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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 医学部看護学科
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 統合実習Ⅰ(精神看護学領域)
とうごうじっしゅういち(せいしんかんごがくりょういき)
Clinical Practice in Integrated NursingⅠ(Psychiatric Nursing)
単位数 2 単位
ナンバリングコード
MD-NOTH-3

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目     
開講学期

前期後半

開講時間
開講場所

担当教員 ○片岡 三佳(医学部看護学科),田村 裕子(同)

○KATAOKA, Mika, TAMURA, Yuko

学修の目的と方法

授業の概要 地域社会で暮らす支援を必要とする生活者のニーズを把握し、社会資源を有効に活用しながら、健康と生活を支え、QOLを高めていけるように援助する基礎的能力を養う。
学修の目的 地域で生活している精神障がい者の生活とニーズを理解し、精神障がい者のQOLを高めるための社会資源を活用した看護実践の基礎的能力を養う。
学修の到達目標 1. 地域で暮らす支援を必要とする精神障がい者の生活の実際とニーズを理解できる。
2. 地域で暮らす支援を必要とする精神障がい者に関わる看護職の活動および役割を理解できる。
3. 地域で生活する精神障がい者の健康維持・増進とQOL向上を目指した看護支援のあり方を考えることができる。
4. 地域で生活する精神障がい者を支える社会資源の活用や他職種の役割について理解できる。
5. 地域で生活する精神障がい者への支援における倫理的配慮について考えることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
 地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
 人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
 看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実習内容および実習記録、最終レポート、自己学習、カンファレンスへの参加度などをもとに総合的に評価する。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書
オフィスアワー
受講要件 各領域別実習を履修済みであること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード
Key Word(s)
学修内容 【授業計画】
1. 実習期間:2019年7月8日(月)~7月19日(金) 8時30分~16時
2. 実習場所:
1) 三重県立こころの医療センター
2) 精神障害者社会復帰施設「夢の郷」
①自立訓練事業所・宿泊型自立訓練事業所・生活介護事業所… 『朝海ハイム』
②障害者生活支援センター…………………………………………『アンダンテ』
③就労継続支援B型事業所 ………………………………………『クローバーハウス』
④就労継続支援B型事業所 ………………………………………『いすず工房』
⑤共同生活介護・援助事業所………………………………………グループホーム
3. 実習体制:3~4名程度で1グループを編成して実習を行う
4. 実習スケジュール:初日をオリエンテーション、最終日を学内のまとめとする。その他の日は病院・施設での実習を行う(予定)。
【授業内容】
1) 病院
(1) 受持ち患者が地域で生活をするうえで必要な社会資源、そのために必要な多職種との連携・協働について学ぶ。
(2) 病院・病棟での入院患者の社会復帰に向けた取り組みについて学ぶ。
2) 施設
(1) 各施設でのオリエンテーション
(2) 地域で生活する精神障がい者を支援する事業・施設(障害者生活支援センター、就労継続支援事業、自立訓練事業・共同生活介護/援助事業)をローテーションし、活動を体験する。
(3) 利用者に必要な支援計画について学ぶ。
(4) グループホーム入居者を訪問し、地域で暮らす支援を必要とする生活者にふれる。
事前・事後学修の内容 【自己学習(事前学習)】
・内容:①精神保健の法制度について
    ②地域で生活する精神障がい者を支援する事業・施設、機関、職種について、それぞれの機能・役割、対象者、実施内容
    ③その他、学習課題を達成するうえで必要と考える事項
・書式:自由。引用文献を記載すること。ただし、参考文献のコピーや丸写しではなく、自分自身の理解を深めるように学習する。

【最終レポート】
・テーマ「私が考える地域で生活する精神障がい者のニーズおよびQOL向上を目指した看護の役割と課題」について、病院・施設での体験と文献を活用してレポートを書く。
・書式:A4用紙、2000字程度とする(文献除く)。
・実習終了後1週間以内に担当教員に直接提出する。

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