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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・農業土木学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
選択推奨科目(土木コース)
授業科目名 測量学演習
そくりょうがくえんしゅう
Applied Practice in Surveying
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-3342-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 5, 6, 7, 8時限
授業形態


* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 宮崎偉平,大原裕治,内山和広(以上,愛知県土地改良事業団体連合),堀口昌孝(岐阜県土地改良事業団体連合),伊藤雅敏,亀井智広,玉置 健,内山雅仁(以上,三重県土地改良事業団体連合),森本英嗣(生物資源学部共生環境学科)

MIYAZAKI Ihei, OHARA Yuji, UCHIYAMA Kazuhiro, HORIGUCHI Masataka, ITO Masatoshi, KAMEI Tomohiro, TAMAKI Ken, UCHIYAMA Mashito and MORIMOTO Hidetsugu

実務経験のある教員 担当教員(分担)の愛知・岐阜・三重県土地改良事業団体連合それぞれの担当者は,農業土木分野での測量業務にリアルタイムで携わっている。現場での実践経験をふまえ,観測点の設置場所の選定や観測方法などの苦悩や解決方法を交えたより実践的な授業が展開される。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 測量はあらゆる土木・建築分野で必要とされる技術であり、従来においては要求精度を満たすように如何に観測するか、観測方法・手法に重点が置かれていた。しかし、現在においては測量器械の発達が目覚しく、比較的容易に高精度の観測結果をデジタルデータとして得ることが出来るようになり、必要とされる技術が”観測方法”から”デジタルデータの高度利用”に移行している。また、近年、デジタル化された測量成果を地理空間情報として利活用する重要性が高まっている。本実習では、前期で習得した基礎的測量技術をもとに、トータルステーションとフリーソフトを使用して実務レベルでの測量作業に近い内容で観測と計算を行うことで、デジタル化された測量データの取扱い技術の習得を図る。また、無人航空機(UAV)を用いた測量技術の利活用が進んでいるため、UAVの理論と利活用の講義及びトイドローン体験実習を行う。実習においては、各自ノートパソコンを使用する。また、使用するフリーソフトは、測量計算(GioLine)、2D地形図作成(Jw_CAD)を予定しており、講義で配布する。
学修の目的 トータルステーションを使用して、計測技術と計算方法の習得及びデジタルデータの各作業工程間の流れを理解する。
学修の到達目標 トータルステーションの基礎技術の習得。フリーソフトを使用しての基礎的な測量計算及び作図方法を習得することで、計測結果の算出のみでなく、2次利用までを考えることができる基礎知識及び理論の習得を目指す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
農業土木プログラム-JABEE学習・教育目標との対応:(F),(H).
成績評価方法と基準 出席点(30%)、レポート(20%)、小テスト(10%)、期末試験(40%)の合計100%で評価。合計が60%以上で合格。
授業の方法 演習 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

インターンシップ
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 測量で発生する誤差の処理計算だけでなく、発生した誤差が後にどのような影響を与えるのかの説明を行う。また、計測デジタルデータの一連の流れを分かりやすく説明することで、学生の理解が深まるようにする。
教科書 配布プリント使用
参考書 (1) 『改訂2版 実務測量に挑戦!! 基準点測量』(2020) 谷口光廣・岡島賢治・森本英嗣・中村光司・成岡市、電気書院、ISBN:978-4-485-30254-5

(2) 『改訂新版 測量実習ポケットブック』(2020) 岡島賢治・谷口光廣・森本英嗣・成岡市、電気書院、ISBN:978-4-485-30255-2

(3) 『ドローンポケットブック』(2020) 谷口光廣・岡島賢治・森本英嗣・成岡市、電気書院、ISBN:978-4-485-30258-3
オフィスアワー 毎回実習後、生物資源学部棟校舎 216講義室等で対応する。
受講要件 測量学、測量学実習の履修済みが望ましい。
予め履修が望ましい科目 測量学、測量学実習などの科目を前提として、授業単元の全体イメージを把握しておくこと(計60時間=4時間×15回)。
発展科目 公共事業インターシップなどの科目を展望して、授業単元の整理をしておくこと(計60時間=4時間×15回)。
その他 ・測量士補資格取得必修科目
・天候により授業スケジュールを変更する場合があります。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 基準点測量、地形測量、道路線形、最新計測機器の紹介、トータルステーション、電子平板、3D地図、地理空間情報
Key Word(s) control point survey, topographic survey, road alignment, measurement equipment, total station, electronic plane survey, 3D maps, geo-spatial information
学修内容 01 ガイダンス(トータルステーションの点検と据え付け)
02 トータルステーションの基本操作(観測手順,取得データの扱い)
03 路線測量①(公共事業と測量の関係) 担当:岐阜県土連
04 路線測量②(縦横断測量) 担当:岐阜県土連
05 路線測量③(内業:測量成果,製図) 担当:岐阜県土連
06 用地測量①(作業計画) 担当:愛知県土連
07 用地測量②(角測量) 担当:愛知県土連
08 用地測量③(面積計算) 担当:愛知県土連
09 基準点測量①(GNSS測量) 担当:三重県土連
10 基準点測量②(確定測量,細部測量) 担当:三重県土連
11 基準点測量③(内業,成果まとめ) 担当:三重県土連
12 UAVの点検と操作手順の確認 
13 UAVの実践(空撮)
14 空撮画像のとりまとめ
15 測量技術の将来について議論
16 期末試験

※担当が記載されていない講義は森本が実施する。
※非常勤講師の都合で講義内容が移動(入れ替わる)可能性がある。
事前・事後学修の内容 レポート作成に際して、予習・復習は欠くことのできない作業である。
次の取り組みを毎回行う。事前学修について,前期に履修した測量学ならびに測量学実習で関連する部分を予習しておく(2時間×15回)。事後学修では,演習で実施した内容を教科書を参照しながら復習し,各課題(レポート作成)に取り組む(2時間×15回)。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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