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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・選択科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 カウンセリングの理論と実践
かうんせりんぐのりろんとじっせん
couseling theory and practice
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期前半

開講時間 金曜日 5, 6, 7, 8時限
開講場所

担当教員 瀬戸健一

Kenichi SETO

学習の目的と方法

授業の概要 学校現場においてカウンセリング機能の充実が叫ばれて久しくなる。スクールカウンセラー派遣を契機に,学校におけるカウンセリングが現実のものとして構築されつつある。本授業では,①教師に必要なカウンセリングの理論と実際,②カウンセリング機能と教師役割の実際,③コーディネーションとコンサルテーション,④チーム援助の実際,⑤生徒指導や教育相談におけるカウセリングの実践,などを柱に学校におけるカウンセリングの実際を学習する。今後の学校におけるカウンセリングのあり方を具体的に考え,自らの学校カウンセリング観を省察し,実践的力量を高める。15回の授業すべてにおいて実際のカウンセリングに関する事例の検討を行うとともに、授業者と受講生の討論(ディスカッション)の時間を設定する。また効果的なカウンセリング実践について,グループに分かれてシミュレーションやロールプレイの機会を設ける。
学習の目的 今後の学校におけるカウンセリングのあり方を具体的に考え,自らの学校カウンセリング観を省察し,実践的力量を高める。
学習の到達目標 カウンセリングに関する基礎的・基本的な知識を習得するとともに,教師に必要なカウンセリングの理論と実践における認識・理解を深め,これまでの自分のカウンセリングに関する前提を問い直すことができる。
現職教員学生 カウンセリング機能と教師役割の実際の理解を通じて,事例におけるコーディネーションとコンサルテーションの知識とスキルを身につけ,チーム援助を中心的に推進する中核的教員としての力量を身につけることができる。
学部新卒学生 カウンセリングの意義と課題について認識・理解するとともに,将来新任教員として,生徒指導や教育相談におけるカウセリングの実践のあり方を理解し,より効果的なカウンセリングの方法を身につけることができる。
テーマ:実際の学校におけるカウンセリング実践という視点に立って教育活動を見つめ直してみよう。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴 PBL 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業

教科書 瀬戸健一『協働性にもとづく学校カウンセリングの構築』風間書房,2006年。
参考書 特になし
成績評価方法と基準 カウンセリングに対する認識・理解の深まり(30%)
授業への積極的な参加(30%) 成果物・最終レポート(40%)
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード カウンセリングマインド
Key Word(s) Counseling Mind
学習内容 第1回: 学校心理学における子ども理解と援助、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第2回: 学校におけるカウンセリング機能と教師役割の実際、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第3回: 教師に必要なカウンセリングの理論①来談者中心療法、支援場面でのロールプレイ演習
第4回: 教師に必要なカウンセリングの理論②認知行動療法、支援場面でのロールプレイ演習
第5回: 教師に必要なカウンセリングの理論③短期療法、支援場面でのロールプレイ演習
第6回: 教師に必要なカウンセリングの理論④グループアプローチ、支援場面でのロールプレイ演習
第7回: チーム援助におけるコーディネーションの理論と理解、グループワーク、発表・討論
第8回: チーム援助におけるコーディネーションの実際、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第9回: チーム援助におけるコンサルテーションの理論と理解、グループワーク、発表・討論
第10回: チーム援助におけるコンサルテーションの実際、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第11回: チーム援助における教師とカウンセラーの連携の実際、グループワーク、発表・討論
第12回: 事例検討①生徒指導におけるカウンセリング、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第13回: 事例検討②学習指導におけるカウンセリング、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第14回: 事例検討③進路指導におけるカウンセリング、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
第15回: 教師の子ども観とカウンセリング観の省察、学校種ごとのグループワーク、発表・討論
事前・事後学修の内容
ナンバリングコード(試行) ED-EDUC-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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