三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学研究科(修士課程)教育科学専攻・人文・社会系教育領域
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択
授業科目名 英米文学特論 I
えいべいぶんがくとくろん I
English and American Literature I
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-ELIT-4

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目     
開講学期

前期

開講時間 月曜日 5, 6時限
開講場所 英語科資料室・大学院演習室(教育学部専門1号館3階)

担当教員 宮地信弘(教育学部英語教育講座)

Nobuhiro Miyachi
059-231-9315

学修の目的と方法

授業の概要 英語教員にとって最低限必要と思われる英詩の基礎知識の講義。
英詩についての理解を深めると同時に、文学テクストのとらえ方と分析的批評方法を学ぶ。
提示された具体的な作品の精読を通して、英詩の歴史と展開、各ジャンルの特徴、修辞技法・韻律法、詩的感受性や世界観等について学ぶ。
学修の目的 1)英詩および韻律法に関する基礎知識を得る。
2)有名な英詩の読解経験を得る。
3)英詩鑑賞を通して言語の創造的機能について認識を深める。
4)文学テクストの分析的批評態度及び分析方法を修得する。
学修の到達目標 1)英詩韻律法について説明できるようになる。
2)有名な英詩の読解を通して、英詩の特質を知る。
3)言語の創造的機能に対する認識を深める。
4)文学テクストをとらえる分析的批評態度を身に付ける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

感性と論理的思考の融合的発展に最も大きな重点を置いていますが、期間中のレポートや期末の英文レポートの作成を通して英語による表現力・発信力の育成も視野に入れています。

成績評価方法と基準 毎回の予習状況および発表と数回のレポート:約40%
期末英文レポート:約60%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 受講生の学力等を考慮して、必要な場合には受講生に適した授業形態に変えることがあります。
教科書 Harold Bloom (ed.), The Best of the English Language: from Chaucer through Robert Frost (Harper Perennial)[変更の可能性あり]及びハンドアウト
参考書 最初の授業で紹介する。
オフィスアワー 水曜日3-4限(10:30-12:00)、宮地研究室
miyachi@edu.mie-u.ac.jp
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 英米文学特論演習 Ⅰ
その他 ・初回の授業で具体的な授業のガイダンスを行います。
・大学院生にふさわしい誠実かつ主体的な学習姿勢が求められます。
・講義だが、演習的要素も含みます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 英詩韻律法・イメージ・精読・分析的解釈・批評的読解
(精読に基づく英詩読解と批評)
Key Word(s) prosody (meter and rhyme), imagery, close reading, analytical interpretation, critical reading
学修内容 第1回:授業概要説明。英詩韻律法の概説
第2回:William Blake(1)象徴としての無垢:“Infant Sorrow”, “The Garden of Love”
第3回:William Blake(2)無垢と経験:“The Tyger”, “The Sick Rose” その他
第4回:William Wordsworth(1)教師としての自然:“The Table Turned”, “The Cuckoo”
第5回:William Wordsworth(2)記憶と詩:“The Daffodils”, “Resolution and Independence”
第6回:S. T. Coleridge(1)ロマン派の幻想性:“To the River Otter”, “Kubla Kahn”
第7回:S. T. Coleridge(2)永遠の女性:“Love”, “Genevieve” その他
第8回:G. G. Byron(1)ノスタルジア:“I Would I Were a Careless Child”, “The Ocean”
第9回:G. G. Byron(2) 英雄への意志:“The Prometheus” その他
第10回:P. B. Shelley(1)プラトニズム:“To a Skylark”
第11回:P. B. Shelley(2)詩人と現世:“Ode to the West Wind” その他
第12回:John Keats(1)運命の女:“To Autumn”, “La Belle Dame sand Merci”
第13回:John Keats(2) 時間と永遠:“Ode on a Grecian Urn”
第14回:John Keats(3)美と永遠: “Ode to a Nightingale”
第15回:まとめ ― イギリス・ロマン派詩の特質:共通性と個別性

*受講生の知識や能力等を考慮し、授業計画や進度を調整することがあります。
*学期中3回程度の英詩読解と分析の課題を出します。
事前・事後学修の内容 ・学期中3回程度の英詩読解と分析の課題を出します。
・辞書を活用し、自らの力で原文を読解する誠実な予習が必要です(安易なインターネットの使用は禁止します)。

Copyright (c) Mie University