三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 西洋史C
せいようしC
Western History C
授業テーマ 戦後秩序、安全保障
単位数 2 単位
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 野村 耕一(人文学部)

学習の目的と方法

授業の概要 受講者によるプレゼンテーションを中心とした授業形式により、両大戦間期の集団安全保障をめぐる諸問題について参加者全員で考える。
学習の目的 高等学校で学ぶ近現代史の知識は概して断片的であるが、それをまとまりのある、活用可能な体系へと変化させる。
学習の到達目標 研究を基礎に歴史が書かれていることを体得する。
今の時代と少し前の時代の共通点と相違点を把握する。
歴史を学ぶには様々な関連分野の知識が必要であることを知る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

「考える歴史学」を身に付けること、プレゼンテーション能力・ディスカッション力の発展を目指す。

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 Moodle

教科書 テキストの候補は次の通り。下記以外のものを採用したり、追加することもあり得る。

山室信一、他『現代の起点 第一次世界大戦』全4巻、岩波書店
篠原初枝『国際連盟』中公新書
後藤春美『国際主義との格闘』中央公論新社
川田稔『戦前日本の安全保障』講談社現代新書
亀井高孝、他(編)『世界史年表・地図』吉川弘文館

指定したテキストは必ず入手し、授業に持参すること。
参考書 木村靖二、他『世界の歴史26 世界大戦と現代文化の開幕』中公文庫
牧野雅彦『ロカルノ条約』中公叢書
木村靖二『第一次世界大戦』ちくま新書
フォルカー・R・ベルクハーン『第一次世界大戦』東海大学出版部
望田幸男(編)『西洋の歴史 基本用語集 近現代編』ミネルヴァ書房
成績評価方法と基準 プレゼンテーション及びその準備状況6割、発言及びその準備状況4割
オフィスアワー
受講要件 ①高等学校「世界史」で学んだことやメディアから得た情報等、既有の知識を信じ込まない学習姿勢。
②高等学校において「世界史」は必修科目となっている。教科書レベルの近現代史に関する基礎的知識を十分に有していない者は、挫けることなく努力すること。
③予習・復習を必ず行うこと。
④初回の授業に必ず出席すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 歴史学、社会学、哲学、政治学、法学、経済学関係の諸科目。
授業改善への工夫 参加者の学習状況(基礎知識の水準、知的志向など)に配慮すると共に、できる限り要望を取り込んでいきたい。
その他 いわゆる平常点に拠って成績評価を行うので、毎回の予習と復習が不可欠である。
基礎学力が十分でない受講者には、補助教材やmoodle等を用いて学習を支援することがある。

授業計画

キーワード 安全保障
Key Word(s) security
学習内容 第1回 オリエンテーション(授業の運営方針を説明する)、受講者認定
受講を希望する者が多数で授業運営を困難にすると想定される場合、小レポートや抽選等の手段で選抜を行うので、初回授業に必ず出席すること。受講認定を受けていないと、履修登録しても単位認定の対象とはならない。

第2回 基礎知識等、受講者の諸状況を確認。第3回以降数回分の報告担当者と質問者を決定。

第3回~第15回 第一次世界大戦の戦後処理と不可分な形で創設され、戦後秩序を担うこととなった国際連盟、及び両大戦間期における集団安全保障体制の形成とその構想等を主たる題材として、受講者によるプレゼンテーションとディスカッションを中心に授業を進行する。

1.毎回報告者と質問者を各1名以上指名する。
2.指定した文献等について、報告者は板書やレジュメを配布するなどしてその要旨を発表し、質問者は問題点、疑問点を報告者に提示する。
3.質問者に対し報告者が応答した後、担当教員の司会の下、参加者全員のディスカッションを中心とした授業を行う。
事前・事後学修の内容 1.毎回の報告担当者はテキストを入念に読むことはもちろん、関連文献等も参照して、質問や議論に対応できるよう十分な準備をすること。

2.質問者は報告者同様テキストを入念に読み、不明な点や疑問点などをメモする等の準備をしておくこと。

3.報告者・質問者以外の参加者も指定された文献を必ず予習して問題点や疑問点を確認し、ディスカッションでの発言をあらかじめ用意しておくこと。
ナンバリングコード(試行) LIWHIS1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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