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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・森林資源環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 森林流域保全学
しんりんりゅういきほぜんがく
Forest Watershed Conservation
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-FRST-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
開講場所

担当教員 堤大三

TSUTSUMI, Daizo

学修の目的と方法

授業の概要 森林は、土地環境、大気環境、水環境などに影響を与え、人間の生活、生存にとってかけがえのない良好な環境を形成する。森林は「緑のダム」と一般的には呼称されるが、大規模な洪水や土砂災害をもたらす山崩れの発生を防止したり、土石流を捕捉することはできないなどの機能的な限界を有する。この講義では、日本における森林荒廃とその修復の歴史、森林荒廃が流域に及ぼす影響、森林域での水・土砂の流出の実態とメカニズム、森林の洪水や山崩れ、土石流などに対する機能的限界などについて解説する。
学修の目的 日本における森林荒廃とその修復の歴史、森林荒廃が流域に及ぼす影響、森林域での水・土砂の流出の実態とメカニズム、森林の洪水や山崩れ、土石流などに対する機能的限界などについて理解を深めることを目的とする。
学修の到達目標 森林は、自然環境の構成要素の一つとして、人間の生活、生存に良好な自然環境を形成する多面的な機能をもつ。森林が土地、大気、水の各環境に与える基本的な働きを、森林によるマイナス面も含めて総合的に理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 配布プリント
参考書
オフィスアワー 随時(森林環境砂防学研究室501号室)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 保全砂防学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 共生環境,森林の多面的・公益的機能,自然環境,土砂災害,洪水災害,緑のダム,森林管理,森林環境保全,流域保全
Key Word(s)
学修内容 1.森林資源の特徴,多面的機能,公益的機能,森林の効用 と限界,森林と山地災害、洪水、森林環境保全の考え方 
2. 森林機能の階層性,自然災害と森林,自然生態系と都市生態系 
3~8.森林の土地環境に及ぼす影響 :日本の森林変遷と禿赭地,天井川の形成史,治山・治水事業, 表面浸食,雨滴侵食,土壌浸透能,根系緊縛力とせん断抵抗力評価、森林と表層崩壊との関係
9~14.森林の水環境に及ぼす影響 :樹冠遮断,蒸発散,浸透能,ホートン流, 直接流出,基底流出,ピーク流量,年流出量,緑のダムの効果と限界,森林と洪水との関係 
15.森林と土砂災害をもたらす土砂移動現象との関係, これからの森林環境保全の方法
16.定期試験
事前・事後学修の内容 講義資料を事前に予習する。

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