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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・共通科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 授業研究の理論と方法
じゅぎょうけんきゅうのりろんとほうほう
Theory and method of Teaching
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EDUC-Prac5103
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 レクチャールーム(教職支援センター)

担当教員 田中 里佳

TANAKA, Rika

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 授業の研究方法論について、技術志向性と解釈志向性の二つの傾向性によって整理する。後者の系譜を質的な研究ととらえ、その哲学を理解し、具体的な方法論を実践的に理解する。具体的には、参加観察、インタビューの方法、またエピソード記述とデータのトライアンギュレーション、問題意識の醸成からデータの収集、データの整理と構成、そして結果としての研究論文の作成方法まで扱う。さらに評価のあり方や質的な研究と量的な研究の関係についても論じる。これらを通じて、実践を研究することへの理解を深め、実践から問いを見出し探究することの意義についても考察する。
学修の目的 授業研究方法としての質的研究を知り、実践を研究することの意義と方法の理解を通じて、自己の問題関心をどのようにして授業研究レベルに高めていくのかを実践的に会得することが目標である。研究的な視点を得ることによって、現職教員学生は、自らのこれまでの授業実践を質的な研究という面から省察し、新しい授業実践をつくりだす展望をもつことができる。また学部新卒学生は、授業観察や実習において、実践を考察する際の観点を明確に設定できるようになり、これからの授業実践をつくりだし改善していくことができる。
テーマ:「質的研究としての授業研究の方法論をきわめよう」
学修の到達目標 ・量的研究方法・質的研究方法、それぞれの特質や課題について、説明することができる。
・リサーチクエスチョンと研究方法の妥当性について、考察することができる。
・自己の学修テーマや長期実習に向けて、実践を研究することについての方法を構想することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業研究の方法論に関する知識理解の深まり(30%)
授業への積極的な参加および授業内課題(35%)
最終レポート(35%)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 秋田喜代美・藤江康彦編著『これからの質的研究法』東京図書、2019年(第3刷は2022年)
参考書 適宜,紹介します。
オフィスアワー 毎週火曜日15:00~16:00 教職支援センター210号室
上記以外にも時間をとることができますので、あらかじめ、メール等で連絡してください。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 課題解決演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 質的研究、量的研究、フィールド、信頼性と妥当性、サンプリング
Key Word(s) qualitative research, quantitative research, fieldresearch, reliability and validity, sampling
学修内容 授業を研究するとは?研究というものを知る
 第1回 授業研究とは:その範囲
 第2回 研究方法の理論1 授業研究の二つの系譜
 第3回 研究方法の理論2 授業研究における質的データの扱い
 第4回 研究方法の理論3 質的データを用いた授業研究と論文の構成
 第5回 研究方法の理論4 質的研究としての授業研究の方法論の到達点と課題
どのようにして解明するのか?研究方法の検討
 第6回 研究方法とその実際1 数量的方法
 第7回 研究方法とその実際2 ディスコース分析
 第8回 研究方法とその実際3 エスノグラフィー
 第9回 研究方法とその実際4 インタビューと「語り」の分析
なにをどのように研究したいのか?自分の研究を考える
 第10回 現代の授業研究1 学習過程
 第11回 現代の授業研究2 授業デザイン
 第12回 現代の授業研究3 学習内容・学習集団
 第13回 現代の授業研究4 学級文化・学校文化
 第14回 現代の授業研究5 学習評価
 第15回 まとめ
事前・事後学修の内容 最終レポートだけではなく、議論、検討したことについての追加レポートや関連レポートも求めることがあります。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:90分/回

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