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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
検査全般・輸血学について学ぶ。
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 検査医学
けんさいがく
Inspection medicine
単位数 単位
ナンバリングコード

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

クリニカルクラークシップ概要に記載される中央検査部「各週間スケジュール」と「臨床実習表」に記載の年間スケジュールを参照する。

開講時間 月曜日 1, 2, 3, 4時限; 火曜日 4時限; 木曜日 3, 4時限; 金曜日 3, 4時限
開講場所 三重大学医学部病態医科学研究棟3階検査医学ゼミナール室(未定)、同附属病院3階中央検査部、同輸血・細胞治療部ゼミナール室

担当教員 杉本匡史(中央検査部)、杉本和史(中央検査部)、〇中谷 中(中央検査部)、松本剛史(輸血・細胞治療部)、大石晃嗣(輸血・細胞治療部)、田辺正樹(感染制御部)、髙橋佳紀(感染制御部)

Tadafumi Sugimoto, Kazushi Sugimoto, 〇Kaname Nakatani, Takeshi Mastumoto, Koji Ohishi, Masaki Tanabe, Yoshiki Takahashi

学修の目的と方法

授業の概要 基本的な臨床検査の実施を行い、その原理を理解した上で基準範囲を覚える。そして、異常値の発現機構ならびに臨床的解釈を学ぶ。最終的には、種々の病態に対して、検査計画を立案できるようにする。
授業科目には、一般検査(尿検査)、血液検査、生化学検査、細菌検査、生理検査、遺伝子検査、輸血検査などがある。内科・外科など、他科との連携のもとに授業を行う。検査参加型実習である。
学修の目的 検査法の原理を理解でき、臨床応用が広がる。種々の検査の正常値を覚えれる。種々の病態に対して、必要な検査を学べる。異常値と病態との関係を理解できる。内科・外科系などの臨床診断学が学べる。診断のために検査を進める過程が理解できる。輸血に関しては、輸血実施とガイドライン、検査、有害事象、輸血後感染症、自己血、大量出血などに関して学ぶ。
学修の到達目標 医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項目が学習到達目標となる。 F-2-(2)-1、F-2-(2)-2)、F-2-(2)-3)、F-2-(2)-4)、F-2-(2)-5)、F-2-(2)-6)、F-2-(2)-7)、F-2-(2)-8)、F-2-(2)-9)、F-2-(2)-10)、F-2-(2)-11)、F-2-(2)-12)、F-2-(2)-13)、F-2-(2)-14)、F-2-(2)-15)、F-2-(2)-16)、F-2-(2)-17) 
上記内容は、中央検査部での臨床実習において、頻繁に遭遇する検査であり、事前予習を行い知識を確認することが求められる。また、医師、医療者が身につけるべき態度・習慣・医療保険制度に関わる内容について、目を通しておくことが望ましい。C-3-(1)-④-1)から12)、D-1-(4)-④-1)から7)、D-5-(4)-①-1)から4)、D-5-(4)-②-1)から2)、D-5-(4)-③-1)から3)、D-7-(4)-④-1)からD-7-(4)-⑥-2)、F-1-(12)-1)から2) 上記内容は中央検査部臨床実習において、考慮すべき関連領域に関わる内容であり、事前予習を行い知識を確認することが求められる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
 「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
 「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
 「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
 「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小テスト(50%)、実習評価(50%)、計100% (合計60%以上で合格) 
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 各種臨床検査医学の教科書、各種診断学の教科書、各種内科学教科書 特に指定はしません。
参考書 各種臨床検査医学の参考書、各種診断学の参考書、各種内科学参考書 特に指定はしません。
オフィスアワー 毎週月ー金曜日 9:00-17:00 臨床研究棟3階、解析室 附属病院3階、技師長室
受講要件 4年次に実施されるCBT、OSCEに合格していること。
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年次に履修、合格が求められている全科目。
発展科目
その他 公開されている実習予定表で事前学習することが望ましい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 検査医学、血液学、止血、肝炎、C型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、心電図、遺伝子解析、分子生物学
Key Word(s) laborarory medicine, hematology, hemostasis, hepatities, HCV, HBV, EKG, gene analysis, molecular biology
学修内容 月曜日1時限 遺伝子診断の講義(検査医学ゼミナール室)
2時限 感染症診療に検査をどのように活かすか?(検査医学ゼミナール室)
   3時限 細菌検査実習(中央検査部)
   4時限 尿採血実習(中央検査部)

火曜日4時限 心電図室(中央検査部)

木曜日2時限 感染症診療に検査をどのように活かすか?(検査医学ゼミナール室)
   3時限 採血・緊急検査実習(中央検査部)
   4時限 肝・消化器学講義/循環器学講義(検査医学ゼミナール室)
   5時限 循環器学講義(検査医学ゼミナール室)

金曜日3時限 輸血学実習・講義(輸血・細胞治療部)
4時限 小テスト(検査医学ゼミナール室)
事前・事後学修の内容 事前学習: 医学教育モデル・コア・カリキュラムの到達目標について、事前に参照し、理解の不足しているところについては、各種教科書・参考書で学習しておくこと。
事後学習: 医学教育モデル・コア・カリキュラムの該当する到達目標について、理解が不十分な項目や実習で経験した検査について、課題を整理し、教科書・参考書や文献に基づいた復習により、問題解決レベルの知識を統合定着させる。

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