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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・家政
科目名 保育学(実習及び家庭看護を含む。)
ほいくがく(じっしゅうおよびかていかんごをふくむ。)
Early Childhood Education
受講対象学生 A 類, 教育学部

学部(学士課程) : 4年次
~66 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 家庭看護学
かていかんごがく
Home Nursing
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
学外演習(第4~5回および第11~12回の2日)の際は,1~4時限を使用予定
開講場所 教育学部1号館

担当教員 川瀬浩子(教育学部非常勤講師),宮﨑つた子(教育学部非常勤講師)

Hiroko Kawase, Tsutako Miyazaki

学習の目的と方法

授業の概要 少子・高齢化社会となった現在の家族機能と発達課題に関する理解を深め、ライフサイクルからみた健康問題や健康管理について必要な知識と基本的な看護技術を習得する。本授業では、子どもから高齢者までの家庭看護について、講義と一部に演習(学外を含む)を取り入れながら学ぶ。
学習の目的 家族の「発達課題の達成」「健康的なライフスタイルの獲得」「健康問題への対応」を支援する能力を身につけることを目的とする。
学習の到達目標 ① 健康・看護の定義を説明できる
② 家庭看護の役割を説明できる
③ 家族の発達課題を列挙できる
④ 家族の発達課題の達成を支援するための家庭看護を具体的に述べる
⑤ 健康的なライフスタイルが説明できる
⑥ 家族が健康的なライフスタイルを獲得することを支援するための家庭看護を具体的に述べる
⑦ 各ライフステージの健康問題を列挙できる
⑧ 各ライフステージの健康問題への対応を支援するための家庭看護を具体的に述べる
⑨ 家庭看護に必要な基本技術が説明できる
⑩ 家庭看護に必要な基本技術を実施する
⑪ 家族に対し、家庭看護を行う 
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業

教科書 参考書:医歯薬出版。「家族看護学」 鈴木和子ほか著  日本看護協会出版会。「健康の地図帳」 大久保昭行監修 講談社。 その他、授業中に提示する。
参考書 「家族看護学」 鈴木和子ほか著(医歯薬出版)
「健康の地図帳」大久保昭行監修 日本看護協会出版会 講談社
その他、学習課題に掲載している参考書、および講義中に紹介する参考書
成績評価方法と基準
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫 毎回、授業後に提出される受講生の「学びの振り返り票」に記載されている内容を、授業改善に資する。
その他 学外実習について
第4~5回(乳幼児:発育・発達を促す方法)は、実習場所の関係で、第4週の火曜日午前中を予定。
第11~12回の家庭看護に必要な基本技術(3:食事の世話など)と(4:薬の飲ませ方など)は、高齢者疑似体験も加えて学外演習とし、火曜日の午前半日を予定。
これらの日程は、授業開始時調整する。

授業計画

キーワード 家族・健康問題・健康管理
Key Word(s) family,health problem,health care
学習内容 1)健康、看護、家庭看護;講義・演習              
2)家族の機能と発達課題;講義・演習
3)ライフサイクルからみた健康問題と健康管理:小児期;講義・演習
4)~5)学外演習(乳幼児:発育・発達を促す方法)  
6)ライフサイクルからみた健康問題と健康管理:思春期・成熟期;講義・演習                            
7)ライフサイクルから見た健康問題と健康管理:更年期・老年期;講義・演習                         
8)健康的なライフスタイル(望ましい生活習慣)、健康行動論;講義・演習                            
9)家庭看護に必要な基本技術(1:家庭で測定可能な健康に関する測定項目の意義と方法);講義・演習
10)家庭看護に必要な基本技術(2:身体の清潔);講義・演習  
11)家庭看護に必要な基本技術(3:食事の世話など)~12)家庭看護に必要な基本技術(4:薬の飲ませ方など);講義・学外演習
13)家庭看護に必要な基本技術(5:主要な症状とその危険性の見分け方、および看護);講義・演習
14)家庭看護に必要な基本技術(6:救急の対応が必要な身体のサインとその対応);講義・演習
15-16)課題発表 
学習課題(予習・復習) 授業後、テーマにそった振り返りを行い、「学びの振り返り票」を提出する。                   
以下、テーマ毎の、予習・復習
1)健康、看護、家庭看護 予習:あなたの健康観 復習:異なる世代の健康観 読んでほしい文献:薄井担子「看護の生理学(1)」、鈴木和子他「家族看護学」
2)家族の機能と発達課題 予習:現代家族の傾向  復習:現代家族の傾向が家族の発達課題に及ぼす影響
3)ライフサイクルからみた健康問題と健康管理:小児期 復習:幼児視野体験めがねとチャイルドマウスを作成し、子どもの安全を守るための方法を考える
4)~5)学外実習(乳幼児:発育・発達を促す方法) 復習:乳幼児の発育・発達を促す方法(事例)
6)ライフサイクルからみた健康問題と健康管理:思春期・成熟期 復習:思春期の自殺予防対策の現状、成熟期の復習: 生活習慣病の予防
7)ライフサイクルから見た健康問題と健康管理:更年期・老年期   復習:終活 読んでほしい文献:アルフォンスデーケン「新版 死とどう向き合うか」、大津秀一「死ぬときに後悔すること25」     
8)健康的なライフスタイル(望ましい生活習慣)、健康行動論 復習:変えたい健康行動について、健康信念モデルを用いる      
9)家庭看護に必要な基本技術(1:家庭で測定可能な健康に関する測定項目の意義と方法)  復習:実際に測定(バイタルサイン、平衡検査など)                            
10)家庭看護に必要な基本技術(2:身体の清潔) 復習:清潔の援助の原則に基づき、実施                     
11)家庭看護に必要な基本技術(3:食事の世話など) 復習:食事の世話の原則に基づき実施         
12)家庭看護に必要な基本技術(4:薬の飲ませ方など)  復習:投薬の原則に基づき、家庭内での実施を確認する
13)家庭看護に必要な基本技術(5:主要な症状とその危険性の見分け方、および看護)  復習:講義内容に基づき、家庭内での実施を確認する 読んでほしい文献:海棠尊「トリセツ・カラダ」、大久保昭行監修 「健康の地図帳
14)家庭看護に必要な基本技術(6:救急の対応が必要な身体のサインとその対応)  復習:講義内容に基づき、家庭内での実施を確認する。救命法の講習会に参加        
15-16)課題発表 予習:各世代の健康問題の1つを掘り下げ、具体的な予防についてまとめる。復習:家庭看護の役割の3つのうち、テーマを1つ選び、講義後自分が取り組んだ家庭看護についてまとめる。 
ナンバリングコード(試行) ED-CHIL-3

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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