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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・農業土木学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目(農業土木コース)
授業科目名 鉄筋コンクリート工学
てっきんこんくりーとこうがく
Reinforced concrete engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-2331-006
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 岡島賢治(生物資源学研究科)

OKAJIMA, Kenji

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では、鉄筋コンクリート構造物への関心を持ち、その経年的な劣化状態を自ら診断する資質を育てるとともに、設計の基礎理論を有する人材を育成する。
は、三重大学のディプロマポリシーである4つの力の「感じる力」「考える力」を身に付けるため、学部のDPである(2)(3)の習得を目指します。
2年次までに学修した基礎構造力学、構造力学の知識を発展させた講義となる。これらの講義内容を踏まえて水利施設工学において農業水利施設のそれぞれの関連性を学習する。
学修の目的 農業土木の構造物において重要な構成材料である鉄筋コンクリート構造物の設計の基礎理論と経年的な劣化状況の理解は、営農に必要な農業土木構造物を作り、責任を持って維持管理していくうえで非常に重要な知識となる。
本講義では、鉄筋コンクリート構造の特徴と構成材料の力学的性質についてレポート課題などを通じて自ら学び、鉄筋コンクリート構造物の設計演習を中心に限界状態設計法に基づいてコンクリート構造物を設計するための基礎理論を習得する。
学修の到達目標 鉄筋コンクリート構造の特徴と材料の力学的性質、限界状態設計法の設計理論を理解し、鉄筋コンクリート構造物の設計ができるようになるために以下の学修到達目標を設定する。
(知識)鉄筋コンクリート構造物の限界状態設計法の曲げ耐力、断面の応力度、ひび割れ、疲労に関する基礎的な計算方法を身に付ける。調査課題として課されるコンクリートの劣化を列挙、分類し、それらに対する対策工について説明する。また、農業土木施設、鉄筋コンクリートに関する動画を視聴することで知識の定着を図る。
(態度)毎回課される事前の設計演習課題に取り組み、発表者として積極的に発表する
(技能)講義内で行われる演習課題に対して、事前の設計演習で十分に準備し、それをもとに自ら解答を導き出す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
この科目は,農業土木学教育コースの掲げる学習・教育目標のDに対応し,JABEEの定める共通の学習・教育目標 dに相当します。
成績評価方法と基準 事前課題40%,講義内での演習20%、講義内での発表10%、レポート課題10%、調査課題20%で評価し、総合点60点以上の者を合格とする。
(知識)事前課題の内容30%、調査課題の内容20%、動画視聴で調べたレポート課題10%で評価します。
(態度)事前課題の提出状況10%、講義内での発表内容10%で評価します。
(技能)講義内での演習20%で評価します。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

反転授業
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 鉄筋コンクリート工学【三訂版】岡本甫 市ヶ谷出版
オフィスアワー 講義後、担当教員居室(322室)で対応する。
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎構造力学,構造力学
発展科目 水利施設工学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL
第1回 概要 農業水利施設の概要と鉄筋コンクリート構造物
授業時間内の学修内容 愛知用水の建設にかかる動画を視聴し、その中に出てくる農業土木構造物と鉄筋コンクリート構造物について解説する。
キーワード(Key Word(s)) 構造設計(Structural design)、農業水利施設(Irrigation facilities)、ダム(Dam)、水路(Canal)
事前学修の内容 新しい文化を作る愛知用水(https://suido-ishizue.jp/kokuei/tokai/Prefectures/2305/2305.html)を読んでおく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義で学んだ内容を感想を書くとともに、講義で出て関心を持った土木構造物について自ら調べてレポートにまとめる。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第2回 概要 コンクリート材料に関する基礎知識
授業時間内の学修内容 セメント、骨材、混和材について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) セメント(Cement)、骨材(Aggregate)、混和材(Admixture)
事前学修の内容 第2回事前課題、セメント、骨材、混和材について、指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 グループメンバーの発表内容を評価する。
他の人が発表した内容をまとめ、「セメント、骨材、混和材」についての資料を作成する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第3回 概要 フレッシュコンクリートと硬化コンクリートに関する基礎知識
授業時間内の学修内容 フレッシュコンクリートと硬化コンクリートについて学ぶ
キーワード(Key Word(s)) フレッシュコンクリート(Fresh Concrete)、硬化コンクリート(Hardened concrete)
事前学修の内容 第3回事前課題、フレッシュコンクリートと硬化コンクリートについて、指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 グループメンバーの発表内容を評価する。
他の人が発表した内容をまとめ、「フレッシュコンクリートと硬化コンクリート」についての資料を作成する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第4回 概要 鉄筋コンクリートの特徴
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートの特徴であるコンクリートおよび鉄筋の力学的性質について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 鉄筋コンクリート(Reinforced concrete)、鉄筋(Rebar)
事前学修の内容 第4回事前課題、鉄筋コンクリートの特徴について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 グループメンバーの発表内容を評価する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第5回 概要 コンクリートの劣化
授業時間内の学修内容 ひび割れ、エフロレッセンス、錆汁、コールドジョイント、ジャンカについて学ぶ
キーワード(Key Word(s)) ひび割れ(Crack)、エフロレッセンス( efflorescence)、錆汁(rust juice)、コールドジョイント(cold joint)ジャンカ(junker)
事前学修の内容 コンクリートの劣化に関する調査課題に取り組む
事前学修の時間 360分
事後学修の内容 学んだ劣化以外の中性化、塩害、アルカリシリカ反応、凍害について、資料をまとめる
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第6回 概要 コンクリートおよび鉄筋の力学的性質
授業時間内の学修内容 コンクリートの劣化(中性化、塩害、アルカリシリカ反応、凍害)について学ぶとともに、コンクリートおよび鉄筋の力学的性質について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 圧縮強度(Compressive strength)、弾性係数(Modulus of elasticity)、鉄筋(Rebar)
事前学修の内容 第6回事前課題、コンクリートおよび鉄筋の力学的性質について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内容を復習する
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第7回 概要 限界状態設計法の概要
授業時間内の学修内容 限界状態設計法の概要について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 曲げ耐力(Bending strength)
事前学修の内容 第7回事前課題、単鉄筋の曲げ耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第8回 概要 断面の曲げ耐力
授業時間内の学修内容 断面の曲げ耐力について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 曲げ耐力(Bending strength)
事前学修の内容 第8回事前課題、単鉄筋腹鉄筋の曲げ耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第9回 概要 曲げと軸方向力に対する断面の耐力
授業時間内の学修内容 曲げと軸方向力に対する断面の耐力を学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 軸方向圧縮耐力(Axial compressive strength)、偏心(eccentricity in mechanics)
事前学修の内容 第9回事前課題、軸方向圧縮耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第10回 概要 鉄筋コンクリートのせん断耐力
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートのせん断耐力について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) せん断耐力(shear strength)
事前学修の内容 第10回事前課題、せん断耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第11回 概要 スラブの押抜きせん断耐力
授業時間内の学修内容 スラブの押抜きせん断耐力について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) スラブ(slab)、押抜きせん断耐力(Punching shear strength)
事前学修の内容 第11回事前課題、押抜きせん断耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第12回 概要 鉄筋コンクリートのねじり耐力
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートのねじり耐力について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) ねじり耐力(Torsional Strength)
事前学修の内容 第12回事前課題、ねじり耐力について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第13回 概要 鉄筋コンクリートの断面の応力度
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートの断面の応力度について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 応力度(Stress)
事前学修の内容 第13回事前課題、曲げ応力度について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第14回 概要 鉄筋コンクリートのひび割れに対する設計
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートのひび割れに対する設計を学ぶ
キーワード(Key Word(s)) ひび割れ(Crack)
事前学修の内容 第14回事前課題、ひび割れについての設計について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第15回 概要 鉄筋コンクリートの疲労設計
授業時間内の学修内容 鉄筋コンクリートの疲労設計について学ぶ
キーワード(Key Word(s)) 疲労設計(Fatigue Design)
事前学修の内容 第15回事前課題、疲労設計についての設計について指定した箇所を自ら調べて他の人に分かりやすいように発表するための資料を作成する
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 講義内課題の解きなおしをする
事後学修の時間 60分
自由記述欄

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