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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命科学科・応用生命化学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択必修
教育コース
授業科目名 水圏生物化学
すいけんせいぶつかがく
Aquatic Biochemistry
単位数 2 単位
受講対象学生 生物圏生命科学科・海洋生物科学講座
平成26年度(2014年度)までの入学者カリキュラム名称
選択・必修 必修
講座必修
授業科目名 海洋生物化学
かいようせいぶつかがく
Marine biochemistry
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 柿沼 誠(生物資源学部生物圏生命科学科)

KAKINUMA, Makoto

学習の目的と方法

授業の概要 魚介類,海藻類は陸上生物と異なり,生長,成熟,繁殖などの様相がきわめて特徴的である.水圏生物に含まれるアミノ酸,タンパク質,糖質,脂質,核酸,エキス,色素などの特色と代謝の様相を生育環境との関連からとらえ,水圏生物の生理・生化学的機能の基礎を解説する.
学習の目的 水圏生物の生体内に存在する各種成分について学び,それらの特色,生体内における代謝と機能,ヒトとの関わりについての知識を得る.
学習の到達目標 水圏生物に存在する各種成分が,生体内でどのように代謝されているかを理解できるようになる.また,それらの機能特性を理解し,水圏生物における役割と,ヒトとの関わりについて説明できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
生物圏生命科学科プログラム-JABEE学習・教育目標との対応:D(◎),B(〇).
平成25年度入学生にはこの項目は適用しない(ただし,平成25年度3年次編入生には適用).

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 Moodle

教科書 水圏生化学の基礎(渡部 編,恒星社厚生閣)
参考書 水産生物化学(山口 編,東京大学出版会)
魚介類の微量成分(池田 編,恒星社厚生閣)
海藻利用の科学(山田 著,成山堂書店)
魚の科学(鴻巣 編,朝倉書店)
水産利用化学(鴻巣・橋本 編,恒星社厚生閣)
成績評価方法と基準 期末試験100%(60%以上で合格).
オフィスアワー 毎週金曜日12:00~13:00,場所728号室(柿沼).
受講要件 生化学Ⅰを履修済みであること.
予め履修が望ましい科目 細胞生物学,生理学,分子生物学,生化学Ⅰ.
発展科目 マリンバイオテクノロジー実験1~3,バイオインフォマティクス,水産食品化学,海洋天然物化学,脂質化学
授業改善への工夫 適度な板書と配布資料などによる説明を併用して,分かり易く説明する.
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください)

授業計画

キーワード 魚介類,生育環境,生体成分,アミノ酸,タンパク質,筋肉,脂質,糖質,代謝,無機質,微量元素,機能性,低分子有機化合物,遊離アミノ酸,ヌクレオチド,色素,ヘモグロビン,ミオグロビン,海藻,多糖類,光合成色素,炭酸同化
Key Word(s) seafoods, habitat, ingredient, amino acid, protein, muscle, lipid, carbohydrate, metabolism, mineral, trace element, functionality, low-molecular compound, free amino acid, nucleotide, pigment, hemoglobin, myoglobin, seaweed, polysaccharide, photosynthetic pigment, carbon oxide fixation
学習内容 1.魚介類の一般成分
2.魚介類のタンパク質(1)構造
3.魚介類のタンパク質(2)筋肉
4.魚介類のタンパク質(3)酸素運搬・貯蔵
5.魚介類の脂質とその代謝(1)脂肪酸の種類と構造
6.魚介類の脂質とその代謝(2)脂肪酸の代謝と機能
7.魚介類の脂質とその代謝(3)カロテノイドとステロールの代謝
8.魚介類の色素(1)体色発現
9.魚介類の色素(2)生体色素の代謝
10.魚介類の低分子有機化合物とその機能(1)エキス成分の種類
11.魚介類の低分子有機化合物とその機能(2)遊離アミノ酸とペプチド
12.魚介類の低分子有機化合物とその機能(3)その他の化合物
13.魚介類のミネラルとその機能
14.藻類の光合成
15.藻類の生化学
16.期末試験
学習課題(予習・復習) 1.魚介類,一般成分,成分組成,季節変化
2.タンパク質の構造と構成アミノ酸,タンパク質の構造変化
3.筋肉タンパク質の種類と構造
4.ヘモグロビンとミオグロビン
5.誘導脂質,カロテノイド,ステロールの種類と構造
6.脂肪酸の代謝,エイコサノイドの機能
7.メバロン酸・非メバロン酸経路,カロテノイドの種類と代謝
8.生体色素の分類と色素細胞
9.メラニン,オンモクロム,プテリジン,キノン,胆汁色素
10.エキス成分の種類と分布
11.遊離アミノ酸,ペプチド,アンモニア化合物
12.ヌクレオチド,グアニジノ化合物,有機酸
13.微量元素,浸透圧調節,生物濃縮,重金属の毒性
14.光合成器官と光合成色素,炭酸同化
15.藻類の一般成分,多糖類の構造と分布,揮発成分
16.全般
ナンバリングコード(試行) BO-CHEM-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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