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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
授業科目名 母性看護学実習
ぼせいかんごがくじっしゅう
Practicum in Maternal Nursing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
MD-NMAT-3

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
開講場所

担当教員 大林陽子(医学部看護学科)、新小田春美(医学部看護学科)、近藤桃子(医学部看護学科)、加藤千洋(医学部看護学科)

OBAYASHI Yoko , SHINKODA Harumi , KONDO Momoko , KATO Chihiro

学修の目的と方法

授業の概要 母性看護の対象の身体・心理・社会的特性を理解し、性と生殖に関する形態・機能・病態、および、母子とその家族への看護ケアを看護過程の展開をとおして学ぶ。
学修の目的 1.妊娠期の女性の身体・心理・社会的変化と特性、および、対象の個別性に配慮した看護について、看護過程の展開により学ぶ。
2.分娩経過とその看護について、事例をとおして理解し、看護過程の展開により学ぶ。
3.産褥期の退行性変化・進行性変化、新生児の胎外生活への適応過程と順調な経過を促す看護について、看護過程の展開により学ぶ。
4.新しい家族の形成に向けた適応過程に必要な看護について、看護過程の展開により学ぶ。
学修の到達目標 1.妊娠期
1)妊娠により生じる妊婦と胎児の心身の変化について、事例をとおして理解し、個別性をふまえた看護過程を展開できる。
2)パートナーをはじめとする家族の支援について、事例をとおして理解し、個別性をふまえた看護過程を展開できる。
2.分娩期
1)分娩により生じる心身の変化に対する産婦と胎児の適応について、事例をとおして理解し、産婦と胎児の状態を理解できる。
2)分娩経過に応じた看護ケアについて、産婦の基本的ニーズの援助、陣痛緩和ケアとその根拠と方法について理解し、その一部を指導者とともに実施できる。
3.産褥期・新生児期
1)褥婦の退行性変化・進行性変化について、事例をとおして理解し、順調な経過を促すための看護過程を展開できる。
2)褥婦の状態を把握し、産褥経過をアセスメントできる。
3)褥婦の状態のアセスメントに基づき、退行性・進行性変化を促すケアを実施できる。
4)新生児の胎外生活適応過程と生理的変化について観察できる。
5)新生児が順調に経過するために必要な看護を指導者とともに実施できる。
6)新しい家族を形成する褥婦とそのパートナー、および、その家族の役割適応について把握し、順調な適応を促す援助を指導者とともに実施できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
 地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
 人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
 看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

感じる力30%,考える力30%,生きる力10%,コミュニケーション力30%

成績評価方法と基準 出席状況、知識・技術・態度について、実習評価表に則って総合的に評価する。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 実習中・終了後に学生からの意見や要望に対応する。また、学生による授業評価結果をもとに教員間で検討し、教授・指導方法を改善する。
教科書 母性看護学Ⅱ 周産期各論 医歯薬出版
病気がみえる Vol.10 産科 第4版 MEDIC MEDIA
根拠と事故防止からみた母性看護技術 第2版 医学書院
参考書 写真でわかる母性看護技術 インターメディカ
オフィスアワー
受講要件 母性看護学Ⅰ、母性看護学Ⅱを履修済であること。
予め履修が望ましい科目 実習までに開講しているすべての必修科目
発展科目 統合実習Ⅰ・Ⅱ(母性看護・助産学)
その他 事前に、母性看護学実習要項の事前学習の項目にそって自己学習を進めて実習に臨んでください。その学習レポートは、実習ガイダンス・オリエンテーションの際に持参してください。実習中は自己の健康管理に気をつけて、欠席しないようにしてください。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 妊娠・分娩・産褥・新生児の看護
Key Word(s) Maternal nursing
学修内容 1.実習内容
入院中の褥婦・新生児、あるいは、妊婦、産婦を受け持ち、看護過程を展開する。
2.実習場所
三重大学医学部附属病院 周産母子センター母性棟、産婦人科外来
3.実習スケジュール
初日は、学内、および、病棟オリエンテーションを受ける。その後、受け持ち対象者に挨拶し、情報収集を行う。ケアの見学または一部実施を行い、ケアの方向性についてアセスメントし、指導を受ける。
2日目以降は、受け持ち対象者の看護を実施する。
4.カンファレンスは毎日行う。1週目最終日にテーマカンファレンス、2週目最終日に最終カンファレンスを行う。
事前・事後学修の内容 母性看護学実習要項Ⅳ.事前学習の内容にそって学習し、実習ガイダンス・オリエンテーションの際に提出し、教員の確認・指導を受ける。

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