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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 微生物学
びせいぶつがく
Microbiology
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 苅田修一、木村哲哉、複﨑智司(生物資源学研究科)

KARITA, Shuichi, KIMURA, Tetsuya, FUKUZAKI, Satoshi

学習の目的と方法

授業の概要 微生物は微小で形態的には単純な生物群であり、多種多様な細菌、真菌類、原生生物及びウイルス等を含んでいる。これらの微生物の分類、形態、細胞構造、機能、生理、遺伝についての基本的な知識の獲得をめざし、解説を行い、これら微生物群のバイオサイエンスやバイオインダストリー分野への関わりを教授する。
学習の目的 微生物は、種々の発酵食品や抗生物質などの生産に用いられるほか、バイオ燃料生産にも使われており、我々の生活にやくだっている。また、地球上における炭素、窒素、硫黄、りんなどの物質の循環に重要な働きをしている。一方で、食中毒や感染症の原因となる病原微生物も存在している。このような多様な微生物を利用し、なおかつ病原微生物から身を守るためには、微生物の特性や性質を理解する必要があり、本講義は、その基本的な知識を修得するものである。
学習の到達目標 微生物の分類、形態、細胞構造、機能、生理、遺伝等について基礎知識を修得し、微生物の特徴についての理解を深める。また、微生物の代謝、物質・エネルギーの変換機能および遺伝子工学についての基本事項について理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法

授業の特徴 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle

教科書 微生物学 坂本順司著 裳華房
参考書 ブラック微生物学第3版 丸善出版
スタニエ微生物学 培風館
成績評価方法と基準 課題の評価、20%、期末試験 80%
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎生物学
細胞生物学
発展科目 微生物利用学
授業改善への工夫
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください)

授業計画

キーワード 微生物、細菌、アーキア、原生生物、ウイルス、培養、生育条件、代謝、発酵生産、
Key Word(s) microorganisms, bacteria, archea, protozoa, virus, culture and growth conditions, microbial metabolism, fermentation
学習内容 第1回:微生物とはどんな生き物か、微生物学の歴史
第2回:微生物の表層構造と分類
第3回:微生物の培養、栄養条件、生育条件
第4回:微生物の増殖、増殖曲線、保存と滅菌
第5回:微生物の代謝と発酵、呼吸、酸素による呼吸
第6回:微生物の呼吸、嫌気呼吸、無機呼吸、光合成
第7回:微生物の特性(1):グラム陽性細菌
第8回:微生物の特性(2):プロテオバクテリア
第9回:微生物の特性(3):光合成細菌、好熱性細菌
第10回:微生物の特性(4):古細菌、進化と遺伝
第11回:微生物の特性(5):真菌、原生生物、ウイルス
第12回:病原微生物、感染と防御
第13回:微生物による発酵生産、抗生物質、ビタミン
第14回:微生物による食品素材生産、アミノ酸、ヌクレオチド
第15回:物質循環における微生物の役割
定期試験
事前・事後学修の内容 課題を課す
ナンバリングコード(試行)

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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