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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・成人看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次
集中治療を受ける患者のケアを通して病態アセスメントをし、看護ケアを考えます。講義と臨地での実地体験を組み合わせた構成です。
選択・必修 選択
臨地体験を組み込んでいますので、受講生を10人程度にします。多数の受講希望者がある場合はレポートによる選抜を行います。
授業科目名 クリティカルケア看護
くりてぃかるけあかんご
Critical Care
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-ADLT-2202-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

集中講義期間:

開講時間
講義(6コマ):原則 水曜日 12時~13時30分または16時20分~17時50分 演習(4コマ):原則火曜日または木曜日 12時~13時30分 臨床での見学実習(2日間≒6コマ): 8時30分~14時30分
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 成人看護学実習室(講義,演習),三重大学医学部附属病院スキルズラボ(演習)、三重大学医学部附属病院集中治療部(臨地体験)

担当教員 ○竹内 佐智恵(医学系研究科)、他

○TAKEUCHI Sachie, et al.

実務経験のある教員 科目担当の竹内は大学付属病院での救命救急、集中治療における臨床看護の実務経験をもつ.その他,臨床の専門/認定看護師をゲストスピーカーに迎えた講義を実施する.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 【主題の事項】クリティカル領域の事例をもとに,臨床推論,治療の特殊性を学ぶとともに,学生の知見からケアを考える.そして臨床看護師と共に患者ケアを話しあい,臨床での看護師の知見から新たな学びを得る.
【学部のカリキュラムにおける位置づけ】人体構造学(1前),人体機能学(1前),看護病態学ⅠⅡⅢ(1後、2前),各看護専門科目で習得した知識を活用し,事例について考えながら学びの統合をする.また臨床看護師との交流を踏まえて,自身の目指す看護のキャリア設計のきっかけとする.
【教材】クリティカル領域の事例,既習の科目のテキスト類をもとに学修する.
学修の目的 キャリア選択の一つとしてクリティカルケアに興味関心を持っている人に受講してもらいたいと考えています.
学生の知見における患者理解やケアの工夫と臨床看護師の知見によるアセスメントやケアの配慮を話し合うことにより,自身のキャリア形成の発展のための課題や可能性を見出すきっかけになると思います.
学修の到達目標 【知識】
1. 集中治療を要する疾患を抱えた患者,外傷により病院に搬送される患者の身体状況に関して推論する
2. 生命危機状況にある患者や家族の心理について解釈する
3. 侵襲受けた状況の回復過程の知識を,回復促進,合併症の予防のための対応に応用し,対応例を述べる
【態度】
1. 事例を理解し,ケアを考えることに,メンバーとコミュニケーションをとりながら参加する
2. 自身の考える患者や家族への対応について,自身が何を大切にしようとしているかを表現する
3. クリティカルケア看護を学ぶなかで,自身のキャリア形成における課題を表現する
【技能】
1. 事例を理解するうえで,既習の知識を検索したり関連する情報を収集したりして,系統的に調べる
2. 事例に即したフィジカルアセスメントを実行する
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 グループ演習およびグループ学習(30%)、記録(70%)、、計100%
授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴

PBL

プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 2022,2023年度は未開講でした.
教科書 教科書は特に指定しない.
授業において必要な資料を配布する.
参考書 ネッター解剖学アトラス・ 周手術期の管理/集中治療. 改訂版・周術期輸液の考えかた : 何を・どれだけ・どの速さ・先天性心疾患の周術期看護 : 病態生理からみた. 新版・周手術期看護 = Nursing care in the perioperative period. 第2版
オフィスアワー メールで問い合わせてください。随時面接時間を設定して対応します。
受講要件 受講要件は設けない。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 災害時における医療者の有り様を考える機会として下記の訓練への参加もお勧めしたいと思います.
・附属病院主催の災害時大規模訓練(傷病者役)
・メディカルラリー(傷病者役)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード クリティカルケア、看護、集中治療
Key Word(s) critical care, nursing, intensive care
学修内容 講義:
    クリティカルケア看護の特徴(概念、定義、歴史的変遷など)
    生命危機の状態にある患者の特徴[病態・身体的特徴] 講義
    生命危機の状態にある患者の特徴およびクリティカルケア看護
グループ演習、討議:
    生命危機の状態にある患者についての事例学習
    クリティカルケア看護についてのまとめ,発表 
    ※ 発表は公開とする
臨地体験:
    クリティカルケアを受ける患者への看護実践(2日間)[集中治療室]
    スキルズラボでの演習,臨床講義(1日間)
特別講義:
    クリティカルケアに携わる現役看護師との交流(講演、意見交換)
事前・事後学修の内容 1.moodleに事前学習用の事例を提示します。
2.事例を読み、それに関する関連図を作成して授業に臨んでください。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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