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シラバス基本情報

開講年度 2008 年度
授業科目名称 交通機械
よみがな こうつうきかい
英語表記 Transportation Engineering
対象学生・科目区分 工学部機械工学科・専門教育・・1年次
開講学期・単位数等 前期・選択科目・2単位
開放科目 開放しない
担当教員 森本 宏,赤塚 隆彦,笠原 良和(各機械工学科非常勤講師)

授業内容・授業計画

授業形態 講義
キーワード・テーマ JABEE基本キーワード: 機械とシステム分野
JABEE個別キーワード: 交通機械,船舶海洋機器システム,航空宇宙推進システム
授業の目的・概要 鉄道車両,航空機及び船舶の交通機械について,工学的見地よりその現状,トピックス,将来展望などについて概説する.実際に交通機械の製造・設計・研究に携わっている企業技術者の立場で,今後専門教育で修得する知識が,実際にどのような機械技術に反映されて行くのかを講述する.また,専門科目で修得していない基礎的な内容に関しても解説する.
学生の到達目標 交通機械として代表的な鉄道車両,航空機及び船舶の概要を理解すると共に,今後の専門履修科目と実際との関連性を理解する.
発展科目 鉄道工学:「機械設計」が関連する.

航空工学:「流体力学及び演習」,「流体機械システム工学」,「制御工学及び演習」が関連する.

船舶工学:「流体力学及び演習」,「流体機械システム工学」が関連する.
教科書、参考書 教科書:
・鉄道工学:自作プリントを配布する.
・航空工学:自作プリントを配布する.
・船舶工学:自作プリントを配布する.

参考書:
・鉄道工学:鉄道車両ハンドブック(久保田博著,グランプリ出版),ここまできた鉄道車両(宮本昌幸著,オーム社).
・航空工学:Aircraft Flight (R.H.Barnard etc. :Longman Scientific&Technical).航空工学概説(村山 尭:日刊工業).自作プリントを配布する.
・船舶工学:SHIPS AND SHIPPING OF TOMORROW:MacGREGOR Publications Limited.
Resistance and Propulsion :Sv. Aa.Harvald, Wiley Interscience.
Naval Architecture for Non-Naval Architects: H.,Benfod, SNAME.
成績評価方法と基準 鉄道工学:出席は必要条件であり,6割以上出席した者に対して単位を与える.小論文(75点)と動力車の所要出力を求める簡単な計算(25点)の合計100点を満点とし,55点以上を合格とする.

航空工学:出席は必要条件であり,6割以上出席した者に対して単位を与える.評価は,宿題レポート100点の55点以上を合格とする.宿題レポートは,講義内容から7問程度の問題を設定する.
<レポート評価のキーワード>
 ・講義内容の理解度
 ・資料調査等への努力/意欲
 ・筆記・プレゼンテーションへの配慮(わかり易さ,ていねいさ)

船舶工学:出席は必要条件であり,6割以上出席した者に対して単位を与える.評価は,試験(100点満点)の55点以上を合格とする.

上記3分野の平均点/10を四捨五入して成績とし,6以上を合格とする.なお,1テーマでも不合格の場合には,単位を認定しない.
オフィスアワー 講義直後に講義室にて対応.
授業改善への工夫
鉄道工学:ディーゼル車ではJRの「快速みえ」を,電車では近鉄の「アーバンライナー」や「伊勢志摩ライナー」など地元の人気車両を引用し,鉄道車両への関心を高めるように努めてきた.また,レポートでの動力車の所要動力を求める計算でも,これらの車両をイメージして出題してきた.

航空工学:OHPと板書を併用し,説明にメリハリをつけるとともに,授業の効率を上げた.

船舶工学:ビデオ,パソコンを利用し,視覚的にとらえるように努める.授業後に,感想・質問等をメモで提出させ,翌週に回答し,理解の一助とする.
その他 鉄道工学:第1週と第2週は90分授業が10分の休憩をはさんで続くので,それぞれの90分の半分くらいのところで教科書のグラビア写真により現実の鉄道車両についてのエピソードなどを話し,リフレッシュした上で,次に進むようにしたい.

航空工学:写真,ビデオを活用し,興味を持って学習出来るように工夫する.

船舶工学:映画「レッドオクトーバーを追え」,「ナホトカ号沈没」,「バルト海のフェリーの沈没」等の話題に上った事例をもとに,工学的に見て,どのように解明されるかを説明する.
授業計画・学習の内容と課題
学習内容 学習課題(予習・復習)
鉄道工学(5回),航空工学(5回)および船舶工学(5回)に関して講義を行う.各回の内容は以下の通りである.ただし,講師の都合により順序が入れ替わる場合がある.

第1回 (1) 教科書に沿った本論に入る前にイントロとして下記の2項につき説明.
      (a)鉄道が他の交通手段に対して優れている点
      (b)我が国の鉄道の特性分野
     (2) 鉄道及び鉄道車両に関する一般事項(鉄道車両の分類等)
第2回 (1) 鉄道車両用共通部品・装置(軸受・バネ・台車・ブレーキ等)
第3回 (1) ディーゼル車・電気車
     (2) 動力車の所要出力の計算
第4回 (1) 客車・貨車・特殊鉄道の車両(モノレール.浮上式鉄道等)
第5回 (1) これからの鉄道車両
     (2) 教科書作成後の現在開発中の新技術(軌間可変電車,車軸直接駆動式主電動機(DDM方式),両端に電気機関車を配置した高速貨物列車,エアーレス化など)
     (3) 教科書には記述していない鉄道車両の製造ならびに品質管理に関し,その特徴と工程につきプリントを配布して説明.

第6回 航空機一般(航空の歴史,航空機産業の現状)
第7回 航空機に働く力(揚力,抗力,主翼形状)
第8回 航空機の性能(推進装置,性能計算)
第9回 航空機の運動(飛行性,離着陸)
第10回 航空機のしくみ(構造,計器,飛行制御)

第11回 造船業の現状
第12回 明日の船舶と海運
第13回 船舶の推進性能(形状と抵抗,相似則)
第14回 船舶の操縦性能と運動性能
第15回 船舶とComputational Fluid Dynamics

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