三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農業生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 フィールドサイエンスセンター農場実習Ⅳ
フィールドサイエンスセンターのうじょうじっしゅうよん
Farm practice Ⅳ
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2134-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

宿泊実習(2/27-3/3)予定

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 農場

担当教員 ○長菅輝義(生物資源学部附帯施設農場),奥田均(生物資源学部附帯施設農場),三島隆(生物資源学部附帯施設農場),松井宏樹(生物資源学部)

○NAGASUGA,Kiyoshi, OKUDA,Hitoshi, MISHIMA,Takashi, MATSUI,Hiroki

実務経験のある教員 長菅輝義
実務経験:独立行政法人農業生物資源研究所特別研究員、稲の子実生産にかおける生理学的研究を実施。
講義内容との関連性:稲を中心とした栽培方法の特徴やその発展に寄与した様々な技術革新とその理論的根拠となった研究事例に精通する。
奥田均
実務経験:元農水省果樹研究所カンキツ研究部栽培生理研究室室長、国研にて約20年間カンキツの生理研究(花芽形成、生理落果、水管理)に従事。
講義内容との関連性:果実の生産性や品質の向上を目標に据え、カンキツ樹の結実生理、水分生理に関する研究に長年にわたり従事。高品質果実生産のための水管理技術を開発・改良してきた。

SDGsの目標
連絡事項 農業生物学教育コース以外の学生さんが受講希望される場合、履修申告前に担当教員(長菅輝義:nkiyoshi@bio.mie-u.ac.jp)へ必ずご連絡ください。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 各種農作物の冬季の栽培管理を収穫を行い、1年間の農場実習の総決算として農作物と季節との関係性と今後の改善性について考える。春季休暇中に宿泊実習による短期集中実習の形態で実施する。各項目は実習内容の概要説明につづいて作業等に移行する形で進め、理解の程度を測るために随時レポートをまとめる。本実習では、コミュニケーション能力をグループディスカッションを通じても磨く。また、計測データの解析を通じて農作物の成長応答を理解し、今後農作物の成長経過を事前に予測し、対応方法を考える
(DP、CPとの関連)
この実習では、三重大学の目標である4つの力の中でも特に「コミュニケーション力」、「生きる力」を身に付けるため、生物資源学部のDPである(4) 豊かなコミュニケーション能力、(5)柔軟な対応性の習得を目指す。
学修の目的 畑作物、野菜、果樹の春季の管理ならびに食品の加工、農作物の安全管理などを行い、該当作目の栽培管理方法を身に付けるとともに、生産現場で求められている課題の解決方法を考察する。
学修の到達目標 ・夏野菜の播種、果樹の定植・剪定、麹の調整と味噌の仕込みを行い、FS農場実習Ⅰ-Ⅲと総合して農業の年間工程を経験する。これを通じ、農業を行う上での年間スケジュールの作成とそれに伴う実践上の課題を明確にできるようになる。
・コミュニケーション能力と他者との協調性を向上させることができる。
・情勢変化への柔軟な対応性を身に付けることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
○(4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○(5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 理解度70%、レポート30%、複数教員で評価を行う
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 アンケートなどの意見を次回以降の実習に反映させる。
教科書 特になし
参考書 参考資料はmoodleなどを通じて随時配布
オフィスアワー 随時農場にて実施
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 農作物生育制御概論,フィールドサイエンスセンター農場実習I~Ⅲ
発展科目 卒業研究
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目
口蹄疫などの家畜伝染病への感染を予防するため海外渡航する際は実習担当教員に事前に相談してください。
*インターンシップ要素を含む科目(2019年入学生から適用)

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9744
第1回 概要 ガイダンス
授業時間内の学修内容 宿泊実習の実施要項を説明します。
キーワード(Key Word(s)) 実施要項
Deployment
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第2回 概要 野菜類の収穫
授業時間内の学修内容 野菜(イチゴ、ミニトマトなど)の収穫をします
キーワード(Key Word(s)) 果菜類、収穫、選果
Fruit vegetables, Harvest, Selecting
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第3回 概要 こうじ作り
授業時間内の学修内容 味噌つくりに必要な麹を準備する
キーワード(Key Word(s)) 麹、味噌
Malted rice, Miso
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第4回 概要 バレイショの定植準備
授業時間内の学修内容 バレイショ定植用の種芋を準備する。
キーワード(Key Word(s)) バレイショ、種芋
Potato, Seed potato
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第5回 概要 常緑果樹のせん定
授業時間内の学修内容 ウンシュウミカンを中心としたせん定をします
キーワード(Key Word(s)) ウンシュウミカン、せん定
satsuma mandarin, Pruning
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第6回 概要 コムギの加工Ⅱ(うどん作り)
授業時間内の学修内容 小麦粉を加工し、うどん麵を作る
キーワード(Key Word(s)) 小麦粉、加工、うどん
Wheat flour, Processing, Udon
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第7回 概要 農作物の安全と社会
授業時間内の学修内容 農作物の安全性と社会のテーマでデベートを行う
キーワード(Key Word(s)) 農作物、安全性、社会、デベート
Crop, Safety, Society, Debate
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第8回 概要 牛乳の加工(バター作り)
授業時間内の学修内容 牛乳を加工してバターを作る
キーワード(Key Word(s)) 牛乳、加工、バター
Milk, Processing, Butter
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第9回 概要 亜熱帯果樹の管理Ⅲ(移植)
授業時間内の学修内容 パッションフルーツの苗を定植用の最終的なポットに移植します。
キーワード(Key Word(s)) 亜熱帯果樹、パッションフルーツ、移植
Subtropical fruit, passion fruit, transplanting
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第10回 概要 春季の果樹観察
授業時間内の学修内容 春季の果樹の状況(樹体の生育状況、病害虫発生)を観察します。
キーワード(Key Word(s)) 果樹、観察、春季
Fruit tree, Observation, Spring
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第11回 概要 畑作物の春季の管理
授業時間内の学修内容 バレイショ種芋の定植とその他の春作物の栽培管理を行う
キーワード(Key Word(s)) バレイショ、定植、管理
Potato, Planting, Cutivation
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第12回 概要 味噌の仕込み
授業時間内の学修内容 実習で収穫した大豆と宿泊実習初日に作成した麴を使って味噌を仕込む。
キーワード(Key Word(s)) 大豆、麹、味噌
Soybean, Malted rice, Misao
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第13回 概要 バイオサイエンスDX用調査・計測データの整理とサーバーへのアップロード
授業時間内の学修内容 これまでに調査およびセンサーに計測させておいた各種気象データを回収・整理し、データ蓄積用サーバーへアップロードする。
キーワード(Key Word(s)) データ、計測センサー、アップロード
Data, Measuring sensor, Uproad
事前学修の内容 各種計測データの回収方法やサーバーへのアップロード先とその方法を確認しておく、計測センサーについては故障等が発生していないかも同時に確認しておく。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 学外からデータサーバーへのログインの可否、データのアップロード先の正誤・アップロードされたデータの内容確認等を各自の自宅より再度確認する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第14回 概要 課題発表
授業時間内の学修内容 グループディスカッションで使用するためのプレゼンテーション資料を作成し、発表する。
キーワード(Key Word(s)) プレゼン資料、口頭発表
Slide, Presentation
事前学修の内容 過去の実習資料の内、ポイントとなる資料を整理し、リストアップしておく
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 作成したプレゼン資料の内容に誤りがないか、リストアップしておいた資料と内容を照合する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第15回 概要 反省会
授業時間内の学修内容 グループ活動で、各自がこれまでの実習で新たに学んだこと、実施上の課題を取りまとめ、相互に意見を述べる。そして、今後の改善点を各自で整理し、取りまとめる。
キーワード(Key Word(s)) グループディスカッション、レポート
Group Discussion、Report
事前学修の内容 過去の関連資料の内容を整理し、要点をピックアップしておく
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 グループディスカッションの内容を踏まえ、今後の改善点を各自で取りまとめ、レポートして提出する
事後学修の時間 60分
自由記述欄

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