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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 英米言語構造論演習Ⅳ
えいべいげんごこうぞうろんえんしゅうよん
Seminar on the Structure of English Sentences IV
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間
開講場所

担当教員 菅原 彩加(人文学部)

SUGAWARA, Ayaka

ayakasug@human.mie-u.ac.jp

学習の目的と方法

授業の概要 理論言語学研究においては近年特に下位分野同士のインターフェイス研究が進んでいる(統語論・意味論インターフェイスなど)。本講義では、音韻論・意味論インターフェイス研究について英語で書かれた文献を読み、理論と実践の両側面から理解を深める。特に焦点を当てるのは韻律と意味計算(特に作用域関係)の相互作用に関するものである。
学習の目的 1.音韻論・意味論インターフェイス研究について理解を深める。
2.韻律と作用域関係の相互作用について最新の話題を理解する。
学習の到達目標 1.英語で書かれた文献を読み、内容を理解し考察できる。
2.音韻論・意味論インターフェイス研究について、何が明らかになっていて何が課題なのかを理解できる。
3.韻律と作用域関係の相互作用について最新の話題が理解できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 Moodle

教科書 授業で議論に使用する論文については「授業計画」に載せているものが予定されているが、授業開始時に指定する。
参考書 適時提示する。
成績評価方法と基準 指定した論文を予習として読み、ハンドアウトを作成し、授業内で発表する。
授業における議論への貢献度・発表100%
オフィスアワー 開講時に指定する。
受講要件
予め履修が望ましい科目 人文学部文化学科において開講されている「言語科学概論A・B」「英語学演習」、またはそれに相当する講義を履修済みであること。
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 生成文法、音韻論、意味論、語用論、インターフェイス、作用域、Focus, Topic, Contrastive Topic, Information Structure
Key Word(s) generative grammar, phonology, semantics, pragmatics, Interface, scope interaction, Focus, Topic, Contrastive Topic, Information Structure
学習内容 第1回:ガイダンス
第2回:音韻論の導入
第3回:Sentence prosody: Intonation, Stress, and Phrasing (Selkirk 1995)
第4回:焦点、対象話題、givennessの概念に関する導入
第5回:Focus, Contrastive Topic, and givenness (Rooth, Buring, Schwarzschild の諸論文)
第6回:Information Structureの導入
第7回:Discourse treeの導入
第8回:Discourse tree, Question under Discussion (Krifka 2007, Lambrecht 1994, Roberts 1996/2012)
第9回:対象話題と作用域の導入
第10回:Constant (2012)のレビュー
第11回:Contrastive Topic and scope (Constant 2012, 2014, Buring 2003)
第12回:音韻論と意味論のインターフェイスに関する導入
第13回:音と意味の関係に関する心理言語学の実験の紹介
第14回:Phonology-semantics interface in psycholinguistics (Baauw et al. 2003, Syrett et al. 2014)
第15回:第1回~第14回までの総まとめ
事前・事後学修の内容 指定した論文を予習として読み、ハンドアウトを作成し、授業内で発表する。
ナンバリングコード(試行) HU-CLTR4

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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