三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
高大連携授業のため高校生が受講することがある。
授業科目名 演劇入門
えんげきにゅうもん
Introduction to Drama
授業テーマ 演劇の基礎知識と実践
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LIJLIT1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 木曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 ◯吉丸雄哉(人文学部),田中綾乃(人文学部),大月淳(工学部),吉野さつき(愛知大学文学部),油田晃(NPO法人パフォーミングアーツネットワークみえ代表理事),鳴海康平(第七劇場主宰),松浦茂之(三重県文化会館事業推進グループリーダー)

Katsuya YOSHIMARU,Ayano TANAKA,Atsushi OTSUKI,Satsuki YOSHINO,Akira YUDA,Kohei NARUMI,Shigeyuki MATSUURA

学修の目的と方法

授業の概要 数ある芸術文化の中でも、演劇という舞台芸術を取り上げる。
講義と並ぶ、本授業のもうひとつの柱に演劇ワークショップがある。完成度の高い芝居を作ることよりも、コミュニケーション能力や自己表現力を高めるのが目的である。今後の大学生活、対話の必要な学習、就職活動はもとより、広く社会に出ても役立つ能力を鍛えることをめざす。
演劇を観る習慣のある人生のほうが、ない人生よりも豊かである。演劇の面白さを発見し、劇場へ足を運ぶことが習慣化できればよい。
学修の目的 古今東西の演劇の様式とその特徴を学ぶ。現代における演劇制作の現場について知る。
ワークショップに参加することで自己表現力やコミュニケーション能力を高める。実際に劇場に足を運ぶことで、演劇を肌で体感する。
学修の到達目標 演劇の歴史的・社会的意義を理解する。
演劇ワークショップを通じてコミュニケーション力・自己表現力を高める。
観劇の習慣を身につけることで、本講義の終了後も、演劇を通じて、自分の人生を豊かにする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 学びの振り返り(三割)、ワークショップとその感想(三割)、期末レポート2本(四割)で評価する。また、期間のうち二回の観劇体験を要求するが、これが満たされない場合、単位は与えない。レポートは観劇の感想を求める。一本につき2000字程度が必要。
授業の方法 講義 実習 実技

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 使用しない。
参考書 安田雅弘『魅せる自分のつくりかた』(講談社選書メチエ、2018)、平田オリザ『<現代演劇>のレッスン』(フィルムアート社、2016)、キャリー・ロブソン他『インプロをすべての教室へ』(新曜社、2016)、羽鳥嘉郎『集まると使える』(ころから株式会社、2018)、内野儀『「J演劇」の場所』(東京大学出版会、2016)、『日本戯曲大事典』(白水社、2016)、『舞台芸術の世界を学ぶ』(ぎょうせい、2018)
オフィスアワー 本科目の取りまとめ役の教員(吉丸雄哉)の連絡については火曜日昼休みか木曜日午後。教養教育校舎二号館五階。それぞれの講師の先生への取り次ぎも行う。できればメール等で事前の連絡のこと。
受講要件 最低二回は実際の観劇体験を要求する。引率して劇場に足を運ぶ機会は設けるが、それに参加できない場合、自分の行ける演劇を観に行くこと。
期間中、ニ回ほど、土曜日に振り替えて、劇場(三重県文化会館と国立文楽劇場)で授業を行う予定である。この行事に参加できないからといって、単位取得ができないわけではないが(単に授業の欠席とみなす)、全部で三回分の授業(伝統芸能1、劇場建築1+演劇制作1)に相当するので参加できることが望ましい。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 ワークショップは講義に比べて、時間通りに終わることが難しい。ワークショップの回は、授業が5~10分程度延長する可能性がある(もっとも昨年度は延長はゼロ回)。ワークショップでは簡単ながら体は動かす。車椅子の利用など、身体障害による履修に不安がある場合は、主任とワークショップ担当が揃う初回の授業で相談のこと(過去に車椅子での参加あり)。大阪の国立文楽劇場のバスツアーの参加は、介助の人が必要。三重県文化会館では送り迎えをやってもらえば、介助は不要。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 演劇、伝統芸能、歌舞伎、文楽、現代劇、新劇、小劇場、劇場、公共ホール、ワークショップ。
Key Word(s) Drama, Traditional arts, Kabuki, Bunraku, Modern drama, New Theater"Shingeki", Small theater"Syougekijyo", Theater, Public theater, Workshop
学修内容 1、4月11日 ガイダンス&イントロダクション吉丸
2 、4月18日 「演劇」とは何か&日本の現代演劇1田中
3 、4月25日 日本の現代演劇2&劇評の書き方田中
4 、5月9日 日本の伝統芸能 能 吉丸 5月2日は祝日で休み
5 、5月16日 日本の伝統芸能 狂言 吉丸
6 、5月23日 日本の伝統芸能 歌舞伎 吉丸
7 、5月30日分は6月15日(土)に振替予定 日本の伝統芸能 文楽 吉丸
8 、6月6日 演劇ワークショップ1吉野
9 、6月13日 演劇ワークショップ2油田
10、6月20日 演劇ワークショップ3油田
11、6月27日 演劇ワークショップ4鳴海
12、7月4日は6月1日(土)に振替 「劇場」とは何か 大月
13、7月11日は6月1日(土)に振替 劇場の現場から 松浦
14、7月18日日本の伝統芸能 落語 吉丸
15、7月25日まとめ&ディスカッション 吉丸
*全体のうち学外の授業が二回ある。一回目は6月1日の三重県文化会館小ホールで第12・13回の授業に相当。二回目は6月15日(予定。初回の授業で確定した日時を伝える)の大阪の国立文楽劇場。バスツアーを行う。
*落語回はゲストスピーカーに噺家さんを呼ぶ予定。
講師や劇場の都合でスケジュールが入れ替わることがある。
ワークショップでは簡単ながら実際に身体を動かさなくてはならない(普段着で参加可能)。
事前・事後学修の内容 毎回Moodleで授業の感想を求める(140字程度)。ワークショップでは簡単ながら実際に身体を動かさなくてはならない。実際の観劇体験を重視する。東海圏での公演予定を教えるので、積極的に観に行くこと。

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