三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)共通科目
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 先進生命科学
せんしんせいめいかがく
Advanced Life Sciences
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Comn-7091-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
生物資源学研究科で配布する2024年度授業時間割および掲示などにて確認すること.
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 開講教室は掲示やMoodleなどにて確認すること.

担当教員 ○石川 輝,稲垣 穣,田中礼士,柴田敏行,筒井直昭,一色 正,北村真一,淀 太我(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

○ISHIKAWA, Akira, INAGAKI, Minoru, TANAKA, Reiji, SHIBATA, Toshiyuki, TSUTSUI, Naoaki, ISSHIKI, Tadashi, KITAMURA, Shin-ichi, YODO, Taiga

実務経験のある教員 柴田 敏行:盛田株式会社では,品質管理課,マルキンバイオ株式会社では研究開発課にて,それぞれ業務に従事した.前者では,「しょうゆ・つゆ等の格付け検査員」としてJAS規格(日本農林規格)に基づく製品の分析業務,品質管理,適合確認,生産量の管理,文章作成と届け出を担当した.さらにISO9001内部監査員として,監査の業務(文章管理や製造現場の確認)に従事した.排水の分析(BOD,COD,SSなど)や煤煙の管理も行った.後者では,開発IIチームに所属し,医療用診断キットの開発と酵素反応による希少糖製造の技術開発をそれぞれ担当した.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・生命科学分野での先進的な研究を紹介する.
・各自の研究テーマについて専門外の研究者にもその魅力が伝わるようにプレゼンテーションとディスカッションを行う.将来,研究者として独立するには研究費を確保することは必須である.専門外の研究者や社会に対して自らの研究テーマの先進性,独創性、実現性などを魅力的に伝える力を身につける.
・生命科学分野の先端研究とその原理・手法などを学ぶことで,自身の研究を進める上で重要なポイントや新たな着眼点について知ると共に,自身の研究との関連性について考察する.
(育てたい資質や能力)生物資源の生産,利用,保全,開発に貢献できる能力を身につけることを目指す.
(DP,CPとの関連)生物資源学研究科博士後期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚の修得,(2)高度な専門知識・技術の修得,(3)科学的・論理的思考力の修得,(4)国際社会に通じるプレゼンテーション・コミュニケーション能力の修得,(5)独創的な研究力の修得を目指す.
学修の目的 生命科学分野での先進的な研究について理解・説明できるようになる.自身の研究テーマの独創性や先進性について,専門外の研究者や社会に対して解説できるようになる.
学修の到達目標 生命科学研究におけるいくつかのトピックスについて最新の情報を得るとともに,最先端研究手法についても理解し,研究へ応用できるようになる.また,自身の研究テーマについて,最新の情報をもとに他分野の研究者にも魅力的に解説できるようになる.
(知識)先進的研究について学び,高度な専門知識を得る.また,先進的研究の背景や目的,研究動向を理解できるようになる.
(態度)課題レポート,プレゼンテーション,相互ディスカッションなどを通して,先進的研究の内容について理解を深める.
(技能)各自の研究テーマに関連する先端研究について調べ,科学的・論理的思考の展開力を養う.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題やプレゼンテーションへの取り組み(50%),レポート(50%),計100%(60%以上で合格).
(知識)専門知識の修得についてレポートなどで評価.
(態度)プレゼンテーションと相互ディスカッションの内容で評価.
(技能)プレゼンテーションにおける論理展開と,プレゼンテーション資料の内容で評価.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 講義資料は印刷物等として配付する.
参考書 適宜紹介する.
オフィスアワー 集中講義後.質問などはメールでも対応する(連絡先は集中講義中に周知する).
集中講義に関する連絡窓口:石川 輝(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻,637号室)
受講要件 生命科学分野での先進研究を紹介するため,資源生物の生命現象を理解するために必要な基礎的知識を修得していること.
予め履修が望ましい科目 生命科学分野の先進研究を理解するために必要な科目(細胞生物学,分子生物学,生化学,有機化学,分析化学,微生物学,生理学,海洋生物学,魚類学など)
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 酵素反応機構,遷移状態,アナログ,抗体触媒,生成物阻害, ブルーカーボン, バイオリファイナリー, 生理活性物質, 大型藻類, 海洋微生物ハンティング, 分子内分泌学,魚病,河川生態系
Key Word(s) enzyme mechanism, transition state, analog, catalytic antibody, product inhibition, Blue carbon, Biorefinery, Physiologically active agent, macroalgae, Hunting of marine microorganism, molecular endocrinology, fish diseases, river ecosystem
学修内容 1.ガイダンス
2.各自の研究テーマ解説
3.研究費獲得について
4.応用生命化学(1)生物有機化学 酵素反応はなぜ速いのか.酵素の触媒活性の仕組み。糖質分解酵素リゾチームを例として酵素触媒の仕組みを解説する.
5.応用生命化学(2)生物有機化学 酵素反応はなぜ基質特異的か.消化酵素のプロテアーゼ群を例として,酵素の基質認識の仕組みを解説する.
6.応用生命化学(3)生物有機化学 サリンはなぜ猛毒か.酵素がもっともして欲しくないことをする,神経ガスの毒性発現機構を解説する.
7.応用生命化学(4)生物有機化学 オーダーメイドの人工酵素を作ることができるか.抗体を触媒に変える,抗体触媒の理論と触媒の仕組みを解説する.
8.応用生命化学(5)「炭素循環とブルーカーボン」:ブルーカーボンとは「海洋生物によって吸収・固定される炭素」を意味している.ブルーカーボンの果たす役割について,グリーンカーボンと対比しながら解説する.
9.応用生命化学(6)「大型藻類バイオリファイナリー研究の最前線①」:CO2の吸収を経て生長した大型藻類からは,高付加価値を有する生理活性物質を得ることができる.バイオリファイナリーの確立のために必要な大型藻類の養殖,生理活性物質の生産と利用の各技術について解説する.
10.応用生命化学(7)「大型藻類バイオリファイナリー研究の最前線②」:大型藻類由来の多糖類は単糖化することにより,バイオリファイナリーとしての利用が可能になる.これら単糖を微生物処理することにより得られる有用物質の生産と利用について解説する.
11.応用生命化学(8)「海洋微生物ハンティングとビジネスへの応用」:海洋中に生息する細菌の特質を利用し、有用物質を生産する手法や,有体成果物としての海洋細菌について論述する.
12.海洋生物学(1)浅海増殖学に関する最新の研究動向
13.海洋生物学(2)先端養殖管理学(ウイルス性疾病)に関する最新の研究動向
14.海洋生物学(3)先端養殖管理学(細菌性・原虫性疾病)に関する最新の研究動向
15.海洋生物学(4)魚類増殖学に関する最新の研究動向
※上記内容について講義資料,学術論文,専門書などを利用して講義・演習形式で解説する.各回の講義内容を独自にまとめて専門知識の理解を深めると共に,各自の研究テーマとの関連性を考察することで説明力や表現力を身につける.
事前・事後学修の内容 各回における事前・事後学修の内容と学修時間は以下の通り.
1.事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,ガイダンスの内容について確認をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義で紹介のあったガイダンスの内容を整理する.
事後学修の時間:120分
2.事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,受講者の研究テーマの内容について予習をする。その際,わからないところがあれば調べておく.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:発表のあった受講者の研究テーマの内容を整理する。.
事後学修の時間:120分
3.事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,研究費獲得に関する内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:研究費獲得に関する講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
4.応用生命化学(1)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
5.応用生命化学(2)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
6.応用生命化学(3)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
7.応用生命化学(4)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
8.応用生命化学(5)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
9.応用生命化学(6)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
10.応用生命化学(7)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
11.応用生命化学(8)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義の内容を整理する.
事後学修の時間:120分
12.海洋生物学(1)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義内容を復習・整理し,各自の研究テーマとの関連性を考察する.
事後学修の時間:120分
13.海洋生物学(2)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義内容を復習・整理し,各自の研究テーマとの関連性を考察する.
事後学修の時間:120分
14.海洋生物学(3)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義内容を復習・整理し,各自の研究テーマとの関連性を考察する.
事後学修の時間:120分
15.海洋生物学(4)事前学修の内容:Moodleにアップした授業資料をダウンロードし,内容について予習をする.
事前学修の時間:120分
事後学修の内容:講義内容を復習・整理し,各自の研究テーマとの関連性を考察する.
事後学修の時間:120分
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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