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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学系研究科(修士課程)医科学専攻
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 社会医学
しゃかいいがく
Social Medicine
単位数 2 単位
ナンバリングコード
MD-PHSM 4
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 ※ 講義は基礎第1講義室で医学科第3学年と合同講義になります。
※ 但し、(9・10限)の疫学・統計実習は教育実践総合センター1階の総合情報処理センター第4教育端末室での実習になります。【2022年度は疫学・統計実習はオンラインでの講義になります。】
※5月12日(木)1・2限の講義は大学院のみ対象で,総合研究棟Ⅰ 3階316~318で行います。

担当教員 ○そうけ島茂(医学系研究科),村田真理子(医学系研究科),小谷泰一(医学系研究科),森田明美(医学系研究科), 田島和雄(非常勤講師),秋葉澄伯(非常勤講師),坂本峰至(非常勤講師),山田知美(非常勤講師),飛田英祐(非常勤講師),圓藤吟史(非常勤講師),金子隆一(非常勤講師), 谷口清州(非常勤講師), 伊藤由希子(非常勤講師)

〇SOKEJIMA Shigeru, MURATA Mariko, KOTANI Hirokazu, MORITA Akemi, TAJIMA Kazuo, AKIBA Suminori, SAKAMOTO Mineshi, YAMADA Tomomi, HIDA Eisuke, ENDO Ginji, KANEKO Ryuichi, TANIGUCHI Kiyosu, ITO Yukiko

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  疫学Epidemiologyは、疾病の予防や診療に役立つ要因(例:禁煙、検診、抗がん剤)を、人間集団において探索、分析、そして検証するための科学である。そのような研究によって明らかにされたことを、他の諸科学(例:予防医学、臨床医学、経済学)と連携して健康な社会の実現を総合的な視点から考究・実践するのが公衆衛生学Public Healthである。疫学・公衆衛生学の基礎には、確率・統計論が含まれるが、さらに重要なのは人間社会への深い洞察と理解である。本講座の教育は、他の社会医学講座と協力しながら、学生の皆さんが社会と医学・医療の関係を理解することを目標とする。
 本講義では、公衆衛生学の中心的方法論である疫学を中心とした講義を通じ、研究デザインや疫学的指標の解釈等の基本となる知識を習得する。また、公衆衛生の第一線で活躍している非常勤講師を主体に、各分野(産業保健、母子保健、高齢者保健、医療経済、疫学の専門領域等)の各論に関する講義を行う。
 講義と並行して、公衆衛生学の中心的方法論の両輪の一方である統計学実習を行う。統計パッケージ(SAS)を使用した実習を通じて、記述的な方法、各種検定方法から多変量解析による調整の理解を目指す。
学修の目的 1. 公衆衛生学の対象集団・領域および中心となる方法論である疫学・統計学の基礎を理解する。
2. 生活・労働環境が人間の健康・疾病に及ぼす影響(生活習慣病を含む)とその評価・予防法を知る。
3. 予防医学活動の基本や保健、医療、福祉の概要を知る
4. 産業保健、地域医療、医療経済などの公衆衛生学諸領域の現代的課題を知る
学修の到達目標 1)公衆衛生学/疫学の定義を理解する(Winslow/Last)。
2)地域保健・産業保健の現状と課題について理解する。
3)現代の公衆衛生学・疫学の問題点の指摘と解決方法を考察することができる。
4)疫学・臨床疫学上の諸指標を理解し実際に求めることができる
5)疫学研究のデザインについて理解する。
6)交絡の調整やバイアスの回避方法を理解している。
7)主要疾患の疫学の現状を述べることができる。
8)統計学的な推測・検定・解析方法の基礎を理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席、小テスト、実習レポートなどを総合して評価する。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 1)Leon Gordis(著)木原正博(訳)疫学ー医学的研究と実践のサイエンスー、メディカルサイエンスインターナショナル
2)Roger Detels et al: Oxford text book of Public Health. 5th ed., Oxford University Press, 2009
3) 国民衛生の動向、厚生労働統計協会(毎年刊)
4)和田攻監修、産業保健マニュアル6版、南山堂
以上は推薦図書である。各講義で薦められる図書・論文も参考にすること。
参考書 予防医学・公衆衛生学のテキストが種々刊行されている。適切な1冊を適宜購入のこと。
オフィスアワー 面談を希望する場合は、あらかじめメールないし電話等で公衆衛生・産業医学分野秘書を通し、日時を予約下さい。
場所: 先端医科学研究棟5階公衆衛生・産業医学分野
Email: publichealth@doc.medic.mie-u.ac.jp
Tel: 059-232-1111(内線6372)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 公衆衛生・産業医学分野と医学部附属病院疫学センターが実施する大学院セミナーにも積極的な参加を希望します。セミナー日程は随時案内します。
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 公衆衛生学、疫学、統計、産業医学、疾病統計、保健統計、人口論、大規模コホート研究、がん、高齢者保健、感染症疫学、公害、医療経済、分子疫学、法医・法科学
Key Word(s) Public Health, Epidemiology, Biostatistics, Occupational Medicine, Statistics, Low birthrate and Longevity, Cohort study, Cancer, Elderly care, Epidemiology of infectious diseases, Pollution, Health Economics, Molecular epidemiology, Forensic medicine
学修内容 社会医学1: 4月12日(火) 1・2, 笽島茂「公衆衛生学入門」
社会医学2: 4月13日(水) 5・6, 金子隆一「人口動向と公衆衛生」
社会医学3: 4月13日(水) 7・8, 田島和雄「コホート研究とがんの疫学」
社会医学4: 4月14日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学1」
社会医学5: 4月20日(水) 9・10, 飛田英祐, 山田知美, 笽島茂「疫学・統計実習1」
社会医学6: 4月21日(木) 1・2, 谷口清州「ワクチン接種と感染症疫学」
社会医学7: 4月21日(木) 3・4, 坂本峰至「公害の疫学 」
社会医学8: 4月27日(水) 9・10, 飛田英祐, 山田知美, 笽島茂「疫学・統計実習2」
社会医学9: 4月28日(木) 1・2, 村田真理子「分子疫学」
社会医学10: 4月28日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学2」
社会医学11: 5月11日(水) 9・10, 山田知美, 飛田英祐, 笽島茂 「疫学・統計実習3」
社会医学12: 5月12日(木) 1・2, 小谷泰一「法医・法科学」
社会医学13: 5月12日(木) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学3」
社会医学14: 5月13日(金) 1・2, 秋葉澄伯「放射線影響の疫学と公衆衛生」
社会医学15: 5月18日(水) 9・10, 山田知美, 飛田英祐, 笽島茂 「疫学・統計実習4」
社会医学16: 5月31日(火) 1・2, 森田明美「公衆衛生における栄養政策」
社会医学17: 5月31日(火) 3・4, 笽島茂「疫学・公衆衛生学4」
社会医学18: 6月1日(水) 9・10, 飛田英祐, 山田知美, 笽島茂 「疫学・統計実習5」
社会医学19: 6月3日(金) 1・2, 伊藤由希子「医療経済学」
社会医学20: 6月3日(金) 3・4, 圓藤吟史「産業医学1」
社会医学21: 6月8日(水) 3・4, 笽島茂「産業医学2」
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:15分/回    事後学修の時間:30分/回

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