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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・国語
科目名 国語学
こくごがく
Japanese Linguistics
受講対象学生 A 類, 教育学部
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
-68 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 日本語学講義 方言・語史Ⅱ
にほんごがくこうぎほうげんごし に
Japanese DialectsⅡ
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 火曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 余 健(教育学部)

Yo,Ken

yeoken@edu.mie-u.ac.jp

学習の目的と方法

授業の概要 現代敬語を中心に待遇表現としての敬語の特質を幅広い観点(文法的、社会言語学的等)から捉える。又具体的な事例を通して、学校教育や就職活動等で直面する問題も検討する。
学習の目的 待遇表現の枠組みと敬語史の変遷から、「語形・機能・適用の範囲」の観点に基づき、これまでの敬語3分類と新しい5分類とにおける特徴と問題点を理解し、説明できること。
学習の到達目標 敬語の長所・短所を理解し、良識のある教員や社会人として適切な敬語を使用していけるようになること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 プリントを配布する。
参考書 菊池康人(1997)『敬語』講談社学術文庫
菊池康人(1997)『敬語再入門』丸善ライブリー
成績評価方法と基準 授業に対する姿勢・コメント(30%)、出席(30%)、レポート(40%)、計100%。
オフィスアワー 毎週月曜日9-10時限、場所:余研究室(yeoken@edu.mie-u.ac.jp)
受講要件
予め履修が望ましい科目 日本語学概説、日本語学講義方言・語史Ⅰ
発展科目 日本語学演習 方言・語史Ⅰ、日本語学演習 方言・語史Ⅱ
 
授業改善への工夫 授業内容に関する疑問点等について、毎回、コメントを提出してもらいます。個別の疑問点について、受講生全体で共有できるよう努めます。
その他 各回の授業内容についての疑問点は、次回の授業までに各受講生自身でも確認しておいてください。

授業計画

キーワード 敬語概説
Key Word(s) Sociolinguistics
学習内容 1. 待遇表現とは
2. 待遇表現選択までのモデル(使い分けに関わる要因)
3. 敬語の定義
4. いわゆる尊敬語
5. いわゆる謙譲語
6. いわゆる丁寧語
7. 各地の特色(三重・京都・北陸の状況、地域差)
8. 変化の方向性(敬語の光と影)
9. 敬語研究の調査法(全集落調査、自然談話)
10.敬語に関するいくつかのトピックス(二重敬語・過剰敬語等)
11.相対敬語と絶対敬語
12.敬語の人称暗示機能
13.敬語3分類の問題点1(丁寧語と美化語)
14.敬語3分類の問題点2(2種類の謙譲語)
15.敬語の指針(答申案)の問題点
学習課題(予習・復習) 授業内で説明します。
授業前までに、敬語の指針(答申案)が掲載されている以下のサイトで、従来の敬語3分類と大きく変わった点を確認しておいてください。http://www.bunka.go.jp/1osirase/pdf/keigo_sisin_houkokuan.pdf
ナンバリングコード(試行) ED-JLIN-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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