三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部法律経済学科
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 組織論
そしきろん
Business Organization
単位数 2 単位
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 経営組織論
とくしゅこうぎ けいえいそしきろん
Business Organization
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-032
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 岩田 一哲

Ittetsu Iwata

SDGsの目標
連絡事項 受講生多数の場合は、50名を基準に受講生の選抜を行います。なお、2年次、3年次、4年次、過年次の順に受講を許可します。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 現代の人々は、組織とのかかわりを持ち、また、持たざるを得ない。このような個人と組織の関係は、企業に代表される大規模組織になるほど、その編成原理と効率性が重視される。このような課題にこたえるために、経営学の一分野として発展を遂げてきた内容が経営組織論である。この授業では、経営組織の基本的構成原理を検討することによって、経営組織の包括的な原理を理解することをその概要とする。経営組織論は、マクロ組織論とミクロ組織論に分かれ、ミクロ組織論は、組織構成員それぞれの活動や心情をとらえる内容を中心に研究がすすめられ、マクロ組織論は、組織が外部環境に適応するために、環境適応を行ったり、環境を操作したり、あるいは、革新を起こすなどの方法を採るものである。これらの内容を理解し、現在の組織に応用することが本授業の概要のもう一つの部分である。
学修の目的 第一の学修の目的は、経営組織の基本的構成原理を検討することによって、経営組織の包括的な原理を理解することである。その際に、どのような組織の編成原理があるのか、また、組織としての効率性を追求するためには、どのよう組織の形態がありうるのかといった内容を検討することがその目的となる。第二の学修の目的は、経営組織論は、マクロ組織論とミクロ組織論のそれぞれの内容の把握と、ミクロとマクロの関係を検討することである。近年の経営組織論は、ミクロ組織論で主要な役割を担う従業員が、組織を飛び越えて環境に直接作用したり影響を与えることが考えられている。これに対して、組織に適応しきれずその存在をなくしてしまう個人も数多くみられる。このような従業員個人の問題と、これらを取り巻く環境との関係を検討することが第二の目的の重要な視点である。
学修の到達目標 第一の学修の到達目標は、経営組織の基本的構成原理を理解し、経営組織の包括的な原理を理解することである。組織の編成原理や組織の効率性と組織形態の関係を把握し、現代の組織に当てはめる場合にどのような問題が生じるかを理解できる。第二の学修の到達目標は、マクロ組織論とミクロ組織論のそれぞれの内容の把握と、ミクロとマクロの関係の理解である。マクロとミクロの間を飛び越えたり行き来する人々の内容を検討する中で、ミクローマクロの相互作用を理解できるようになるであろう。また、どのような従業員が、組織に適応しきれずその存在をなくしてしまうかについて、現実の従業員の状況との関係で検討することができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末テストによって評価する。期末テストの形式は、第一回オリエンテーションにて提示する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 経営組織に関する歴史的議論と、組織の編成原理を踏まえた内容を講義するように心がける。また、組織と環境の関係を包括的に検討し、その内容についてデータに基づいた視点から捉えることも試みる。
教科書 安藤史江・稲水伸行・西脇暢子・山岡徹『経営組織』中央経済社,2019年。
参考書 鈴木竜太『経営組織論(はじめての経営学)』東洋経済新報社,2018年。
佐久間信夫・小原久美子編著、井上善博他著『現代経営組織要論』創成社, 2017年。
スティーブン P. ロビンス著、高木晴夫訳『組織行動のマネジメントー入門から実践へ-新版』ダイヤモンド社, 2009年。
オフィスアワー 毎週月曜日12:00~13:00
受講要件
予め履修が望ましい科目 経営学に関連する科目を受講している方が望ましいです。
発展科目
その他 本講義は、現代経済コース、企業経営履修プログラムに属します。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18943
キーワード 組織構造、モチベーション、意思決定、組織変革、パラドックス
Key Word(s) Organizational Structure,Motivation,Decision-Making,Organizational Change,Paradox
学修内容 以下の内容の授業を行います。
 第1回:オリエンテーション
 第2回:組織とは何か
 第3回:組織の基礎理論
 第4回:組織構造と組織デザイン
 第5回:組織におけるモチベーション
 第6回:集団力学
 第7回:組織の意思決定
 第8回:組織と環境
 第9回:組織構造のダイナミクス
 第10回:組織間関係
 第11回:組織変革の捉え方
 第12回:組織変革の進め方
 第13回:組織のパラドックス
 第14回:組織の生態学的視点
 第15回:まとめ
事前・事後学修の内容 事前学修としては、経営組織の包括的な理解のために、教科書の内容の把握だけでなく、マクロ組織とミクロ組織の違いやその関係を検討し、その内容を把握できるようにすることが重要である。この前提が理解できなければ、授業内容のより深い内容を理解できない。事後学修としては、授業の最後に考えてもらうことを提示することがあり、この内容を考えてもらう。この内容は現代組織と経営組織論の融合を図るために重要な内容であり、教科書的な理解だけでなく、実際の経営組織の内容まで踏み込んで検討する必要があるため、対象とする組織の内容を調査した後に検討する必要がある。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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