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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 小児看護学Ⅰ
しょうにかんごがくⅠ
Pediatric Nursing Ⅰ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-PEDI-1501-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 看護学科棟3階第3講義室

担当教員 ○仁尾かおり(医学系研究科看護学専攻),村端真由美(医学系研究科看護学専攻),大北真弓(医学系研究科看護学専攻)

NIO Kaori, MURABATA Mayumi, OKITA Mayumi

実務経験のある教員 仁尾かおり:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する内容全般の知識・技術を有している。
村端真由美:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する保健衛生統計、検査・処置、基礎看護技術の知識・技術を有している。
大北真弓:看護師として小児看護の実務経験があり、小児看護学Ⅰで教授する基礎看護技術の知識・技術を有している。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 子ども観や小児看護の歴史的変遷、小児看護の機能と役割の理解をふまえて、子どもの健康を維持するための理論、小児保健行政の動向と対策、小児保健活動の実際について学ぶ。
学修の目的 小児の成長発達について、各発達段階における形態的成長、機能的成長、精神運動機能の発達の観点から理解するとともに、代表的な発達理論について学び、成長発達途上にある小児の身体的・精神的・社会的特性を理解する。また、健康な小児および障害をもつ小児とその家族が健やかに成長発達するための法律、保健・医療・福祉制度について理解する。さらに、健康障害や入院が小児とその家族に及ぼす影響と小児を取り巻く環境について理解した上で、小児看護の実践に必要な基本的な技術を習得する。
学修の到達目標 1.小児看護の理念・目的・目標と役割について説明することができる。
2.小児の保健、医療、福祉に関する法律と子どもの権利擁護について説明することができる。
3.小児各期の成長と発達および発達課題を理解し、発達段階に応じた生活の援助について説明することができる。
4.小児の保健衛生統計、小児保健行政の動向と対策、小児保健活動の実際について説明できる。
5.小児を取り巻く環境と小児の安全を守る方法を説明することができる。
6.健康障害が子どもと家族に及ぼす影響を理解し、苦痛の緩和や安楽を守る方法を説明できる。
7.成人期への移行過程にある小児慢性疾患をもつ人に関する課題や看護を説明できる。
8.虐待等特別な状況にある小児について、家族や社会の特徴を理解し、必要な看護を説明できる。
9.小児看護の実践に用いる基礎看護技術の基本を理解し、実施することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
○国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 定期試験90%、レポート内容10%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 毎回の授業の1週間前に、授業資料および課題を提示することにより、予習して授業に出席できるようにする。
教科書 小林京子、高橋孝雄:新体系看護学全書 小児看護学① 小児看護学概論/小児保健、メヂカルフレンド社
小林京子、高橋孝雄:新体系看護学全書 小児看護学② 小児看護学概論/小児保健、メヂカルフレンド社
参考書
オフィスアワー 金曜日12時~13時。その他、随時。
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎看護学に関する科目,生涯発達論
発展科目 小児看護学Ⅱ、小児看護学Ⅲ、小児看護学実習、統合実習Ⅰ・Ⅱ
その他 授業についての質問・感想・評価を求めるので、積極的な参加を期待している。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 子ども,小児看護,成長発達,小児保健
Key Word(s) Child, Pediatric nursing, Growth and development, Child health
学修内容 1.小児看護の変遷、小児看護の特徴と看護
2.子どもの倫理、小児保健医療に関する法律
3.小児の成長・発達
4~7.乳児期、幼児期の成長発達とヘルスプロモーション
8.検査・処置を受ける小児の看護、小児の基礎看護技術
9.小児の安全
10.小児の基礎看護技術(演習)
11.学童期、思春期の成長発達とヘルスプロモーション
12.健康障害が小児と家族に及ぼす影響と看護
13.成人期への移行過程にある小児慢性疾患をもつ人の看護
14.虐待を受けている子どもの求めているケア
15.小児の保健衛生統計
16.まとめ:試験
事前・事後学修の内容 教室外の学習内容・手段
毎回の授業の1週間前に提示する資料、および、教科書を熟読して受講する。
毎回、授業資料で提示する課題に取り組む。
レポート課題に沿って、成長発達に関する学習を進める。

学習課題
1.小児期の年齢区分、小児看護の変遷、小児の特徴、小児看護の目標、小児と家族を看護する看護師の役割
2.児童の権利に関する条約、倫理原則、小児看護領域で留意するべき子どもの権利、インフォームド・アセント、プレパレーションの意義
3.乳幼児の発育、新生児・乳児の反射、乳幼児の運動機能の発達、小児の発育評価、乳児の呼吸器系の特徴
4~5.発達理論、離乳、乳幼児期の遊びの意義
6~7.基本的生活習慣、 発達理論、幼児期の食事
8.検査・処置を受ける小児の体験、プレパレーション、ディストラクション、検査・処置を受ける子どもへの説明
9.チャイルドビジョンの体験、小児に起こりやすい事故、小児の運動機能の発達段階と日常おこりやすい事故、転倒・転落の事故を予防する方法
10.バイタルサイン測定、身体計測、清潔の援助技術
11.思春期の発達課題、発達理論
12.病気に対する小児の理解の発達、病気が小児の生活・成長発達におよぼす影響、病院における遊び、入院中の小児の学習、小児の病気が家族に及ぼす影響
13.小児慢性疾患の成人期移行の背景と現状、小児慢性疾患の成人期移行の問題と支援
14.児童虐待の定義、事例による実際と援助
15.人口構造、出生、死亡、小児期の疾病
16.まとめ:試験
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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