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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義[政治社会学Ⅰ]
とくしゅこうぎ せいじしゃかいがく いち
Political sociology
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
他学科の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 水曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 岡田宏太郎

OKADA,Kotaro

学習の目的と方法

授業の概要 まず、講義全体の前提として、人間の社会的行為、社会関係についての原理的考察を試みる。これに基づき、の日本の政治社会に関する古典的文献にも親しみながら、日本社会の構造的特質とその変動のダイナミズム等のテーマにとりくむ。具体的事例として、自民党長期政権時代から今日に至る政治変動と、昭和ファシズムの時期をとりあげたい。
学習の目的 人文社会科学の原理的なレベルから考え、日本の政治・行政の構造的特質、動態の特質を把握していく。原理的なレベルから考えることにより、マクロな社会現象から身近な人間関係まで、自分なりに分析する手がかりを得られるようにしたい。
学習の到達目標 1、人間の社会的行為を把握する視点、方法について一定の理解を得る。
2、1に基づき、日本の政治、社会の安定期のメカニズムについて一定の理解を得る。
3、1に基づき、日本の政治、社会の変動期のメカニズムについて一定の理解を得る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 教科書は使用しない。
参考書 土居健郎『甘えの構造』(弘文堂)、丸山真男『現代政治の思想と行動・増補版』(未来社)、辻清明『新版・日本官僚制の研究』(東京大学出版会)、夏目漱石『私の個人主義』(講談社学術文庫)、野中尚人『自民党政治の終わり』(ちくま新書)、山口二郎『戦後政治の崩壊』(岩波新書)
成績評価方法と基準 評価は、基本的に期末試験により決定する(90%)。出席点を加味する(10%)。
オフィスアワー 非常勤講師なので質問等は授業の前後にお願いします。
受講要件 特にないが、講義のテーマに関心をもっていることが望ましい。
予め履修が望ましい科目 教養教育「政治学」(岡田担当)
発展科目 後期の政治社会学Ⅱ
授業改善への工夫 講義の組み立てを再考し、話の流れをよくしたい。また、質問を定期的に回収する仕組みを設け、重要な質問については授業時間内に答え、受講者全員で共有できるようにしたい。
その他

授業計画

キーワード 社会的行為、集団主義、自民党、日本の官僚制、「政治改革」、昭和ブァシズム
Key Word(s) Social Action Groupiness Libelal Democratic Party Japanese Bureaucracy
'Political Reform' Showa-Fascism
学習内容 1、社会的行為とはなにか
2、社会的行為と言葉
3、「甘え」の構造
4、「母性社会」としての日本
5、集団主義
6、自民党の利益政治と「五五年体制」
7、集団主義のパラドクス
8、集団主義とタテ社会
9、日本官僚制のパラドクス
10、日本社会の変動のダイナミズム
11、「超国家主義」のダイナミズム
12、「超国家主義」の「抑圧委譲」と「下剋上」
13、1990年代以降の日本政治のダイナミズム
14、日本政治の変動のパターンとその変容
15、まとめ 
学習課題(予習・復習) 講義の中で、重要ポイント、キーワードを明示していくので、期末試験にむけてそれらをおさえていくこと。
参考文献のうち、取り組みやすいものから読んでみること。分からないことは、積極的に質問して解決していくこと。
ナンバリングコード(試行) HU-POLI-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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