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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 3年次, 4年次
70・71 期生
卒業論文を日本近現代文学で書く3・4年生が対象。
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 国文学ゼミナールⅠ
こくぶんがくぜみなーるいち
Seminar on Japnese Literature 1
単位数 1 単位
ナンバリングコード
educ-lang-LITR3017-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 9, 10時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 国語科ゼミ室

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA, Takashi

実務経験のある教員 【教員名】和田崇
【実務経験】高等学校における非常勤講師の経験を有す
【講義内容との関連性】実務経験より得た文学教育の現状に関する知見を活かして,文学作品の歴史的背景や読解法を文学教育と関連づけながら教授する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本近現代文学で卒業論文を書く3・4年生を対象とする。
3年生は、教科書に書かれた内容を咀嚼して整理し、得られた知見を他の作品に応用することを目指す。
4年生は、卒業論文執筆に向けた調査と分析をし、中間発表を行う。
学修の目的 日本近現代文学作品に描かれた内容から問題点を抽出し、テクストを精緻に分析する力を身につける。
学修の到達目標 3年生は、日本近現代文学で卒業論文を書くための基礎的な研究スキルを身につける。
4年生は、3年次に学習した知識や技術を生かし、それを卒業論文の執筆へ応用する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 発表・レポート80%+討論への積極的参加度20%=計100%(合計60%以上で合格)
3分2以上の出席を要す(ただし、出席点として評価には加えない)。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 受講者の研究スキルを高めるために、文献の記載方法や先行研究の探し方、レポートの書き方などを1から指導する。
教科書 ・橋本陽介『物語論 基礎と応用』 (講談社選書メチエ)
*電子書籍版も可。
参考書 ・小平麻衣子『小説は、わかってくればおもしろい:文学研究の基本15講』(慶應義塾大学出版会)
・橋本陽介『ナラトロジー入門 : プロップからジュネットまでの物語論』(水声社)
・菅原克也『小説のしくみ:近代文学の「語り」と物語分析』(東京大学出版会)
・三原芳秋ほか[編著]『クリティカル・ワード 文学理論:読み方を学び文学と出会いなおす』(フィルムアート社)
・武田悠一『差異を読む:現代批評理論の展開』(彩流社)
・西田谷洋『学びのエクササイズ : 文学理論』(ひつじ書房)
・鈴木貞美著『日本文学の論じ方 : 体系的研究法』(世界思想社)
・論文・レポート作成必携編集委員会編『近代文学現代文学論文・レポート作成必携』(学灯社)
・上田博,木村一信,中川成美編『日本近代文学を学ぶ人のために』(世界思想社)
※その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日11,12限(ただし出張で対応できない日もある)
   ※その他の時間もアポイントメントを取れば相談に応じる
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目 国文学演習(近代)の科目
発展科目 国文学ゼミナールⅡ
その他 日本近現代文学で卒業論文を書く3・4年生は原則必修 。
社会状況や本学の方針に応じて、面接、ハイフレックス、完全オンラインの各授業方法へ柔軟に対応する。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9275
キーワード 日本近現代文学
Key Word(s) Modern Japanese literature
学修内容 第1回…イントロダクション1:授業計画の確認【講義】
    卒業論文テーマのプレ発表【4年生】
第2回…イントロダクション2:「物語論」とはなにか(*教科書:「はじめに」参照)
第3回…教科書の要約例:テクスト論・物語論【講義】
第4回…教科書担当範囲の決定【3年生】
    卒業論文テーマの発表【4年生】
第5回…教科書の要約1:「物語」の形態学【3年生】(*教科書:第1章)
    教科書の要約2:物語に流れる「時間【3年生】(*教科書:第2章)
第6回…教科書の要約3:視点と語り手【3年生】(*教科書:第3章)
    教科書の要約4:ノンフィクションは「物語」か【3年生】(*教科書:第5章)
第7回…文献探索法および記載方法(書誌・先行研究)【講義】
    図書館ツアー:図書館を有効活用する方法【共通】
第8回…卒業研究経過報告1・2【4年生】
第9回…卒業研究経過報告3・4【4年生】
第10回…卒業研究経過報告5【4年生】
第11回…課題作品の決定【3年生】
第12回…課題作品の分析結果発表1・2【3年生】
第13回…課題作品の分析結果発表3・4【3年生】
第14回…課題作品の分析結果発表(予備)【3年生】
第15回…まとめ:文学研究で実証するとはどういうことか【講義】
第16回…レポート【共通】
事前・事後学修の内容 ・研究スケジュールを計画的に立てること。
・自己の研究のみに固執するのでなく、他者の研究にも興味・関心を持ち、積極的に意見が述べられるよう作品を読みこんでおくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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