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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 現代社会理解特殊講義
げんだいしゃかいりかいとくしゅこうぎ
Lecture Course in Understanding Modern Study
授業テーマ 三重の地場産業
単位数 2 単位
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期集中

開講時間
開講場所

担当教員 東大史(地域人材教育開発機構)

AZUMA, Taishi

学習の目的と方法

授業の概要 三重県内には特定産業の中小企業が集積することで産地を形成し、地域独自の製品を広く国内、海外に生産・販売している地場産業がある。地場産業は地域の歴史、文化を反映させながら、地域を代表する製品を創造し、地域内に一つの経済循環をもたらすことで、地域経済の発展に寄与してきた。しかしながら、近年は少子高齢化を背景に人口減少が進んでいることで職人不足等の課題が生じ、産地衰退が顕著である。本授業では、三重県の地場産業に焦点をあて、個々の地場産業の実態に詳しいゲストスピーカーに講義を行ってもらうことを通して、地場産業への理解を深め、各産業が抱える課題の発見と、それへの実現可能な解決策を提案する能力を修得する。
学習の目的 三重県内の地場産業の発展過程や生産・流通・販売構造等を産業論の観点から新聞記事や既存媒体(たとえば、経済産業省『工業統計調査』等)の分析を通じて深く理解した上で、ゲストスピーカーに講義を行ってもらい、各産業企業が抱える課題について実現可能な解決策を提案する能力を修得する。さらに、三重県内の地場産業の良さを他者に自分の言葉で説明する表現力、物事を根拠づけて論理的に判断する論理的思考力の修得を目指す。
学習の到達目標 次の3点を目標とする。                                                                             1.三重県には多様な種類の地場産業があることを知る。       2.個々の地場産業の課題を分析し、実現可能な課題解決策を提案できる。                              3.他者の話や自分の意見を根拠立てて、論理的に説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 なし。
参考書 ・上野和彦(2007)『地場産業産地の革新』古今書院。       
・関満博編(2006)『地域ブランドと産業振興 自慢の銘柄づくりで飛躍した9つの市町村』新評論。
成績評価方法と基準 ・講義・現地調査での積極的な参加40%、発表会30%、レポート30%、計100%
オフィスアワー 事前に連絡すること。
受講要件 困難な課題を解決する上で必要な忍耐力や継続力のある学生を希望する。
予め履修が望ましい科目 日本理解特殊講義(授業テーマ:三重の歴史と文化)、現代社会理解特殊講義(授業テーマ:三重の産業)、三重学(授業テーマ:食と観光実践)、現代社会理解実践(授業テーマ:次世代産業実践)、日本理解特殊講義(授業テーマ:医療・健康・福祉実践)
発展科目 なし。
授業改善への工夫 ・授業内容(現場視察や講師派遣等)や評価方法(ルーブリック)を検討する。
・授業改善アンケートを実施。
その他 ・本科目では履修者数を6名に制限するため、人数が多い場合には面談、もしくは抽選を行う。                   
・学生の費用負担(2,000~2,500円)。

授業計画

キーワード 三重県、地場産業、課題解決型授業
Key Word(s) Mie Prefecture、traditoinal local industry、project based learning
学習内容 【第1回目(2/14(木)9:00~19:00)】 於:(公社)三重北勢地域地場産業振興センター
午前①9:00-9:30オリエンテーション、本プログラムの狙い(担当教員)
概要:1.スケジュールと今後の流れ  2.教員紹介
午前②9:30-11:00「地場産業とは何か」((公社)三重北勢地域地場産業振興センター 主幹 西浦尚人氏)
午前③11:00-12:30「萬古焼の歴史と伝統」((公社)三重北勢地域地場産業振興センター 主幹 西浦尚人氏)
午前④12:30-13:30昼食
午後⑤13:30-14:30(公社)三重北勢地域地場産業振興センター1階 地場産品展示見学 
午後⑥14:30-15:00移動
午後⑦15:00-18:30萬古焼窯元訪問
午後⑧18:30-19:00まとめ(担当教員)
概要:次回の内容説明、および集合時間・場所の説明
 

【第2回目(2/19(火)9:00~19:00)】於:三重大学、津市内、多気町内
※第2回目以降は原則、グループごとに行動、午前の講義は三重大学内の教室
午前①9:00-9:30第1回目の講義・現場視察の振り返り・グループごとに感想共有(担当教員)
午前②9:30-11:00「伊勢木綿の歴史と伝統」(臼井織布株式会社 代表 臼井成夫氏 )
午前③11:00-12:30「三重県の酒の歴史と伝統」(河武醸造株式会社 蔵主 河合英彦氏)
午前④12:30-13:30昼食
午後⑤13:30-14:00移動
午後⑥14:00-15:30伊勢木綿工場見学
午後⑦15:30-16:30移動
午後⑧16:30-18:00酒造工場・酒蔵見学
午後⑨18:00-19:00まとめ(担当教員)  ※車中にて
概要:次回の内容説明、および集合時間・場所の説明

【第3回目(2/21(木)10:00~19:00)】於:三重大学
午前①10:00-12:00第1、2回目の講義・現場視察の振り返り・グループごとに感想共有(担当教員)
午前②12:00-13:00昼食
午後③13:00-19:00午前①の振り返りをもとに、グループワーク

【第4回目(3/2(土)9:00~16:00)】於:三重大学or(公社)三重北勢地域地場産業振興センター
午前①9:00-9:30第1回目~第3回目の講義・現場視察・グループワークの振り返り(担当教員)
午前②9:30-12:00各グループ発表準備・最終調整
午前③12:00-13:00昼食
午後④13:00-14:00「三重県の地場産業の現状と課題」発表会Aグループ
午後⑤14:00-15:00「三重県の地場産業の現状と課題」発表会Bグループ
 ※各グループとも発表45分、質疑応答15分
午後⑥15:00-16:00まとめ、レポート課題に関して(担当教員)
事前・事後学修の内容 予習:<事前学習>
「地場産業とは何か」というテーマで、A4レポート1枚(40字×36行)を課す。 

復習:<事後学習>
 発表会で纏めた内容をより深め、個々の学生ごとにレポートを提出する。
ナンバリングコード(試行) LIMOSL1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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