三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
選択科目
授業科目名 電気機器工学
でんきききこうがく
Electrical Machinery
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ESYS-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 山村直紀(工学研究科電気電子工学専攻)

YAMAMURA, Naoki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 現在,産業,施設,家庭等において広く利用されている電気機器,すなわち鉄心と導線とからなる回転機と静止機器の中で,電圧を変換する装置である変圧器および電気エネルギーを利用した動力源である直流モータ,誘導モータ,同期モータ,リニアモータに関し,構造,動作原理,等価回路,諸特性および応用例について学習する。
学修の目的 ①身の回りに使われている電気機器の役割を認識できる知識が得られる。
②電力変換の原理,変圧器,直流モータ,誘導モータ,同期モータ,リニアモータの構造,基本特性および特性の算定法を修得し,応用分野についての見識を得る。

★学習・教育目標:「基礎・専門知識」、「自主的継続的学習能力」、「制約下での仕事の推進・統括」に関する能力を向上させる。
学修の到達目標 ①身の回りに使われている電気機器を認識できるようになる。
③電力変換の原理,変圧器,直流モータ,誘導モータ,同期モータ,リニアモータの構造,基本特性および特性の算定法を修得でき,応用分野についての見識が得られる。

★学習・教育目標:「基礎・専門知識」、「自主的継続的学習能力」、「制約下での仕事の推進・統括」に関する能力を向上できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
 基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
学習教育目標との関連(達成度点検シートの重み):
 基礎・専門知識(0.8),自主的継続的学習能力(0.1),制約下での仕事の推進・統括(0.1)
成績評価方法と基準 原則として,小テスト5回の合計点を持って評価を行う。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業は,原則的に教科書に沿って行っている。授業の理解を助け,自然と実力が身に付くように,各セクション終了後に小テストを行い,理解度を確認する。
教科書 インターユニバーシティ 電気機器学 (松井信行編著,オーム社)
参考書 ・エネルギー変換工学 (柴田・三澤著,森北出版)
・電気機械工学 改訂版 (電気学会,オーム社)
オフィスアワー 質問などについては原則授業終了後に受け付けます。それ以外の時間を希望する場合は,予め電子メール等でコンタクトを取り,来室して下さい。
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎電磁気学,電磁気学Ⅰ・Ⅱ,基礎電気回路論Ⅰ・Ⅱ
発展科目 パワーエレクトロニクス,電機制御工学,電気エネルギー工学Ⅰ・Ⅱ,電気電子設計
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 電磁エネルギー変換,直流モータ,変圧器,誘導モータ,同期モータ,リニアモータ
Key Word(s) electro-magnetic energy conversion, DC motor, transformer, induction motor, synchronous mortor, linear motor
学修内容 授業計画は変更する場合があります。
第1回 ガイダンス,電気機器学の学び方:
   (1)電気機器と日常生活 (2)電気機器の役割 (3)電気機器の種類
第2回 電磁エネルギー変換はどのように行われるか(その1):
   (1)コイルのインダクタンス (2)磁気エネルギーとインダクタンス (3)電磁力の発生原理 (4)電気系と機械系のエネルギー変換
第3回 電磁エネルギー変換はどのように行われるか(その2):
   (1)交流モータのコイル (2)交番磁界と回転磁界 (3)回転磁界で回るモータ
第4回 小テスト(1) 直流モータはどんなモータか(その1):
   (1)DCモータの回転原理 (2)DCモータの特性 (3)速度と効率
第5回 直流モータはどんなモータか(その2):
   (1)DCモータの加速・減速 (2)DCモータのエレクトロニクス制御 (3)正/逆転運転
第6回 小テスト(2) 変圧器はどんな働きをするか(その1):
   (1)変圧器の原理 (2)変圧器のインダクタンス (3)変圧器の等価回路 (4)等価回路の回路定数計測
第7回 変圧器はどんな働きをするか(その2):
   (1)変圧器の電圧・電流ベクトル (2)負荷による電圧変動 (3)変圧器の効率 (4)三相結線
第8回 小テスト(3) 誘導モータはどんなモータか(その1):
   (1)誘導モータの回転原理 (2)すべり (3)誘導モータの構造 (4)回転子の誘導起電力 (5)誘導モータの等価回路
第9回 誘導モータはどんなモータか(その2):
   (1)等価回路定数の求め方 (3)誘導モータの特性曲線 (4)郵送モータの始動法と速度制御法 (4)制動方法
第10回 誘導モータはどんなモータか(その3):
   (1)純単相誘導モータの回転磁界 (2)二相誘導モータの回転磁界 (3)単相誘導モータ
第11回 小テスト(4) 同期モータはどんなモータか(その1):
   (1)同期機の回転原理 (2)同期機の分類 (3)同期機の等価回路 (4)同期発電機の出力電圧
第12回 同期モータはどんなモータか(その2):
   (1)負荷角と出力との関係 (2)同期モータのベクトル図 (3)始動法
第13回 同期モータはどんなモータか(その3):
   (1)同期モータの可変速制御法 (2)ブラシレスモータのしくみと制御法 (3)ステッピングモータ
第14回 小テスト(5) リニアモータはどんなモータか:
   (1)リニアモータの種類とそれぞれの原理・特徴 (2)リニアモータの産業・輸送・情報機器等への応用
第15回 授業の復習,まとめ
第16回 総合テスト
事前・事後学修の内容 小テストの実施形態は新型コロナウィルスの感染状況によって変更することがあるので,初回ガイダンスで確認をお願いします。
基本的に教科書に沿って講義を行いますので,予習についてはその週の講義内容に目を通しておいて下さい,復習については,各単元終了後に小テストを行いますので,こまめな行うよう心がけて下さい。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University