推察される.更に貨幣利用や錬金術を考えると、道具としてばかりでなく
経済活動や科学理解の発展の中で金属材料が重要な役割を果たして来たことも確認できる.本講義では、金属・合金利用や科学概念に関わる歴史を振り返りつつ、
金属、合金の特性への科学理解が関連の研究分野とともにどのように深化して来たか学ぶ.
学修の目的 日常的にも良く利用されている基本素材である金属を取り上げ、これらの材料と人類の関わり、諸特性の科学的理解の深化を歴史と言う時間軸発展の観点から学ぶ.
これによって地球規模のエネルギー削減や安全性・信頼性を考慮した実用的使用法、素材としての循環的利用のための基礎知識を獲得する.
学修の到達目標 金属・合金と言う素材利用の歴史的な重要性を認識できる.
金属・合金特有の存在様式や生産過程、用途が理解できる.
化学周期律表における金属元素の配置や物性的特徴が理解できる.
金属・合金の特性に対する科学的理解が時代によってどのように変遷し、現代に至ったか認識できる.
金属・合金研究の現状、将来的展望の概容を把握する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 演習問題30%、期末試験70%。欠席は5回以内であること。
成績は提出レポートと期末試験の評点、出席状況等を総合して最終評価とする.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業内容の理解を確認するため、授業や演習問題のレポート提出を課す.
教科書
参考書 ボーム「量子論」(みすず書房)
山本 悟「デモクリトスの原子論と材料学」(昭和堂)
竹田、田邊、塙、山本「合金論の歴史と論理」(ミューズコーポレーション)
S.Yamamoto:「Reaction Kinetics Based on Time-Energy Uncertainty Principle」(Springer)
オフィスアワー 担当教員に確認すること。
受講要件
予め履修が望ましい科目 物理化学、量子力学、固体物理
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 金属と合金、化学結合、反応速度
Key Word(s) Metal and Alloys、 Chemical bonds、Reaction kinetics
学修内容 第1回 地球上に存在する元素種と量
第2回 古代における人類と金属の関わり
第3回 ギリシア時代における物質観
第4回 中世における錬金術と化学
第5回 古典力学の成立と物質観
第6回 量子力学の誕生と量子力学的規則
第7回 原子の構造と化学結合
第8回 化学周期律表と規則
第9回 金属物性と化学周期律表の関係
第10回 原子と結晶構造
第11回 結晶と物性
第12回 結合に寄与する電子と伝導に寄与する電子
第13回 化学結合から見た金属物性
第14回 新しい機能を付加された合金の実例
第15回 反応速度論・・・従来の考え方と新しい試み
第16回 期末試験
事前・事後学修の内容 参考書欄で紹介した書籍は比較的読みやすく分かりやすく書かれているので、できるだけ多く目を通しておくのが望ましい。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

Copyright (c) Mie University