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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 文学概論D
ぶんがくがいろんD
Introduction to German Literature D
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 菅 利恵

SUGA, Rie

学習の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパの近代化論において問題となるテーマのうち、文化研究に特に役立つと思われるものを3点取り上げる。授業では、様々な近代化論のテクストや文学作品などを読みながら、近代化の重要な論点に対する理解を深める。取り上げるテーマは以下の通りである。

1.文明と暴力 〜ノルベルト・エリアス『文明化の過程』
2.公共性と表現の自由 〜ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換』
3.個人と共同体 〜ブレヒトの詩と演劇
学習の目的 ヨーロッパの近代化においてどのような問題や生じ、それがわたしたちの社会とどう繋がっているのかを理解する。様々な文化現象を論じるために有効な視座を獲得する。
学習の到達目標 近代文化を研究するための総合的な力を獲得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業

教科書 プリントを配布する。
参考書 授業中に指示する。
成績評価方法と基準 平常点とレポートで評価する。
オフィスアワー 金曜日13:00〜14:00
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 ドイツ文学論
ドイツの文学
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 文化論、近代化、ヨーロッパ、ドイツ
Key Word(s)
学習内容 講義と参加者による討論や発表を組み合わせて授業を進める。
全体の流れは以下の通りである。(予定)

1.導入
2.文明批判と暴力(1)エリアス『文明化の過程』内容把握
3.文明批判と暴力(2)エリアス『文明化の過程』討論
4.文明批判と暴力(3)文明批判と近代芸術
5.文明批判と暴力(4)文明批判と近代芸術
6.公共性と表現の自由(1)ハーバーマス『公共性の構造転換』内容把握
7.公共性と表現の自由(2)ハーバーマス『公共性の構造転換』時代背景
8.公共性と表現の自由(3)カント『啓蒙とは何か』
9. 公共性と表現の自由(4)検閲の歴史、表現の自由をめぐる言説
10. 公共性と表現の自由(5)現代社会における公共性と表現の自由 
11.個人と共同体(1)共同体のための演劇〜ブレヒトの理論
12.個人と共同体(2)東ドイツにおける芸術政策
13.個人と共同体(3)ブレヒトの詩と演劇
14.個人と共同体(4)ブレヒトの詩と演劇
15.まとめ
事前・事後学修の内容 予習などについては授業中に指示する。
ナンバリングコード(試行) HU-CLTR1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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