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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・地域環境デザイン学教育コース
学部(学士課程) : 2年次, 3年次
選択・必修 選択
選択科目:地球環境プロ指定科目、環境デザインプロ指定科目
授業科目名 地球環境リモートセンシング
ちきゅうかんきょうりもーとせんしんぐ
Remote Sensing for Earth Science
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他学科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
生物資源学部で配布する、平成29年度授業時間割(用紙)にて確認すること。
開講場所

担当教員 飯島慈裕(生物資源学研究科共生環境学専攻)

Yoshihiro Iijima

学習の目的と方法

授業の概要 リモートセンシングは地球上の様々な事象を空間的に可視化し、自然・社会現象の分布や、時間変化を把握することができる大変有効な測定技術です。また、それらのデータを複合させることで、自然科学から社会科学を学際的につないで関係性を理解することも可能になり、情報ツールとしの重要性も飛躍的に高まっています。本授業では、地球上に展開されている様々なセンサー、観測手法によるリモートセンシングの原理と、そのデータを理解し、地理情報システム(Geographic Information System)と組み合わせることで、どのような空間情報解析が可能になるかを講義します。
学習の目的 この講義は、まず基本として地球環境を理解する地理情報とは何か?を歴史的発展にしたがって解説します。そして、地上の観測から、航空機、無人航空機(ドローン)、人工衛星等による各種のリモートセンシングなどの様々な方法による計測を用いた、地球環境を理解する地理情報の可視化(地図)に関して、表現・管理・分析する原理を説明し,国内外、学問分野の違いによる研究および実用の事例を紹介します、これらの理解を通して,環境や社会の問題を地理的にとらえ、地球上の様々な空間事象を分析・解決するための考え方を養います。
学習の到達目標 衛星リモートセンシングの原理と、そのデータ利用を理解する。
航空機やUAVを用いた近接リモートセンシングの原理と、そのデータ利用を理解する。
リモートセンシングデータを地理的に分析する方法を理解する。
環境・社会科学への適用事例から、様々な空間事象を分析・解決する方法を理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  • ○課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 キャリア教育の要素を加えた授業

教科書
参考書 植生のリモートセンシング(森北出版株式会社)
成績評価方法と基準 授業中の小テスト30%、レポート70% 計100%。(合計が60%以上で合格)
オフィスアワー 講義後12時まで:場所330号室:事前にメールまたは教官に問い合わせること。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 フューチャー・アース学
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 人工衛星、地球環境、土地利用、地理情報
Key Word(s) Satellite, global environment, land use, GIS
学習内容 ガイダンス(地球環境の地理情報とは)
地図の概念と分類,地理情報科学の歴史
地球座標系と地図投影法、図法
GNSS(全地球航法衛星システム)の観測・解析技術
衛星リモートセンシングのしくみ
可視・赤外波長のリモートセンシングと環境研究への利用
植生のリモートセンシング
マイクロ波のリモートセンシングと環境研究への利用
地形のリモートセンシング
雪氷のリモートセンシング
リモートセンシングと地理情報の農業利用
リモートセンシングと地理情報の防災利用
地理情報の未来(数値地図、3次元地理情報の利用)
地理情報を利用した環境研究例(国内事例)
地理情報を利用した環境研究例(海外事例)
まとめ
事前・事後学修の内容 毎回の授業中に、復習となる課題と、次回の予習となる課題を提示するので、それに答える。授業の配布資料と講義内容をよく読み、理解すること。授業中に紹介する引用文献にも積極的に触れること。
ナンバリングコード(試行) BO-ENVS-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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