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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・選択科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 地域の特性を生かした学校カリキュラムデザイン論
ちいきのとくせいをいかしたがっこうかりきゅらむでざいんろん
A Theory on Designing Curriculum Making Use of Characteristics of Certain Loacl Area
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 佐藤 年明
園部 友里恵

SATOU, Toshiaki
SONOBE, Yurie

学習の目的と方法

授業の概要  三重県の特性として南北170キロに広がる地域独自の文化(北勢・中南勢,伊勢志摩,伊賀,東紀州の地域)が多く存在することがあげられる。特色ある学校づくりを進めるためには地域の特性を生かした独自のカリキュラムをつくることが求められる。この授業では、三重県内を中心とした独自の学校文化をいかしたカリキュラムデザインを構想しながら、これからの学校カリキュラムデザインの哲学や内容・方法を検討し、学校カリキュラムデザインを実践する能力の習得を目指す。少子高齢化や学校統廃合など農山村が抱える課題を踏まえ、学校と地域の連携を目的とした学校経営や子どもが主体となった学校や地域の方向性を模索するためのカリキュラムの在り方について探求する。地域と学校教育の存立基盤の根底を破壊された状況から再出発した東日本大震災被災地における復興教育実践の成果に学びながら、(近い将来に類似の状況に立たされる可能性も考慮しつつ)三重県における地域特性を活かしたカリキュラムデザインのあり方を検討する。
学習の目的 (テーマ)「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」(2013-15年度)はカリキュラム化可能か?
観光という入口、行政主導のキャンペーンという視点から、学習者が三重県の風土、地域性、産業などに関心を持てるようなカリキュラム開発が可能かどうかを検討し、条件があれば実践して有効性を検証する。
学習の到達目標 教育実践力開発コース院生は、三重県の観光立地・観光戦略について広くリサーチを行ないながら、観光という学習材が児童生徒の興味関心とどこで切り結ぶことができるかについて仮説を設定できることを目標とする。学校経営力開発コース院生は、これまでの教育実践経験をもとに教育実践力開発コース院生が提起する仮説を批判的に検討するとともに、上記観光キャンペーンを学習材とする学習の導入によって既存学校カリキュラムにどのような革新を起こしうるかを、できれば一部実践して検証もしながら提案することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

「4つの力」、特に「生きる力」は教育目標としてふさわしくないので、これらについては記述しない。

授業の方法

授業の特徴 PBL Moodle

教科書 使用しない
参考書 「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」のweb site
https://www.kankomie.or.jp/miecp/about/index.html
観光学に関する情報を適宜紹介する。
成績評価方法と基準 日常点80%(リサーチ結果の報告40%、カリキュラム化の提案40%) 最終総括レポート20%
オフィスアワー 前期木曜3・4コマ
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 観光キャンペーン  三重 観光学
Key Word(s) Promoting Sightseeing, Mie Prefecture, Theory on Tourism
学習内容 第1回:観光とは何か?観光学研究とはどのようなものか?(担当:佐藤年明)

第2回:三重県民/三重の産業にとっての観光の意義(担当:佐藤年明)

第3回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」について知り得た最大限の情報を交流する(担当:園部友里恵)

第4回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」のツッコミどころ(児童生徒にとっての学習活動の糸口)をできる限り多く探す(担当:園部友里恵)

第5回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」に関するリサーチの段取りと役割分担を決め、リサーチのためのグループを編成する(担当:佐藤年明)

第6回:北勢・中南勢地域リサーチの途中経過報告・交流(現地フィールドワークを含む)(担当:園部友里恵)

第7回:伊勢志摩地域リサーチの途中経過報告・の交流(現地フィールドワークを含む)(担当:園部友里恵)

第8回:伊賀地域リサーチの途中経過報告・交流(現地フィールドワークを含む)(担当:園部友里恵)

第9回:東紀州地域リサーチの途中経過報告・交流(現地フィールドワークを含む)(担当:園部友里恵)

第10回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」に対するネガティブな反応、意見はあるのか?(担当:佐藤年明)

第11回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」をカリキュラム化する提案の検討(グループ別発表と討論)(担当:園部友里恵)

第12回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」をカリキュラム化する提案の検討(グループ別発表と討論)(担当:園部友里恵)

第13回:「三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~」をカリキュラム化する提案の検討(グループ別発表と討論)(担当:園部友里恵)

第14回:「『三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです~』のカリキュラム化は適切ではない」という主張を検討する(受講生中の数名が、立候補もしくは抽選でこのdevil’s advocateの役割を担う)(担当:佐藤年明)

第15回:全体総括(担当:園部友里恵・佐藤年明)

定期試験(最終総括レポート)
事前・事後学修の内容
ナンバリングコード(試行) ED-EDUC-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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