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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 微生物工学
びせいぶつこうがく
Microbial Biotechnology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-7491-008
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時期は個別に連絡する。

開講時間
開講時間は個別に連絡する。
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 木村 哲哉(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

KIMURA, Tetsuya

実務経験のある教員 醸造用酵母の分子育種に関する研究を公設試験所で実施していた。また、中小醸造企業の技術指導の経験を持っている。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 バイオマスをエネルギー物質や化学物質へ変換する過程や環境浄化の過程などに関与する微生物反応および微生物酵素等についての理解を深めるため,バイオマス分解性微生物や環境汚染物質除去能を持つ微生物,およびそれらに由来する酵素等の特性や遺伝子について解説するとともにゼミ形式で最新の論文を紹介する.
学修の目的 微生物の多様な能力、特にバイオマスをエネルギー物質や化学物質へ変換する過程や環境浄化の過程などに関与する微生物反応および微生物酵素等についての高度な知識と実験手法を身につける。
学修の到達目標 バイオマスをエネルギー物質・化学物質へ変換する過程や環境浄化の過程などに関与する微生物反応および微生物酵素等についての理解を深める.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 発表の内容、質疑討論への参加状況等を総合的に判定する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業内での聞き取りなどにより常に授業改善を行う。
教科書 特になし.資料配付.
参考書
オフィスアワー 随時受け付けている。部屋番号:生物資源学部棟7階(758室)。電話やメール(t-kimura@bio.mie-u.ac.jp)による連絡も歓迎する.
受講要件 微生物の機能とその応用に関心があること.
予め履修が望ましい科目 なし
発展科目
その他

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL
第1回 概要 バイオマス分解酵素と遺伝子
授業時間内の学修内容 バイオマス分解に関わる酵素と遺伝子について実際の論文を取り上げ解説する。
キーワード(Key Word(s)) バイオマス分解(biomass utilization)
事前学修の内容 取り上げた論文について、序論を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 序論部分の引用されている文献を調査すること。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第2回 概要 バイオマス分解酵素と遺伝子の実験方法
授業時間内の学修内容 バイオマス分解に関わる酵素と遺伝子に関する論文の「実験方法」について詳しく解説する。
キーワード(Key Word(s)) 実験方法(materials and methods)
事前学修の内容 論文で使用されている実験方法について調べておくこと
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 取り上げた実験方法について復習する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第3回 概要 バイオマス分解に関わる酵素と遺伝子
授業時間内の学修内容 バイオマス分解に関わる酵素と遺伝子の論文の結果と考察部分を解説する
キーワード(Key Word(s)) 結果と考察(results and discussion)
事前学修の内容 論文の結果と考察部分を熟読し、理解できない部分などをまとめておくこと。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 読んだ論文について自分の考えをまとめること
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第4回 概要 備瀬物代謝工学
授業時間内の学修内容 古典的な微生物遺伝学の手法を使った微生物の代謝工学に関する論文を取り上げ解説する。(序論)
キーワード(Key Word(s)) 代謝工学(metabolic engineering)
事前学修の内容 取り上げた論文の序論部分を熟読しておくこと。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 序論部分の理解を深めるとともに、引用文献についても調べてみること。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第5回 概要 実験方法と結果
授業時間内の学修内容 取り上げた論文の、「実験方法、結果」について解説する。
キーワード(Key Word(s)) 方法と結果(materials and methods, results)
事前学修の内容 実験方法について結果の解釈も含めて分からないことをまとめておくこと。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 分からなかったことが理解できたか確認すること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第6回 概要 考察
授業時間内の学修内容 取り上げた論文の「考察」部分を読み、研究の意義について議論する。
キーワード(Key Word(s)) 考察(discussion)
事前学修の内容 論文の内容について、研究の意義など考えておくこと。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 論文の意義についてまとめること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第7回 概要 ゲノム編集
授業時間内の学修内容 微生物のゲノム編集技術による代謝工学に関する論文を取り上げ解説する。(序論)
キーワード(Key Word(s)) ゲノム編集(genome editing)
事前学修の内容 微生物のゲノム編集技術にはどのようなものがあるか、調べておくこと。序論部分を熟読する。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 序論に記述されていることを読み返し、著者が主張する研究の意義について理解を深めること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第8回 概要 実験方法と結果
授業時間内の学修内容 微生物のゲノム編集技術による代謝工学に関する論文を取り上げ解説する。(実験方法と結果の解釈)
キーワード(Key Word(s)) 実験方法と結果(materials and methods, results)
事前学修の内容 論文の実験方法と結果を熟読しておくこと。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 授業で取り上げた実験方法について理解を深めること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第9回 概要 考察
授業時間内の学修内容 微生物のゲノム編集技術による代謝工学に関する論文を取り上げ解説する。(考察と研究に意義について)
キーワード(Key Word(s)) 考察(discussion)
事前学修の内容 考察部分を熟読し、著者が主張する研究の意義について考えておくこと。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 授業で議論したことをまとめること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第10回 概要 微生物の遺伝子発現制御
授業時間内の学修内容 微生物の遺伝子発現制御に関する最新の論文を読む。(序論)
キーワード(Key Word(s)) 遺伝子発現制御(transcription)、転写因子(transcription factor)、シグナル伝達経路(signal transduction)
事前学修の内容 論文の序論を熟読すること
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 序論を読み返し、研究が意図する部分を理解すること。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第11回 概要 微生物の遺伝子発現制御
授業時間内の学修内容 微生物の遺伝子発現制御に関する最新の論文を読む。(実験方法と結果の解釈)
キーワード(Key Word(s)) 方法と結果(materials and methods, results)
事前学修の内容 使われている実験方法について調べておくこと。方法と結果を読んでおくこと。
事前学修の時間 180分
事後学修の内容 自分が知らなかった実験方法などを復習しておく。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第12回 概要 微生物の遺伝子発現制御
授業時間内の学修内容 微生物の遺伝子発現制御に関する最新の論文を読む。(考察と全体の理解、研究の意義)
キーワード(Key Word(s)) 考察(discussion)
事前学修の内容 考察部分を熟読しておくこと。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 取り上げた研究論文のサイエンスにおける位置づけ、意義などを考えること
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第13回 概要 文献発表
授業時間内の学修内容 微生物遺伝学、ゲノム編集、代謝工学、遺伝子発現制御をキーワードにして、微生物関連の論文を自ら選び、解説をする。(その1)
キーワード(Key Word(s)) 発表(presentation)
事前学修の内容 キーワードをもとにして、最新の論文から興味のあったものを選んで解説する資料を作成すること。
事前学修の時間 300分
事後学修の内容 授業中に議論した内容も加味して、取り上げた論文についてまとめておくこと。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第14回 概要 文献発表ふりかえり
授業時間内の学修内容 取り上げた論文について、前回の授業で質問があったこと、理解が不十分であったことなどを取り上げ説明する。(その2)
キーワード(Key Word(s)) ふりかえり(review of presentation)
事前学修の内容 前回の説明で出た疑問点、理解が不十分であったところを再度読み返し、説明を考えること
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 取り上げた論文について、授業で議論したこともふまえ、レポートをまとめる。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第15回 概要 全体のふりかえり
授業時間内の学修内容 全体の振り返りをおこなう
キーワード(Key Word(s)) 全体の振り返り(review of all chapters)
事前学修の内容 授業全体で考えたこと、感じたこと、疑問点などをまとめておく。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 全体を振り返ること。
事後学修の時間 30分
自由記述欄

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