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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教育学部・特別支援教育に関する専門科目(A類)
科目名 特別支援教育領域に関する科目
とくべつしえんきょういくりょういきにかんするかもく
受講対象学生 A 類, 教育学部

学部(学士課程) : 3年次
67 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 障害者心理演習Ⅲ
しょうがいしゃしんりえんしゅうⅢ
Seminar on Psychology of Person with Intellectual Disabilities
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

通年

前期と後期によって、開講時間が異なるので注意すること。

開講時間 木曜日 9, 10, 11, 12時限
前期については、木曜日11.12限に開講する。後期については木曜日9.10限に開講する。
開講場所 教育学部2号館5階 S-PBL51教室

担当教員 菊池 紀彦(教育学部)

KIKUCHI, Toshihiko

学習の目的と方法

授業の概要 特別支援教育における諸課題について、心理学の見地から学生が主体的に学び、発表を重ねることにより、教職を担う上での学術的な資質や態度を養う。心身に障害の(肢体不自由、知的障害、病弱)のある人の心理理解と心理的支援のあり方につながるテーマの中から、各自がテーマを選んで演習形式で発表・討議を進める。卒業研究のための基礎学習・橋渡しとする。
学習の目的 さまざまな障害について理解できるようになるとともに、障害のある人たちへの支援の方法について考えることができるようになる。
学習の到達目標 研究的な思考を養い、自身の卒業研究のテーマ選択につなげていくことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業

教科書 細川徹(編): 発達障害の子どもたち. 中央法規, 2003.
河原仁志(編): 筋ジストロフィーってなあに?. 診断と治療社, 2008.
細渕富夫: 重症児の発達と指導. 全障研出版部, 2007.
参考書 授業のなかで適宜紹介します。
成績評価方法と基準 発表70%、出席30%
オフィスアワー 木曜日14:40~16:10 教育学部2号館5階 菊池研究室
受講要件 特別支援教育コース学生対象
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫 きめ細かな討議を通じて課題についての理解を深める
その他

授業計画

第1回 概要 オリエンテーション
授業時間内の学習内容 演習の進め方について
キーワード(Key Word(s)) オリエンテーション、障害児(者)
orientation
予習・復習の学習内容 各自、演習で使用するテキストを購入の上、授業に臨むこと。
自由記述欄
第2回 概要 発達期におけるさまざまな障害について
授業時間内の学習内容 細川徹(編): 発達障害の子どもたち. 中央法規, 2003.を購読しつつ、発達期におけるさまざまな障害について概説する。
キーワード(Key Word(s)) 発達障害、社会的・行政的立場、医学的立場
development disorder
予習・復習の学習内容 第3回より受講学生による発表を行うので、各自教科書を読んでおくこと。
自由記述欄
第3回 概要 知的障害について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 知的障害、精神遅滞
mental retardation
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第4回 概要 ダウン症について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) ダウン症、合併症、早期療育
down syndrome, early education
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第5回 概要 ウィリアムズ症候群について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) ウィリアムズ症候群、言語・認知・社会性の特徴
Williams syndrome, cognition
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第6回 概要 自閉症スペクトラムについて(1)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 自閉症、臨床症状
autisum spectrum disorder
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第7回 概要 自閉症スペクトラムについて(2)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 自閉症、臨床症状
autisum spectrum disorder
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第8回 概要 学習障害について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 学習障害、併存する疾患と二次障害、教育環境の整備
learning disabilities
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第9回 概要 注意欠陥・多動性障害について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 注意欠陥・多動性障害、診断基準、合併しやすい障害、心理・教育的アプローチ
ADHD, psychoeducational approach
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第10回 概要 成人期の知的障害について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 成人期の知的障害、地域生活、権利擁護
advocacy, mental retardation
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第11回 概要 筋ジストロフィーについて、テキストを用いて授業担当者が説明する
授業時間内の学習内容 本演習から新しいテキストを使用する。河原仁志(編): 筋ジストロフィーってなあに?. 診断と治療社, 2008.を用いる
キーワード(Key Word(s)) 筋ジストロフィー、遺伝、病弱教育、歴史的背景
progressive muscular dystrophies
予習・復習の学習内容 第12回から受講学生による発表を行うので各自教科書を読んでおくこと。
自由記述欄
第12回 概要 小学校・中学校における筋ジストロフィー児への支援(1)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) DMD、普通学校、特別支援学校、ADL
progressive muscular dystrophies, activities of daily living
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第13回 概要 小学校・中学校における筋ジストロフィー児への支援(2)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) DMD、普通学校、特別支援学校、ADL
progressive muscular dystrophies, activities of daily living
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第14回 概要 小学校・中学校における筋ジストロフィー児への支援(3)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) DMD、普通学校、特別支援学校、ADL
progressive muscular dystrophies, activities of daily living
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第15回 概要 筋ジストロフィー児の家族への支援(1)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 家族への支援、地域生活
family support, community life
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第16回 概要 筋ジストロフィー児の家族への支援(2)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 家族への支援、地域生活
family support, community life
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第17回 概要 筋ジストロフィー児(者)のための医療・福祉制度(1)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 医療費助成、障害者自立支援法、補装具や日常生活用具の給付
Services and Supports for Persons with Disabilities Act
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第18回 概要 筋ジストロフィー児(者)のための医療・福祉制度(2)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 医療費助成、障害者自立支援法、補装具や日常生活用具の給付
Services and Supports for Persons with Disabilities Act
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第19回 概要 重症心身障害児について、テキストを用いて授業担当者が説明する
授業時間内の学習内容 本演習から新しいテキストを使用する。細渕富夫: 重症児の発達と指導. 全障研出版部, 2007.を用いる
キーワード(Key Word(s)) 重症心身障害児(者)、重度・重複障害児、歴史
person with severe motor and intellectual disabilities; SMID
予習・復習の学習内容 第20回から受講学生による発表を行うので各自教科書を読んでおくこと。
自由記述欄
第20回 概要 発達へのまなざし
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 重症児教育の歴史、発達に必要な環境としての学校
person with severe motor and intellectual disabilities; SMID
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第21回 概要 いのちをみつめ、ともに生きる
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 重症児とのかかわり
person with severe motor and intellectual disabilities; SMID, communication
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第22回 概要 発達をとらえる視点について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 発達評価、発達保障
development, handicapped children
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第23回 概要 外界へ向かう力を育てることについて
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) やりとりと能動性
communicaiton, handicapped children
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第24回 概要 目と手の働きについて
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 認知の能動性、目と手の関係
communication, cognition, handicapped children
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第25回 概要 姿勢・運動への取り組みについて
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 運動発達の基本原則、運動発達を促す取り組み
motor development
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第26回 概要 コミュニケーションの成り立ちについて
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 原初的コミュニケーション
communication, orienting response
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第27回 概要 コミュニケーションの展開について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 体験の共有、応答性とサイン
communication, orienting response
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第28回 概要 「関係づける」ことの発達的意味について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 姿勢・運動と探索・操作、探索活動とコミュニケーション
communication, motor development
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第29回 概要 人格発達について
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 発達する権利、発達保障の探求
development
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第30回 概要 超重症児について(1)
授業時間内の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
キーワード(Key Word(s)) 超重症児、医療的ケア、生理心理学的評価
children with SMID who need medical care, psychophysiology
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第31回 概要 超重症児について(2)
授業時間内の学習内容 受講学生による発表(30分程度)を行った上で、ゼミ生で討論を行う。
キーワード(Key Word(s)) 超重症児、医療的ケア、生理心理学的評価
children with SMID who need medical care, psychophysiology
予習・復習の学習内容 活発な討論を行うべく、発表以外の受講学生についても授業の主題についてしっかりと調べておくこと。
自由記述欄
第32回 概要 まとめ
授業時間内の学習内容 授業のまとめ
キーワード(Key Word(s)) 授業のまとめ
Seminar on Psychology of Person with Intellectual Disabilities
予習・復習の学習内容 これまでのゼミのまとめをする
自由記述欄
ナンバリングコード(試行) ED-ECSN-3

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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