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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)機械工学専攻
領域 主領域 : G; 副領域 : F
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修
授業科目名 トライボロジー特論
とらいぼろじーとくろん
Advanced Tribology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-MECH-5
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 各研究室

担当教員 中村 裕一(工学研究科機械工学専攻,特任)

NAKAMURA, Yuichi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 機械はその構成要素の相対運動により機能を発揮するが,トライボロジーとはその相対面間の摩擦,摩耗,潤滑に関する学問であり,この講義では機械の設計および保守管理に考慮すべき摩擦,摩耗の種類,機構および潤滑に関する最近の研究および理論を紹介する.
This course deals with recent studies and principles concerning friction, wear and lubrication of machine elements which are one of the important items for machine design, maintenance and trouble shooting.
学修の目的 摩擦,摩耗を少なくし潤滑理論を取り入れた機械の設計および機械で摩擦,摩耗の問題が起こったときその現象をその本質まで理解し解決する方針を立てる能力を身につける.
The goal of this course is to obtain basic abilities of estimating essential phenomena of machine troubles and design minimizing friction, wear and aiming appropriate lubrication, and planning the solutions to the troubles.
学修の到達目標 機械の設計および保守管理に考慮すべき摩擦,摩耗の種類,機構および潤滑に関する最近の研究を理解する
Achievent is to understand recent studies mechanism of friction and lubrication, andwear types of machine elements which are important for machine design, maintenance
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 出席回数,授業中態度,レポート
attendant, reports,
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業中の質疑,レポートなどから理解度を判定し,理解が不十分な点については補足説明する.
教科書 教科書:図解トライボロジー(村木正芳,日刊工業新聞社), 配布資料,ビデオ
参考書 参考書:トライボロジー入門(岡本純三他2名,幸書房)
トライボロジー H.チコス 著 桜井俊男監訳 講談社
トライボロジー概論 木村好次&岡部平八郎 養賢堂
摩擦の世界 角田和雄 岩波新書
Engineering Tribology (J. A. Williams, Oxford Sci. Pub.)
オフィスアワー 質問には第2合同棟(物理棟)4階6406室で対応する.電子メールによる質問も可,E-mail: nakamuray@phen.mie-u.ac.jp.
受講要件 機械関係の基礎科目を履修しておくこと
予め履修が望ましい科目 機械設計製図,流体力学,材料力学
machine design, hysrodynamic, strength of materials
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 機械,摩擦,摩耗,潤滑,粘度
Key Word(s) machine,friction,wear,lubrication,viscosity
学修内容 (Contents)
1. Preface of tribology(definition, tribology in dayly life)
2.Preface of tribology(history, 3 states of friction, recent trends)
3. Preface of tribology(video of basics)
4.Physics of tribology(interfacal forses between surfaces)
5.Theories of friction coefficients(adhesion theories)
6.Theories of friction coefficients(abrasive, stick-slip)
7.Surface damage(wear,maintenace tribology)
8.Surface damage(Arcahard, Holms theory)
9.Micro-nano tribology(surface analyzer, STM, AFM)
10.Micro-nano tribology(video about micro-nano machine)
11.Micro-nano tribology(super-lubricity, moleacular dynamics)
12.Lubricating oil and viscosity(dependence on temperature and pressure, JIS)
13.Viscosity theories of oil(Eyring theory, free volume theory)
14.English study about oil viscoelastic rheology
15.Homework about machine or product concering tribology
16.Free research about recent tribology technology

第1回 トライボロジー序論(定義,身近なトライボロジー)
第2回 トライボロジー序論(歴史、摩擦の3態,最近の動向)
第3回 トライボロジー序論(トライボロジーの基礎に関するビデオ視聴)
第4回.トライボロジーの物理(表面間作用力)
第5回.摩擦係数の理論(凝着説,修正凝着説)
第6回.摩擦係数の理論(掘り起こし項,スティックスリップ)
第7回.表面の損傷(摩耗、メインテナンストライボロジー)
第8回.表面の損傷(アーチャード,ホルムの理論)
第9回.マイクロナノトライボロジー( 表面分析、STM、AFM)
第10回.マイクロナノトライボロジー(マイクロナノマシンに関するビデオ視聴)
第11回.マイクロナノトライボロジー(超潤滑、分子動力学)
第12回.潤滑油の種類と粘度(温度、圧力依存性、JIS規格)
第13回 潤滑油粘度の理論 (アイリングの理論,自由体積論)
第14回 潤滑油の粘弾性レオロジーに関する英文和訳課題
第15回 トライボロジーのかかわる機械,製品技術に関する課題
第16回 最新のトライボロジー技術に関する自由文献調査
事前・事後学修の内容 (Contents for pre and post studies)
Be sure to prepare and review for every lecture.
授業のはじめに前回授業に関する質問時間があるので答えられるように復習する.
マイクロナノトライボロジー,潤滑油粘度の理論,の文献を読んで要点の発表
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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