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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学N
にほんのぶんがくN
Japanese Literature N
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学N
にほんのぶんがくN
Japanese Literature N
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-JAPA2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 森田 貴之(南山大学)

MORITA, Takayuki

学修の目的と方法

授業の概要 院政期から中世にかけて作られた和漢翻訳文学を読む。具体的には、中国の説話を歌物語風に翻訳した『唐物語』、史記などの中国の歴史を鏡物風に翻訳した『唐鏡』、中国の幼学書『蒙求』を百首歌風に翻訳した『蒙求和歌』を取り上げ、漢文学の世界がどのように和文学の世界に置き換えられていくのかを具体例に基づき探究する。また、これらの作品間にはどのような違いがあるのか、についてもあわせて考察し、中世前期の学問の様相についても考える。
学修の目的 文学作品を通して中世の日中文化交流の具体的事例を知り、東アジア世界のなかの日本を実感することで、日本文学を内側・外側両面から見つめる視点を得る。
学修の到達目標 原典テキストとの比較対照からを和漢比較文学の基本的手法を身につける。
日本文学の背景に流れる中国文学の影響についての知識を得る。
説話、歴史文学、和歌など各文学分野相互のつながりについて理解している。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末レポート試験60%、ミニッツペーパーの提出40%(計100%・合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 特に指定しない。毎回講義プリント配布して進める。
参考書
オフィスアワー 質問とは授業時間の前後に対応する。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 積極的な態度で受講するもの

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 和漢比較文学 中世文学 学問史
Key Word(s) Comparative literature, Japanese literature of the Medieval Period, Academic history
学修内容 1.授業方法・各作品・作者概説
2.『唐物語』について1
3.『唐物語』について2
4.『唐物語』について3
5.『唐物語』について4
6.『唐鏡』について1
7.『唐鏡』について2
8.『唐鏡』について3
9.『唐鏡』について4
10.『蒙求和歌』について1
11.『蒙求和歌』について2
12.『蒙求和歌』について3
13.『蒙求和歌』について4
14.周辺作品への影響
15.まとめ
事前・事後学修の内容 前回までの内容を十分に復習理解して、次回授業へ臨むこと。
またレポート課題へ向けた資料調査を随時行うこと。

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