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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 小児科学
しょうにかがく
Pediatrics
単位数 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

スケジュール表による

クリニカルクラークシップ概要に記載されている小児科スケジュールを参照する。

開講時間 月曜日 1, 2, 3, 4時限; 火曜日 1, 2, 3, 4時限; 水曜日 1, 2, 3, 4時限; 木曜日 1, 2, 3, 4時限; 金曜日 1, 2, 3, 4時限
実習科での業務スケジュールにより変更される場合がある。
開講場所 三重大学医学部附属病院、6階小児病棟、7階NICU

担当教員 天野敬史郎(医学部)、大橋啓之(医学部)

AMANO, Keishirou、 OHASHI, Hiroyuki

学習の目的と方法

授業の概要 ・小児科領域の疾患の経験を中心に、チーム医療の一員として、小児科領域疾患の病態を解釈し、問題解決のための学習方法を身につけ、回診や外来診療への参加を通じて、小児科領域における診療態度や技能の修得を目的とする診療参加型臨床実習(実習期間4週間)である。
・小児科(4週間)の実習合格をもって、臨床科目:小児科学の単位を認定する。
学習の目的 将来いずれの科に進んでも、ニーズに応じて基本的な小児科的対応ができ、患者・家族を中心とした最善の医療を提供し、医の倫理に基づいた医師としての基本的な診療能力を身につける。
学習の到達目標 医学教育モデル・コア・カリキュラムに定める以下の項目が学習到達目標となる。A-1~9、B-1-3)、B-1-9)、B-2-2)、B-3、B-4-1)、C-1~4、D-1~2、D-5~8、D-12、E-1~4、E-7、E-9、F-1、F-2-1)~3)、F-2-8)、F-2-11)~16)、F-3、G-1~4 上記内容は小児科での臨床実習において遭遇する疾患・病態であり、事前予習を行い知識を確認することが求められる。また医師・医療者が身につけるべき態度に関わる内容について目を通しておくことが求められる。さらに小児科学の基礎的な知識、診療技術の習得を目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 実習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 Nelson, Textbook of Pediatrics
参考書 Nelson, Textbook of Pediatrics
成績評価方法と基準 実習参加40%、総括での自身の発表10%、総括での討論参加10%、レポート10%、総括テスト30%
オフィスアワー 毎週月曜~金曜日 8:00~17:00 附属病院6階南ドクターステーション 天野敬史郎、 附属病院7階南NICU 大橋啓之  不在時は小児科医師
受講要件 4年次に実施されるCATO(医療系大学間共用試験実施評価機構)によるCBT(Computer based test)、OSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年までに履修・合格が求められている全科目
発展科目
授業改善への工夫 総括試験に臨床能力評価を30年度より組み入れる予定
その他 公開されている実習予定表で事前学習することが望ましい。また前の実習班から引継ぎを受けておくことが望ましい。

授業計画

キーワード 肺炎、胃腸炎、川崎病、ネフローゼ症候群、腎炎、てんかん、熱性痙攣、先天性心疾患(心室中隔欠損、心房中隔欠損)、白血病、小児がん(悪性リンパ腫、神経芽腫、肝芽腫、ウィルムス腫瘍、脳腫瘍)、骨髄移植
Key Word(s) pneumonia, gastroenteritis, Kawasaki disease, nephrotic syndrome, nephritis, epilepsy, febrile convulsion, congenital heart diseases (ventricular septal defect, atrial septal defect), leukemia, pediatric cancer (malignant lymphoma, neuroblastoma, hepatoblastoma, Wilms' tumor, brain tumor), bone marrow transplantation
学習内容 ・診療参加型臨床実習
・6南病棟実習:月曜日8:30 血液腫瘍ミーティング、循環器ミーティング、オリエンテーション、13:00 教授回診、15:00 症例検討会、火曜日8:30 造血細胞移植カンファレンス、9:00 外来実習、水曜日8:30 循環器ミーティング、9:00 外来実習、木曜日8:00 レントゲンカンファレンス、9:00 心臓カテーテル実習、12:00 ランチセミナー、13:00 教育回診、17:00 抄読会、19:00 症例検討会・Tumor Board、金曜日8:30 造血細胞移植カンファレンス、9:00 外来実習(小児循環器外来、小児内分泌外来)
・NICU実習:月曜日8:30 小児科・小児外科合同回診、13:00 教授回診、15:00 症例検討会、17:00 周産期症例検討会、火曜日8:30 新生児・循環器カンファレンス、水曜日8:30 循環器・アンギオカンファレンス、木曜日8:00 レントゲンカンファレンス、9:00 心臓カテーテル実習、12:00 ランチセミナー、13:00 教育回診、17:00 抄読会、19:00 症例検討会・Tumor Board、金曜日8:30 新生児・循環器カンファレンス、午後 心エコー勉強会
事前・事後学修の内容 ・病院実習では不足すると考えられる小児一次救急実習として、4週間の小児実習中に「津市応急こどもクリニック」へ大学勤務の小児科医と出向き、小児一次救急の実習を行う。
・病院実習では不足すると考えられる一般小児科外来を実習するため、三重大学小児科と協力関係にある小児科クリニックで一般小児科の外来実習を行う。
・医学教育モデル・コア・カリキュラムの該当する到達目標のうち、理解が不十分な項目や、実習で経験した症例についてアウトカムや課題を整理し、教科書(Nelson, Textbook of Pediatrics)、文献またはPubMedなどEvidence based Medicineに基づいた学習により、問題解決レベルの知識を統合・定着させる。
ナンバリングコード(試行)

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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