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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農林生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択必修
森林科学プロ指定科目
授業科目名 森林化学
しんりんかがく
Forest Chemistry
単位数 2 単位
受講対象学生 共生環境学科・森林資源環境学講座
平成26年度(2014年度)までの入学者カリキュラム名称
選択・必修 必修
講座必修
授業科目名 森林有機化学
しんりんゆうきかがく
単位数 単位
他学部・他研究科からの受講 他講座の学生の受講可, 他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 野中 寛(生物資源学部)

NONAKA, Hiroshi

学習の目的と方法

授業の概要 森林資源は,地球上で最大量のバイオマスを誇る再生可能資源である。森林から切りだされる木材は,主に建材,板材,パルプとして使われており,バイオマス資源として燃料や素材原料としても期待されている。本講義では,木材の化学的組成,各成分の性質,木材のパルプ化,木材の生分解,木材保護化学,木材のバイオマス利用など,木材に関する化学的トピックをおよそ網羅しながら概説する。

対応旧科目:森林有機化学
学習の目的 木材の成分を知り,化学的に製造される紙の原料・パルプ,木材の生分解,木材保護,木材のバイオマス利用など,木材に関する化学的トピックを一通り理解する。
学習の到達目標 木材に関する化学的知識を一通り蓄積し,公務員試験の「林学」分野で出題される林産化学系問題に対応できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 城代・鮫島編「木材科学講座4 化学」(海青社),適宜追加自作プリントを配布 *必ずしも購入の必要はないが,購入を勧めます。
参考書 日本木材学会編「木質の化学」(文永堂出版),E. Sjostrom「Wood Chemistry」など
成績評価方法と基準 期末試験100 %(小テストを含める可能性あり)
オフィスアワー 随時受け付ける。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 植物素材化学,樹木生理化学,植物材料化学,森林化学実験,植物成分化学実験
授業改善への工夫 見やすいプリントを作る。板書を丁寧に書く。
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください)

授業計画

キーワード 木材,パルプ,セルロース,ヘミセルロース,リグニン,繊維,紙,生分解,木材保護,バイオマス
Key Word(s) Wood, Pulp, Cellulose, Hemicellulose, Lignin, Fiber, Paper, Biodegradation, Wood Preservation Technology, Biomass
学習内容 1. イントロダクション (木とは何か)
2. 木材の主成分と副成分
3. 組織構造と化学成分
4. 成分分析法と樹種による違い
5. 糖類の化学
6. フェノール類の化学
7. セルロースの基礎
8. ヘミセルロースの基礎
9. リグニンの基礎
10. 抽出成分(耐腐朽成分)
11. 木材の腐朽,キノコ
12. 木材の化学的保存処理
13. パルプの種類と用途
14. 紙の製造
15. 木質バイオマスとしての利用
16. 試験
学習課題(予習・復習) 教科書を購入して,予習復習することを勧める。
ナンバリングコード(試行) BO-CHEM-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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