三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 医学部医学科 ・その他
医学部医学科・基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
定員(50名程度)を超えた場合には書類選考
授業科目名 いたみのチーム医療・集中コース
いたみのちーむいりょう・しゅうちゅうこーす
Interdisciplinary workshop for chronic pain care
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
三重大学医学部(医学科・看護学科)学生と鈴鹿医療科学大学の医療系学生が合同で学ぶ3日間の集中授業です。
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期集中

2017年度は8月22日から24日の3日間です。

開講時間
開講場所 鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで行います。

担当教員 丸山一男、島岡要、竹村洋典、辻川真弓、後藤道子、森洋平、横地歩、平松万由子(医学系研究科・医学部附属病院)、鎮西康雄、山路由美子、川尻純平、大井一弥(鈴鹿医療科学大学)、他

学習の目的と方法

授業の概要 痛み治療に関わるメディカルスタッフ(医師、理学療法士、看護師、鍼灸師、薬剤師、栄養士、臨床心理士)を養成するために、早期より教養教育と並行して選択受講できる「慢性疼痛医療者育成プログラム」を新設しました。この授業は、チーム医療を体験型シミュレーションを通じて学ぶ3日間の集中ワークショップです。ワークショップは、医学科・看護学科の学生と鈴鹿医療科学大学の学生と合同で行います。
学習の目的 3日間のワークショップにおいて、東洋医学を用いた慢性疼痛治療の基礎を体験体験的に学習し(第1日)、さらにチーム医療の基礎となるコミュニケーションやディスカッションスキルをシミュレーション型の体験学習をとおして学びます(第2日・第3日)。多職種が持つそれぞれの力が、連携することによってより大きな力となって患者さんを支えることを、ワークショップを通して実感することが「ねらい」です。
学習の到達目標 1.医療系学生として、一般社会人が行っている痛み対策や取組についての医学的理解を深め、体験することにより、痛みを持つ生活者とのコミュニカーションを深める能力を身につける。
2.チームとして機能するためには何が必要なのかを理解する。
3.多職種が持つそれぞれの力が連携することによってより大きな力となって慢性疼痛患者さんを支えることができる可能性を実感する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

多職種がもつそれぞれの力を、医療チームとして連携できる医療人を目指しましょう。

授業の方法 講義 演習 実習 実技

授業の特徴 PBL 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 参考資料(冊子)を配布します
参考書
成績評価方法と基準 出席、授業中の学習態度、レポートと課題提出を総合的に考慮して判断
オフィスアワー
受講要件 慢性疼痛とチーム医療に興味がある人の参加を求めます。
3日間すべて参加できること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

第1回 概要 1日目:
痛みに対する生活者としてのアプローチを学ぶ
新聞、雑誌、マスコミなどで頻繁に取り上げられている、痛みに対する一般社会で話題となることの多い以下の内容を、医療系学生として理解する。
授業時間内の学習内容 (午前)オリエンテーション、痛みのメカニズム(講義)、 身体に対する東洋医学的な見方、 体操、姿勢、ストレッチの効果の理論
(午後)薬膳弁当をいただきながら、健康と痛みと栄養の解説、東洋医学的演習(生薬を煎じて試飲、証について、舌を見て証 を考える、人形で腹診、鍼灸治療、温熱治療などの体験など)
キーワード(Key Word(s)) 慢性疼痛、東洋医学的アプローチ
chronic pain care, oriental medicine
予習・復習の学習内容
自由記述欄
第2回 概要 2日目:
チーム医療の基礎となる“チーム”について考える
授業時間内の学習内容 大手企業でも導入される体感型のアクティビティやグループ・ディスカッションを通じて、「チームとは何か?」を考える1日です。多様な人が「グループ(単なる集まり)」ではなく、「チーム(目的をもち協働する集まり)」として機能するためには何が必要なのか、チームはどのような壁にぶつかりいかに乗り越えればよいのか、を一緒に学びます。
キーワード(Key Word(s)) チームの力
team approach
予習・復習の学習内容
自由記述欄
第3回 概要 3日目:
多職種医療チームのシミュレーション体験
授業時間内の学習内容 退院前カンファレンスを多職種チームで体験します。模擬患者にも参加してもらい、慢性疼痛を抱える患者を多職種でどのように支えていくかを考える中で、より実践的な解決力を身に着けます。同時に、それぞれの職種の背景、価値観などに配慮して、職種間のコミュニケーションを円滑に行い、患者にとって重要な関心や課題に焦点を当てて、共通の目標を設定できるようになることを目指します。
キーワード(Key Word(s)) チーム医療、多職種チーム連携教育
team medicine, interdisciplinary team education
予習・復習の学習内容
自由記述欄
ナンバリングコード(試行)

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


Copyright (c) Mie University