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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 工学部建築学科/総合工学科建築学コース ・専門教育
建築設計・計画
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
建築学科
選択・必修 選択
選択科目
授業科目名 建築意匠
けんちくいしょう
Architectural Design Theory
単位数 1 単位
ナンバリングコード
EN-ARCH-3

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 3, 4時限
開講場所 未定

担当教員 富岡 義人(工学部建築学科)

TOMIOKA Yoshito

学修の目的と方法

授業の概要 建築設計における形態の構想力の理論的背景をなす建築形態論および建築設計方法論の基礎を、作品実例を挙げつつ概説する。
学修の目的 建築設計におけるデザイン上の議論に参画し、その内容を的確に把握できるようにするため、基礎的な形態分析概念を理解することを目的とする。
学修の到達目標 建築設計における基本的な形態分析/操作概念を理解し、将来、設計実務についた際に、意匠的な議論に参画できるに十分な基礎的形態把握力を身につけ、あわせて図的・言語的表現力を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 文化や社会の発展について、歴史的に理解し、説明できる。地球的視点に立ち、文化や社会の多様性について理解し、説明できる。【広い分野】
 建築家あるいは建築技術者を対象とした技術者倫理に関する知識を持ち、説明できる。専門科目の演習を通じて、倫理的判断の態度を身につける。【技術者倫理】
 建築学の基礎となる数学・自然科学・情報技術の基礎知識を持ち、応用できる。計画・環境設備・構造・生産の専門知識を持ち、データを分析し、適切に説明できる。【専門的能力】
 論理的な記述能力、学習したことを発表、討論できる日本語能力を身につける。専門英語の基礎知識をもち、英語による基本的なコミュニケーション能力を身につける。【コミュニケーション能力】
 与えられた課題に対して、社会のニーズ、予想される問題を把握し、建築学的な解決策を設計できる。自発的で継続的な学習の方法と態度を身につける。設計製図などの演習を通じて、グループワークの方法と態度を身につける。【デザイン能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 試験の成績に基づいて評価する。試験は100点満点で、略図の描画と文章による論述を組みあわせて出題する。それぞれ50点として評価し得点を合算する。60点以上を合格とする。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業評価の値は高い。3年時の履修は建築設計製図に正の影響を与える。3年生で取得できなかった場合には、4年生での履修を勧める。この場合は建築企画設計と同期する。受講生からの直接のアドバイスも歓迎。tomioka@arch.mie-u.ac.jp にて。
教科書 講義中にプリントを配布。
参考書 Ching,Francis : ARCHITECTURE=FORM,SPACE & ORDER, Van Nostrand Reinhold.
小林克弘:建築構成の手法、彰国社.
香山壽夫:建築意匠講義、東京大学出版会.
ほか、講義中に紹介する。
オフィスアワー 火曜日の12:00〜13:00。上記時間以外も在室時は随時対応。電子メール による受付も随時対応
(tomioka@arch.mie-u.ac.jp)
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 建築設計製図3、4、建築企画設計
その他 1単位の科目なので、合計8回の開講である。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 建築形態、デザイン、設計理論、設計方法
Key Word(s) Architectural Morphology, Architectural Design, Design Theory, Design Method
学修内容 1.形態の生成/創作の原動力 :形状と形式/空間と物体/部分と全体/要素と構成
2.敷地の形態と立体の構成:敷地を読む/建築形態の構え/建築形態のダイナミズム
3.面の構成 1:壁体の構成 :空間の輪郭と壁体の挿入/空間の方向性/方向性の組織
4.面の構成 2:開口部の構成:透明-半透明-不透明/ルーバーやスクリーンによる変調
5.建築物の空間の断面構成  :上下に重なりあう空間/動線と見通し/空間の相互貫入
6.素材と組み立て   :構法とデザイン/三部構成/対比とバランス/組み立ての表現
7.幾何学的秩序による造形の制御:比例理論と寸法/立体形態の整合性/形態の洗練
8.形態の体験 :滞在と移動/視界の展開/知覚の二重性とその並存/観客と共演者
9.試験
事前・事後学修の内容 各回とも、参考書を通読・通覧することが、全体の理解に役立つ。同時に開講される建築設計製図の設計に本講義の内容が生きるよう努力されたい。

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